データから明確な構図が見えてくる2試合です。ヴェネツィアでは、ボール支配率とシュート数で圧倒する上位チームがリーグ最少得点の攻撃陣と対戦します。ロッテルダムでは、失点のリスクを抱える守備陣同士がカップ戦で激突し、どちらも無失点で抑える展開はあまり見られません。
ヴェネツィア vs インテル。インテルは1試合平均で約23本のシュートを放ち、ゴール期待値(xG)も3点近くに迫っています。直近のリーグ戦でも3得点、3得点、2得点、3得点と攻撃陣が好調です。一方のヴェネツィアはゴール期待値が約1.6にとどまり、リーグ戦直近8試合でわずか6ゴールしか奪えていません。最近挙げたナポリ戦の勝利も、ボール支配率は29%で、相手を大きく下回る決定機しか作れませんでした。さらにFWアドランテが出場停止(または欠場)でDFコレイアも不在です。インテル側もパヴァール、ストーンズ、ジョーンズといった守備陣が離脱していますが、直近の試合でも不在だったため、現在の数字にはすでにその影響が織り込まれています。インテルがボールを握り、ヴェネツィアが自陣深くに引く展開が予想され、早い時間帯に先制点が生まれればヴェネツィアも前に出ざるを得なくなるでしょう。そのため、私はインテルの点差をつけた勝利を予想します。
スパルタ・ロッテルダム vs シッタート。スパルタは直近10試合すべてで失点しており、1試合あたり平均2.4失点を喫しています。直近10試合で2勝と、本拠地でのネームバリューほど結果が出ていません。シッタートはゴール期待値が約0.9とチャンス自体は少ないものの、直近10試合中8試合で得点を記録しており、カウンターから効率よく仕留めています。一方で1試合あたり18本のシュートを許す脆さもあります。今季のリーグ戦での対戦は1-1、2-2で終わりました。スパルタがボールを保持してシュートを狙い、シッタートがブロックを敷いてカウンターを仕掛ける構図になりそうです。リーグ戦から中2日でのターンオーバー(先発ローテーション)も両チームの守備陣を緩める要因になります。そのため、私は両チーム得点(BTTS)に注目しています。