ネーションズリーグの2試合では、結果とチャンスの数が違う景色を見せています。スコットランドはアダムス、シャンクランド、マクトミネイを欠いた直近2試合のアウェー戦で、スロベニアと北マケドニアを大きく上回るチャンスを作りました。リュブリャナでの0-0は、チャンス不足ではなく決定力とGKの活躍によるものです。ルクセンブルクは出場停止や負傷者を考えると、オッズが示すほど戦力が厚くありません。同じ相手との対戦では、ブルガリアのほうが内容で上回っていました。
まずはスコットランドです。スロベニア戦ではシュート数が17対4、xGも約2.16対0.47と大きく上回りました。ウレはポストを叩き、オブラクはマクバーニーとの1対1を防ぎ、終盤にはボウイが決定機を逃しました。続くスコピエでの試合は、シュート数が24対6、枠内シュートが9対0で、スコットランドが2-0で勝利。どちらの試合も同じ前線の選手たちを欠いていたため、負傷者の影響はすでにこのサンプルに含まれています。スロベニアは初戦でシュート4本にとどまり、シュシュコ、プレレツ、ザレテルも欠場します。この秋、スコットランドが苦戦したのはホームでスイスに敗れた試合だけで、相手は格上でした。
ルクセンブルク対ブルガリアは、もう少し慎重に見たいところです。ルクセンブルクがプロブディフで2-1と勝った試合は、xGでは互角でした。2得点はいずれも、守備に当たったボールとCKでのGKのミスから生まれたもので、流れの中からの得点ではありません。スタッツが確認できる直近8試合の平均xGは約0.5で、そのうちホームでは直近4試合連続で無得点です。CBのマフムトビッチとMFのバレイロは出場停止、シナニとヤンスは負傷で欠場します。
共通の対戦相手を見ても、同じ傾向がうかがえます。エストニアはルクセンブルクにアウェーで1-0と勝ちましたが、ブルガリア戦では0-0に終わり、シュート数も17対6で下回りました。両チームともアイスランドには0-3で敗れています。ブルガリアはエストニア戦後に暫定監督を迎え、チームの形もまだ定まっていません。ここで見ているのはチームの強さではなく、試合の形とチャンスの作り方です。力の拮抗した弱いチーム同士で得点は少なそうですし、ホームチームの得点パターンを支える主力も欠いています。
この2試合を1つのベットスリップにまとめたのはそのためです。どちらも、前回のスコアよりチャンスの構造を重視するという同じ見立てに基づいています。