両試合とも、ホームチームは主力を失っても指揮官が築いた攻撃の形を保っています。一方、アウェーチームは得点パターンが限られてきました。パリでは、PSGは前線からのプレスと中盤の飛び出しを担う選手がそろっていますが、リヨンは最近の得点に絡んだ選手の大半を欠いています。ダンマームでは、アル・カーディシーヤ (サウジアラビア)のポゼッションサッカーに対し、アル・サッドの中盤の守備網はルチェスク就任後、力のある相手には毎回突破されています。どちらの試合もアウェーチームにはカウンターで得点する道がありますが、その可能性を支える材料は少なめです。
ルイス・エンリケ監督のPSGは、前線に誰が入っても同じ形で勝ちます。相手のビルドアップにプレスをかけ、ボールを保持し、多くの選手が得点に絡みます。ドゥエ、アクリウシュ、ヴィティーニャ、ファビアン・ルイスはいずれも最近ゴールを決めており、セットプレーも得点源です。デンベレやクヴァラツヘリアを欠いた試合も含め、7連勝中で、チャンスも十分に作っています。
リヨンは守備が堅く、攻撃は主にアテカメの右サイドからのクロスとヌアマの突破に頼っています。この右サイドの攻めは、ヌーノ・メンデスを欠くPSGの再編された左サイドと対峙するため、リヨンにとって最もはっきりした突破口です。ただし、リヨンの他の得点の大半で得点するかアシストしたシュルツ、中村敬斗、オペンダは全員欠場です。コンパクトに守る相手やプレスをかけてくるホームチームに対し、アウェーでの得点力も低調です。
PSGが先制すれば、リヨンは前に出ざるを得ず、PSGは後半に力を発揮してきました。そこで、PSGの勝利を予想します。
ロジャーズ監督のアル・カーディシーヤはポゼッションが安定しており、ライインデルスとアル・ジュワイルからレテギ、キニョネスへつなぎ、1試合あたり約2点の期待得点を生み出しています。アル・サッドにはアフィーフとフィルミーノという危険な攻撃陣がおり、カタールの格下相手にはよく得点します。しかし、強豪相手にはシュート数で大きく上回られてきました。ドゥハイル戦では22本、ヒラル戦では17本のシュートを許し、エステグラル戦では3失点。大陸大会でも強豪との2試合で無得点です。
アル・カーディシーヤは、報じられている欠場者の影響で3バックの層が薄くなっており、前回の試合ではすでにアル・シャハラーニーが代役を務めました。アル・サッドはそこを狙ってカウンターを仕掛けるでしょう。それでもアル・カーディシーヤの中盤とポゼッションの形は保たれていますし、勝ち点がないアル・サッドも守りに徹するわけにはいきません。そこで、ホームのアル・カーディシーヤを予想します。