両試合とも、プレッシャーを受けた後に最初に出すクリーンなパスが勝敗の鍵を握ります。ボード・グリムトにはワイドに走れる選手と中央で受ける選手が揃っており、プレス網を脱出したところから一気にペナルティエリア内での決定機へ結びつける力があります。一方のボルシア・ドルトムントは、ボールを奪った直後から素早く攻撃を仕掛けることができます。サルミエント・フニンは前線へのダイレクトなパスでマラベルにつなげられ、CAリーベル・プレートはクロスやそのこぼれ球から分厚い攻撃を続けられます。ここでは単なるポゼッション率以上に、こうした第1・第2局面の質が重要になってきます。
ボード・グリムトはパトリック・ベルを経由して組み立て、サイドではハウゲとビョルカン、あるいはブロムベルグとシェーヴォルのコンビを活用します。先日はブロムベルグがボックス内のブリュンヒルセンをとらえ、アウクレンのパスからヘルメルセンが中央で決定機を迎えました。ドルトムントはバイアーとギラシが最初のボール奪還で激しく競り合ってくるものの、ベルの配球とボード・グリムトのワイドな攻撃展開があれば、ホームチームにはエリアへ侵入するルートがいくつもあります。
ドルトムントのシュロッターベックは前回のリーグ戦に出場したものの、今回の遠征メンバーからは外れており、最初のプレス部隊の背後を支える守備陣の顔ぶれが変わります。ボード・グリムトもビョルトゥフトが出場停止のためセンターバックのコンビが変わりますが、ベル、ハウゲ、ブロムベルグ、そしてボックス内で受ける選手たちはいずれも直近の試合でプレー時間を確保しています。ボード・グリムトはホームでサイドの逃げ場を見つけつつ、二次攻撃につなげていくと見ています。そのため、ここではボード・グリムトが無敗で切り抜ける展開を予想します。
サルミエントのダイレクトなサッカーは、リーベルにとっても前回の相手とは異なる試練となるはずです。アジャラがレンテリアやマラベルへ向けて攻撃の口火を切り、逆サイドからはマビージャが仕掛け、ベンチのエレーラもさらなる飛び出しを見せられます。リーベルにはモンティエル、アクーニャ、コレアといった確かな供給役が揃っていますが、サルミエントはボール保持率で大きく劣る展開でも、ホームではボックス内でのチャンスを作り出してきました。
直近のプレビューでも、アルドシビ戦に出場した後に退いたレンテリアが再びメンバーに名を連ねており、マビージャ、マラベル、エレーラもそろって前線の連係に貢献しています。リーベルは途中出場を果たしたアルマダがより長い時間プレーする可能性があり、ライン間でパスを受けられる選手が加わります。リーベルが敵陣で押し込む時間帯を作る一方、サルミエントも最初のダイレクトパスやサイドバックの背後のスペースを突いて対抗すると見ています。そのため、サルミエントが接戦に持ち込む展開を予想します。