両試合とも、序盤に得点が伸びた後の展開が鍵になります。リガでは、ゼリの外からの得点力に対し、オリンピヤはゴール下の強さで応えます。パリでは、ホームチームのプレッシャーとセカンドチャンスに、複数のボールハンドラーを擁するヴィルトゥスがどう対抗するかが焦点です。どちらも第1クォーターより、守備の修正後にどう対応するかのほうが勝負を読み解く手がかりになりそうです。
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両試合とも、プレッシャーを受けた後に最初に出すクリーンなパスが勝敗の鍵を握ります。ボード・グリムトにはワイドに走れる選手と中央で受ける選手が揃っており、プレス網を脱出したところから一気にペナルティエリア内での決定機へ結びつける力があります。一方のボルシア・ドルトムントは、ボールを奪った直後から素早く攻撃を仕掛けることができます。サルミエント・フニンは前線へのダイレクトなパスでマラベルにつなげられ、CAリーベル・プレートはクロスやそのこぼれ球から分厚い攻撃を続けられます。ここでは単なるポゼッション率以上に、こうした第1・第2局面の質が重要になってきます。
チャンピオンシップでは週半ばに2試合が行われますが、どちらもチャンスを与えがちなチーム同士の対戦に見えます。いずれもボールを持つ側は多くのチャンスを作り、深く守る側やカウンターを狙う側にも決定機が何度か訪れそうです。試合展開を考えると、どちらかが相手を完封するより、両チームが得点する展開が見込めます。
ロフタス・ロードでの一戦は、今季ずっと苦しんできた課題をキューピーアールに突きつけます。深く守り、ボールを持たせてくる相手を崩せるかどうかです。ダービーは離脱者が多く、一見すると大きな痛手ですが、起用する選手は前節にも先発していました。キューピーアールの欠場者は、この試合の鍵となるピッチ中央に集中しています。こうした状況を踏まえると、引き分けが最も自然な結果です。
この試合は、報道の見出しほど一方的な展開にはならないはずです。フェイエノールトに離脱者が続出しているのは確かですが、その大半はベンチメンバーであり、先発陣への影響は限定的です。彼らの最大の武器であるホームでのハイプレスは、まさにカルチョ・コモが今季苦戦しているビルドアップの局面を直撃します。戦力やフィニッシャーの質では紙面上コモが上回るものの、キーンを欠く状況では決定機をゴールに結びつけられない場面が目立っています。
スタイルの相性が、直近の成績以上に重要になりそうな2試合です。フェイエノールトのホームでのプレスは、マンツーマンで圧力を受けると2枚のボランチから組み立てるのが弱点になるカルチョ・コモのポゼッションに、真正面からぶつかります。キャロウ・ロードでは、サウサンプトンのチャンス創出はアウェーでの結果が示すよりずっと良く、ノリッジの負傷者は、もともとチャンスを与えがちな中盤のフィルター役に集中しています。どちらも、成績表だけでは見えない内容があります。
セスク・ファブレガスは、フェイエノールトが攻撃的で主導権を握るサッカーを目指していると話しています。ここ1カ月の5-0、7-0という結果を見れば、そう考えるのも自然です。ただ、相手にボールを持たれたリーグ戦のAZ戦では、フェイエノールトはポゼッション43%ながら2-0で勝ち、シュート数も15対12で上回りました。一方、コモの直近の試合はローマと0-0。ボール支配率66%、シュート19本を記録し、53分から数的優位に立ったのに得点はありませんでした。この試合でボールを持たない展開に慣れているのはどちらか、そこに注目したいです。予想される側とは違うかもしれません。
リヴァプールは次戦に向けてオーストリアへ向かいますが、攻撃を組み立てる力と決定力を大きく欠く状況です。ドミニク・ソボスライ、コーディ・ガクポ、アレクサンデル・イサクの欠場が確定し、トランジションの形を大きく変えざるを得ません。ラスクは国内リーグで敗れた直後ですが、ワタル・エンドウとソボスライを欠くリヴァプールの中盤は、いつものプレス強度やリズムを保てないでしょう。ラスクは中盤を飛ばして攻めるのか、それとも前からプレスをかけて、急造の連係を試すのかが焦点です。
フェイエノールト対カルチョ・コモでは、コモが長い時間ボールを保持した後のスペースに注目しています。フェイエノールトはAZにボール保持率で下回りながらも、記録上はより質の高いチャンスを作って勝利しました。一方、コモはローマ戦で大半の時間ボールを持ちましたが、ゴールには結びつけられませんでした。ここでコモがボールを保持するなら、フェイエノールトは奪った場所からすぐに攻撃へ移れるかが鍵です。コモにとっては、ボールを失う前に相手を動かし、保持を攻撃につなげることが課題になります。
メルボルン・ビクトリー対ソウルは前半を終えて同点でしたが、最終的には3-0で決着しました。スコアの数字だけでなく、後半の内容を詳しく掘り下げる価値がありそうです。メルボルンは計22本のシュートを放ったものの、そのうち13本がブロックされました。クリーンな決定機を連発したというよりは、相手エリア内に押し込みつつも守備の壁に阻まれ続けた展開だった印象です。先制点で試合の状況が変わり、続く2点目は途中出場の選手が決めています。実際に観戦した方に伺いたいのですが、メルボルンが新たな崩しのルートを見つけたのか、それともプレッシャーをかけ続けたことが最後に実を結んだのか、どちらだったでしょうか。
この対戦の鍵を握るのは、先頭打者の出塁と継投のタイミングです。福岡ソフトバンクホークスは近藤の出塁力に栗原や正木の長打力を絡める一方、北海道日本ハムファイターズは右のクリーンアップと機動力を活かした多彩な攻めを展開します。両先発は過去の対戦でも、ロースコアの接戦に持ち込めることもあれば、序盤に長打で試合を動かされることもあると示してきました。