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ポゼッションの役割がぶつからず、かみ合う2つのリーガMXの試合。ただ、そこから生まれる展開は大きく異なります。トレオンでは、ホームでボールを持つサントス・ラグナが、深く構えて相手を待つケレタロを迎えます。試合はロースコアのまま進み、後半半ばを過ぎてから決着がつく展開が見込めます。レオンでは、攻撃の手数を武器とするクラブ・アメリカに、ボールを持たずに戦うことも苦にせず、アメリカが空けたスペースを突くホームチームがぶつかります。こちらは両チームにチャンスが生まれそうです。
チーバス・グアダラハラはボールを長く保持できますが、決定機の質まで高められているわけではありません。ティグレスには、ブルネッタの持ち運びや中盤の背後での連係という別の脅威があります。チーバスの前線の連係と、前がかりになった陣形の背後に生まれるスペースが、中央の見どころです。
ファジアーノ岡山とヴィッセル神戸は、どちらも最初のパスをボックス内へ入れるルートを持っています。岡山はセンターフォワードに直接当ててから両ウイングを使えますし、神戸はその出口にプレスをかけ、大外から大迫勇也へボールを供給できます。この試合ではクリアとセカンドボールが大きなポイントです。両チームとも、それを次のクロスにつなげてきました。
順位表で見る以上に実力が接近した2チームによる、ロースコアで引き締まった展開が予想されます。ホームチームの現在の順位は試合の支配力というより決定力に支えられており、対するアウェイチームは実績あるスコアラーを前線に擁する鋭いカウンター型のチームです。序盤は慎重な立ち上がりとなり、終盤の1、2回の決定機で勝敗が決する可能性が最も高いと見ています。