ボローニャの直線的な縦パスに対し、ハイプレスをかけてウイングバックを押し上げるインテルが立ち向かいます。ニューカッスルのサイドからのプレッシャーに対しては、アストン・ヴィラ (イングランド)が中盤を経由して手数をかけずにジャクソンへボールを運びます。リールは素早くバクワへ当てるパスで仕掛けられる一方、ブレストにはボックス内にクロスを供給しセカンドボールを拾う複数のルートがあります。どの試合も、プレスを受けた後の一本目のパスと、ボックス周辺でのセカンドアクションが勝負の鍵を握ります。
ボローニャはピッコリのポストプレーと、左サイドを駆け上がるカンビアーギを起点にテンポよくボールを前進させています。レッチェ戦ではカンビアーギが2得点を演出したほか、ミランダも次々とクロスを供給しており、この両者がインテルの予想される右サイドのスペースを突いてくるはずです。レッチェ戦に出場したオルソリーニは欠場となりますが、ベルナルデスキとエネムがボールの受け手となり、最終ラインにはテアテが復帰します。インテルもブルッヘ戦を終えてラウタロが不在となるものの、依然としてテュラムとエスポジトを擁しており、継続的なハイプレスから攻め立てることができます。それでもピッコリの落としからインテルが守備ブロックを整える前に背後を突くことが可能であり、コンパクトなホームの守備陣なら最初のクリア後もアウェイチームにビルドアップのやり直しを強いることができるはずです。そのため、ここはボローニャが僅差の勝負に持ち込むと見ています。
ニューカッスルはホールとバーンズを起点に前進し、ニコ・ゴンサレスがラストパスを供給できますが、直近の試合ではサイドからの攻撃回数の多さが決定機に直結していません。対するアストン・ヴィラは、カマラの一本目のパスをジャクソンに預け、競り合いの後にマッギンやマンザンビが絡む展開を得意としており、ジャクソンは直近2試合連続でゴールを決めています。マーツェンとルッジェーリが不在で、ビサカがすでに左SBを務めた実績がある一方、ニューカッスルはエランガを欠いたままです。過密日程となるヴィラにとっては、長い時間のハイプレスよりも、この直線的な縦の連係のほうが重要になってきます。ニューカッスルが前がかりに攻めてくれば、ヴィラは早い段階でジャクソンを見つけてセカンドボールを争うことができるでしょう。そのため、ここはアストン・ヴィラが勝ち点を持ち帰る展開を支持します。
リールのコンパクトなブロックは、ル・アーヴル戦の先制点のように、相手のクロスを跳ね返してすぐさまバクワを走らせるスペースを作ることができます。対するブレストは、両サイドのロコとムボウプ、ライン間を突くドゥンビア、そしてクロスとセカンドボールに合わせるアジョルクと攻め手が多彩です。シャルドネらDF陣3名が引き続き離脱中ですが、アンジェ戦でフル出場したトゥザールとロリスがセンターバックに入り、同じく出場したバルデも起用可能です。リールは上田綺世とサントスを欠く一方、直近の試合を欠場していたムバッペが戻ってきます。ブレストのターゲット陣はクリアボールを拾ってリールに守備を強いることができ、リールも最近の縦パス一本で仕留める攻撃パターンだけではゴール前を支配し続けることができていません。そのため、ここはブレストがしっかりと食らいつくと見ています。