今回取り上げる2試合は、いずれも直前の試合が大差での決着となりましたが、その数字ほど実力差があるわけではありません。KCCはKBL開幕戦で35点差の大敗を喫しましたが、主な要因は主力のガード2人が3ポイントシュートを全く決められなかったことです。一方のサムスンも斗山に0-12で完敗したものの、予告先発が試合直前に急遽登板回避となったアクシデントによるものでした。どちらも大敗を招いた直接的な要因は今回の試合では解消されており、それこそが今回の予想の根拠となっています。
KCCはLGとの開幕戦で、軽傷から復帰したばかりのホ・ウンとホ・フンが2人合わせて3ポイントシュートを11本放ち、成功ゼロ(0/11)に終わりました。それでもショーン・ロングが13得点15リバウンドを記録し、ルイ・キングも18得点を挙げています。ボックススコアが残る直近の試合でKCCは約39%の3ポイントシュート成功率をマークしており、開幕戦のシュート不調は一時的なものと見ていいでしょう。
モービス・フェニックスも敵地の正官庄戦でゲイジ・プリムが33得点を挙げたものの、85-88で開幕戦を落としました。両チームの過去20回の対戦成績は10勝10敗と五分の星となっており、モービスは直近20試合で相手を大差で圧倒するような勝ち方はめったにしていません。感情のこもるホーム開幕戦となる蔚山(ウルサン)での一戦は、激しいぶつかり合いの接戦になると予想しています。
大邱(テグ)で行われた試合では、サムスンはクリス・ペダックが背中の張りを訴えて急遽登板を回避し、代役に立った左腕のイ・スンヒョンが4イニングで5失点・3被本塁打を浴びて0-12の完敗を喫しました。しかし、サムスンはその試合の前まで、カード初戦で斗山に6-4で勝利した試合を含めて6連勝を飾っていました。
今回のサムスンは、今季ここまで9勝1敗、防御率3.09、さらに以前の斗山戦で7回無失点の好投を見せているアリエル・フラドが先発マウンドに上がります。対する斗山の先発は、サムスン戦4試合で防御率4.13のザック・ローグです。KTのマジックナンバーが2に迫る中、サムスンにとってこれ以上の敗戦は許されませんが、この大一番でチーム最高のエースを立てられるのは心強い材料です。