今節はリーグ屈指の堅守を誇るチーム同士の対戦です。どちらも組織された守備を敷く相手には攻撃が沈黙する傾向があり、大差での勝利はいずれも格下や退場者を出した相手から奪ったものでした。同レベルのブロック守備に対しては、両チームともポゼッションを得点に結びつけるのに苦労しています。試合の構図を見ても、質の高いチャンスが少ないロースコアの展開が予想されます。
町田は激しいプレスと縦に速い攻撃、そしてセットプレーを武器に戦います。直近10試合でわずか2失点しか喫していませんが、神戸やガンバ大阪相手にスコアレスドローに終わるなど、上位陣を相手にすると攻撃が停滞しています。5得点や3得点を挙げた大勝も、退場者を出した清水や福岡が相手でした。
一方のサンフレッチェ広島は、いつも通りボールを保持しながら鈴木章斗の裏への抜け出しや両サイドからのクロスで攻める展開になるでしょう。広島の連続得点も京都や清水、10人になった水戸相手に記録したものです。長崎戦のように深く組織されたブロックと対峙した際には、75%近くボールを支配しながら枠内シュートはわずか2本に抑え込まれました。
注目は、1週間で3試合目となる町田の3バックに対して鈴木章斗がどう裏を狙うかという点です。もう一つは、ベテランのセンターバック陣を欠く広島守備陣に対する町田のセットプレーですが、広島の最近の無失点試合はすでに彼ら抜きで達成されています。
町田の指揮官は「泥臭くても勝ち点3を取りにいく」という趣旨のコメントを残しており、ホームの町田はコンパクトでリスクを冒さないゲームプランを選択するはずです。両クラブとも優勝を目標に掲げており、直接対決では引き分け以上に敗戦のダメージが大きくなります。
最初の60分間はセットプレーや背後への一発の抜け出しで勝負が決まるような慎重な展開が続き、終盤にベンチメンバーが活性化させると見ています。そのため、今回はロースコアの展開を支持します。