初戦の対戦でギリシャが見せたように、ドイツはボールを支配できても中央をきれいに崩す決定機を作れませんでした。決勝ゴールこそディフレクションによるものでしたが、ギリシャのコンパクトな守備とそこからの素早いカウンターは本物でした。ホームで戦う今回も同様の展開が予想され、ドイツの前節の結果が示すほど一方的な内容にはならないはずです。今回のベットスリップの根拠もまさにそこにあります。
その前回の対戦で、ドイツは支配率76%、シュート16本を記録しながら、ゴール期待値(xG)は1.27にとどまりました。ギリシャは中央をしっかりと締め、前に出られるチャンスを見逃さずに反撃しました。オランダ戦でも異なる形からリードを奪っており、ロングパス一本でフォティス・ヨアニディスが抜け出して奪ったゴールや、相手のルーズパスにプレッシャーをかけて奪ったゴールなど多彩な攻めを見せています。
オランダ戦ではクリストス・ツォリスが早い時間帯に負傷交代したものの、代わって入ったヨルゴス・マスラスがギリシャの2ゴール両方に絡む活躍を見せました。一方、セルビア戦でのドイツの攻撃はシュート32本と圧倒的で、セルビアにわずか1本のシュートしか許しませんでした。しかし、ギリシャはすでにドイツのビルドアップに対してそれとは異なる厄介な難題を突きつけています。