【2026-27 日本 J2リーグ】北海道コンサドーレ札幌 vs 湘南ベルマーレ 分析プレビュー キックオフ:10月31日 13:00(日本時間)
12位の北海道コンサドーレ札幌と5位の湘南ベルマーレには大きな順位差があります。ただ、この試合では順位よりも、0-0の状況で両チームが何をできるかが重要です。
1. 試合概要と両チームの現状
川井健太監督は、いわきFC戦から北海道コンサドーレ札幌に守備時の5バックを採用させました。その後のリーグ戦5試合は4勝1敗、6得点2失点です。導入前の公式戦5試合で11失点していたことと比べると、守備の結果は変わりました。ただ、直近の3連勝は一方的な試合内容から生まれたものではありません。ブラウブリッツ秋田戦では相手に15本のシュートを打たれ(さきがけ新報、10月17日)、カターレ富山戦ではGKが後半のチャンスを2度防ぐ一方、北海道コンサドーレ札幌の枠内シュート1本が決勝点になりました。守備ブロックの効果とGKの好セーブは分けて考える必要があります。
北海道コンサドーレ札幌は直近3試合すべて、前半を0-0で終えた後に得点しています。カターレ富山戦では、60分に投入された青木亮太のパスをヴィニ・ペイショットが決めました(Jリーグ試合記録、10月25日)。モンテディオ山形戦の2得点は、相手が前に出た後、守備ラインの手前から放ったミドルシュートでした(タグマ、10月21日)。白井陽斗と能勢翔矢の負傷は、現状の選手構成にすでに反映されています。2人の復帰時期は発表されておらず、攻撃では後半にパスを供給する青木亮太の役割が重要になっています。
湘南ベルマーレはリーグ戦8試合無敗ですが、そのうち5試合は引き分けです。アルビレックス新潟戦ではシュート20本、藤枝MYFC戦では17本を記録しながら、どちらも1-1でした。上月壮一郎は、0-0のときは攻撃を必要以上に精緻にしようとする傾向があり、失点後はリスクを取って前に出ると説明しています(フットボールチャンネル、10月29日)。FWの小田と渡辺は、負傷のお知らせ以降、復帰の情報がありません。一方、上月と西野太陽は栃木シティFC戦の後半に、同点弾と決勝点に絡みました。両チームとも前の試合から6日間空いており、3日後には再び試合を控えています。過去の対戦で多くの得点が生まれた結果は、北海道コンサドーレ札幌が現在の5バックを使う前のものなので、今日の展開を説明する材料にはなりにくいでしょう。
2. マッチアップ分析
最初のポイントは、湘南ベルマーレの攻撃と北海道コンサドーレ札幌の守備ラインの攻防です。湘南ベルマーレは敵陣まで押し込んでシュートを多く放ちますが、0-0の状況では攻撃を得点に結びつけるのに苦労してきました。北海道コンサドーレ札幌は相手のシュート自体をなくそうとするのではなく、5人が連動して引き、ペナルティーエリア内の脅威を抑えます。モンテディオ山形の監督も北海道コンサドーレ札幌戦の後、敵陣には入れたものの、脅威となるシュートを作るのは難しかったと話しました(タグマ、10月21日)。湘南ベルマーレが守備ラインの間にパスを通せなければ、ボールを長く保持しても、北海道コンサドーレ札幌が望む0-0の展開が続く可能性があります。
その守備にも弱点はあります。Jリーグ公式プレビューによると、北海道コンサドーレ札幌が5バックを導入してから喫した失点は、すべてセットプレーからでした。湘南ベルマーレには正確な左足のキックを蹴る武田将平がいます。オープンプレーからの侵入を封じられても、CKやFKで優位に立てるということです。湘南ベルマーレが先制すれば、北海道コンサドーレ札幌は守備の人数を減らして前に出る必要があります。5バック導入後、前半をビハインドで終えた唯一の試合では0-1で敗れています。
もう一つのポイントは、後半の交代策と失点後の対応です。北海道コンサドーレ札幌は青木亮太の投入後にパスから得点し、湘南ベルマーレは上月をハーフタイムに投入して栃木シティFC戦の逆転に生かしました。ただし、その逆転は相手が39分に退場者を出した試合でのものです。北海道コンサドーレ札幌が後半半ば以降にリードすれば、湘南ベルマーレは残り時間で守備ラインの間を突くか、セットプレーで追いつく必要があります。反対に、湘南ベルマーレが攻撃の人数を増やしている間は、北海道コンサドーレ札幌がモンテディオ山形戦のように守備ラインの手前から再びシュートを狙う機会を得られます。
3. 最終判断と結論
市場はホームアドバンテージと北海道コンサドーレ札幌の3連勝を反映し、ホームチームをわずかに優勢と見ています。連勝だけでは、その評価を裏付けるのは難しいでしょう。市場の見立てと異なる根拠は、北海道コンサドーレ札幌の今季の得失点成績に、現在の5バックを使う前の試合が含まれていることです。現在の守備方式は、0-0の状況で攻撃を決め切るのに苦労する湘南ベルマーレの傾向と直接かみ合います。湘南ベルマーレがリーグ戦8試合無敗であることも、簡単には負けない根拠ですが、後半に失点すると追いつく時間が少なくなります。
見通しを変える条件は、武田将平のセットプレーが先制点につながることです。その場合、北海道コンサドーレ札幌は守備のやり方を変えて攻める必要があります。そうならなければ、湘南ベルマーレがシュートを重ねても0-0の時間が長く続き、北海道コンサドーレ札幌が後半の交代策から奪った1点を守り切る展開になると見ます。
【最終結論・マーケット別・ベットマン発売基準】 試合結果:ホーム勝利 — 湘南ベルマーレが0-0の状況で5バックの守備ブロックを攻略しきれない傾向と、後半に投入できる攻撃の選択肢が限られることは、北海道コンサドーレ札幌が60分以降に得点する展開に合っています。 ハンデ -1:引き分け — 北海道コンサドーレ札幌の得点は後半半ば以降に1点差で生まれることが多く、湘南ベルマーレは前半にリードを許した試合でも点差が広がっていません。 アンダー 2.5 — 両チームとも前半に得点する形が限られ、得点が後半の特定の時間帯やセットプレーに集中しているため、合計3ゴールに届きにくいでしょう。