[26-27 NBA] ヒューストン・ロケッツ vs オクラホマシティ・サンダー 分析プレビュー 試合開始: 11月1日 09:30(日本時間)
両チームとも、これまでの成績を残してきたメンバーと本日出場可能な顔ぶれとの間にギャップがあります。オクラホマシティ・サンダーの相次ぐ離脱者と同じくらい、ヒューストン・ロケッツの攻撃を組み立てるボールハンドラーが何人残るかが重要になります。
1. 試合概要および両チームの現状
ヒューストン・ロケッツは今季6試合で5勝1敗と好スタートを切り、平均フリースロー試投数28.3本、45.5リバウンドをマークしてインサイドでの2点やセカンドチャンスを確実にものにしてきました。ケビン・デュラント、アーメン・トンプソン、ジャバリ・スミス・ジュニアが得点源となりますが、オフェンスのリンク役を務めてきたアルペラン・シェングンの出場が不透明です。シェングンは背中の痛みにより直近2試合を欠場しました。リード・シェパードも同じ理由で前節を欠場しており、両選手の今日のステータスはメディアによって情報が分かれています(iHeart・Fubo、10月31日)。
シェングン不在の2試合では対照的な結果となりました。ミルウォーキー・バックス戦では相手の前半の3ポイントシュート不調とロケッツのフリースロー得点が噛み合って大勝を収め、フレッド・バンブリートが第3クォーターのオフェンスを牽引しました。一方、ダラス・マーベリックス戦では20本のオフェンスリバウンドを奪いながらも、フィールドゴールが96本中40本にとどまり敗れました。特に第4クォーターを27-40と圧倒され、デュラントとトンプソンが終盤にフリースローを外しました(ラ・ナシオン報道)。イメイ・ウドカHCはその試合後、シュートが入らない日でもディフェンスを徹底すべきだとチームに求めました(ヒューストン・クロニクル、10月31日)。前日の第4クォーターのような失速が繰り返されるかどうかが、この連戦の鍵となります。
スティーブン・アダムズは欠場となり、バンブリートも連戦の疲労管理で本日は休養となる可能性が高いと見られています(Fubo・ヒューストン・クロニクル、10月31日)。マーカス・スマートも出場が不透明です。クリント・カペラが先発を務め、スミス・ジュニアをセンターに回す布陣でインサイドの穴は埋めていますが、シェングンとバンブリートが同時に欠場となれば、ボールを運んでパスから組み立てる負担はトンプソンとデュラントにより重くのしかかります。
オクラホマシティ・サンダーも同様に、直近5試合の平均ディフェンススタッツをそのまま今日のメンバーに当てはめることはできません。チェット・ホルムグレン、ジェイレン・ウィリアムズ、ケイソン・ウォレス、アレックス・カルーソが離脱しており、現在の布陣に最も近かったダラス・マーベリックス戦は96-120で敗れました(NBA公式インジャリーレポート・SI、10月31日・10月29日)。マーク・ダグノーHCも選手たちが新しい役割に適応している最中だと語っています(News 9、10月28日)。ただし、サンダーはその試合から中2日を確保できているのに対し、ロケッツはダラス遠征から戻ったばかりの連戦となります。
2. マッチアップ分析
ヒューストン・ロケッツの最初の課題は、アイザイア・ハルテンシュタインに対してリバウンドの優位性を維持できるかどうかです。ハルテンシュタインは5試合118分の出場で48リバウンド、12アシストをマークしています。シェングンとアダムズが不在となれば、カペラ、スミス・ジュニア、タリ・イーソン、トンプソンがリバウンドを分担することになります。ダラス・マーベリックス戦で奪った20本のオフェンスリバウンドは、この組み合わせでも追加の攻撃権を作り出す力があることを示しています。一方、オクラホマシティ・サンダーは前節のセカンドチャンスポイントで7-18と圧倒されました。この弱点が再び露呈すれば、ロケッツはアウトサイドシュートが不発でもフリースローやペイント内での得点で粘り強くつなぐことができます。
