パチューカはホームのネカクサ戦で3.24 xGを許しながらも3-3で引き分けに持ち込みましたが、その一方でリーグ戦のアウェイ6試合ではわずか3失点しか喫していません。この極端な内訳こそ、今回のモンテレイ戦に向けて頭に入れておくべきポイントです。「パチューカの守備は脆いのか?」という問いへの答えは、試合会場によってまるで異なるからです。より本質的な論点は、シュート数は多くても決定機をあまり作れない傾向にあるモンテレイが、サイドバックの陣容が変わったアウェイ仕様のパチューカを攻略できるかどうかでしょう。
まずはパチューカから見ていきます。順位表上の数字では、ホーム戦が5試合で0勝11失点なのに対し、アウェイ戦は3勝1分2敗で9得点3失点となっています。地元紙のクリテリオ・イダルゴによると、ベンハミン・モラ監督の下で獲得したアペルトゥーラの13ポイントのうち、実に10ポイントがアウェイで記録されたものです。ネカクサ戦ではボール支配率61%、シュート18本を放ちながらもわずか1.11 xGにとどまったのに対し、アウェイチームのネカクサには16本のシュートから3.24 xGを作られ、前半のアディショナルタイムにバウエルマンが得点し、終盤にロンドンが2ゴールを追加するまでは2点を追う展開でした。今節に向けては、スポーツ・イラストレイテッド誌によると、左サイドバックのフランシスコ・ベネガスがイエローカード5枚の累積で出場停止となり、逆サイドにはカルロス・サンチェスが復帰する見込みです。
一方のモンテレイの直近の試合ぶりを見ると、手数は多いものの決め手に欠ける印象を受けます。ホームのティグレス戦では18本のシュートを放って1.10 xGを記録したものの0-0。アトランテ戦では17本のシュートで1.10 xGにとどまり2-4で敗戦、逆にアトランテは14本のシュートから1.86 xGを生み出しました。アウェイのアメリカ戦でもシュート7本で0.38 xGにとどまり1-1の引き分けに終わっていますが、同誌によるとクラブ側はコロナへのPKが見逃されたと主張しています。さらにモラ監督にとってもこの地は相性が悪く、同紙によればアトラスやケレタロを率いていた時代を含めてモンテレイ相手に4連敗中とのことです。ただしパチューカ自身は、敵地エスタディオBBVAでの直近3試合でいずれも勝利を収めています。
したがって注目したいのは、どちらが普段のやり方を変えざるを得なくなるかという点です。モンテレイがそのシュート数を先制点へと結びつけられれば、パチューカは急造の左サイドを抱えたまま追いかける展開を強いられます。もし先制できなければ、アウェイに強いパチューカがじっくりと構え、ロンドンの決定機を待つ展開になることが予想されます。皆さんはどちらのパチューカの姿が見られると思いますか?