対するオクラホマシティ・サンダーは、シャイ・ギルジェラス-アレクサンダーとアジェイ・ミッチェルが交互にゲームメイクを担うことができます。チーム全体の平均3ポイント成功数は10.0本と少なめですが、フェニックス・サンズ戦ではこの2人が得点を分け合い、2ポイントのフィールドゴールとフリースローで上回って勝利しました。ロケッツがギルジェラス-アレクサンダーのペネトレイトを正面から警戒してくれば、周囲のシュート力が問われます。ミッチェルがボールを運んでプレッシャーを分散できれば、ギルジェラス-アレクサンダーにも再び仕掛けるスペースが生まれます。サンダーがダラス・マーベリックス戦で3ポイントシュート32本中5本しか決められなかったという結果だけで今日のシュート力を決めつけることはできませんが、同試合で見られたトランジションディフェンスの戻りの遅さやリバウンドの課題は修正が必要です(Mavs Moneyball報道)。
勝負の行方は、両チームの主力がベンチに下がる時間帯と第4クォーターにかかっています。ロケッツはバンブリートとシェパードが揃って不在となれば、セカンドユニットでボールを運べるガードが大きく不足します。サンダーもウォレスやカルーソを欠きバックコートの守備に穴があるものの、今季はベンチメンバーが出場時間の約47%を担ってきました。ロケッツがリバウンドから攻撃権を増やしたとしても、オフェンスの組み立てに手間取ればリードを広げるのは難しくなります。サンダーがリバウンドで踏ん張り、ギルジェラス-アレクサンダーとミッチェルに終盤までオフェンスを委ねられるかが対抗策となります。
3. 最終判断および結論
市場のオッズは、オクラホマシティ・サンダーの主力多数の離脱と前節の24点差大敗を大きく織り込んでいます。しかし、勝負の鍵を握るのはロケッツのボールハンドラー事情です。バンブリートの連戦欠場の可能性にシェングンやシェパードの不透明さが重なると、今季の攻撃効率を支えてきたラインナップとは大きく異なります。残されたメンバー同士の比較では、ギルジェラス-アレクサンダーとミッチェルがゲームメイクをシェアできるオクラホマシティ・サンダーの方が、後半の試合運びで優位に立つと見ています。
トータルスコアに関しては、勝敗とは別にオーバー方向を有力視しています。ヒューストン・ロケッツはシェングン欠場の前節でも20本のオフェンスリバウンドを奪っており、フリースローから着実に得点を積み重ねられます。オクラホマシティ・サンダーが競り勝つためにも、ギルジェラス-アレクサンダーとミッチェルによるペイントアタックやフリースローが不可欠です。両チームの3ポイントシュートが大量に決まる展開を想定しなくても、得点を伸ばすルートは十分にあります。ただし、シェングンやバンブリートが出場する場合はロケッツの攻撃の組み立てが保たれるため、勝敗の予想はホーム優勢へと傾きます。
シェングンが欠場しバンブリートも休養という最も可能性の高いシナリオでは、オクラホマシティ・サンダーが第4クォーターで競り勝つと予想します。ロケッツのリバウンドとフリースロー、サンダーの後半のスコアリングが重なり、総得点も市場の想定を上回ると見ています。
[最終結論・項目別・ベットマン発売基準] 勝敗: 敗(ビジター勝利) — 連戦2日目のヒューストン・ロケッツはボール運搬役の欠場が濃厚で、攻撃の組み立てがトンプソンやデュラントに偏る懸念があります。一方、中2日で臨むオクラホマシティ・サンダーはギルジェラス-アレクサンダーとミッチェルを中心に第4クォーターの攻略を優位に進めると見ます。 ハンデ -3.5: 敗(サンダー勝利) — ベンチからのボールハンドラーが減るホーム側には引き離す時間帯が不足しており、第4クォーターの体力面でもビジターに分があります。海外主要ラインの-4よりホームに0.5点甘い設定であっても、結論は変わりません。 オーバーアンダー 219.5: オーバー — ヒューストン・ロケッツのオフェンスリバウンドとフリースローは出場メンバーに関わらず強みとして機能し、オクラホマシティ・サンダーの勝機も得点アップにあります。海外主要ラインの218.5より1点高いライン設定を考慮しても、スコアが伸びる展開が優勢と判断します。