【26-27 NBA】ニューヨーク・ニックス vs ブルックリン・ネッツ 分析プレビュー 試合開始:11月3日 09:30(日本時間)
ニューヨーク・ニックスは対戦相手に14連勝中で、両チームの日程にも差があります。ただ、今季のニックスは大差で勝つより、守備を修正して接戦をものにする試合が多く、ネッツも先発の組み合わせを変えながら攻め方を探っています。
1. 試合概要と両チームの現状
ニューヨーク・ニックスはジェイレン・ブランソンのボール運びとピック&ロール、カール・アンソニー・タウンズのインサイド攻撃を軸に得点します。リバウンドは1試合平均47.7本で相手を上回っていますが、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦ではリバウンドで45対39と優勢だった一方、フィールドゴール86本中35本しか決められず敗れました。セカンドチャンスを得る力と、それを得点につなげる力には差があります(データセンター)。6試合すべてが14点差以内だった理由は、リバウンドの優位だけでは説明できません。
マイク・ブラウン監督は試合中に守備や選手の組み合わせを変えてきました。デトロイト・ピストンズ戦では第1クォーターに38失点した後、スクリーンへの対応と外の守り方を修正し、第2・第3クォーターの合計失点を25点に抑えました(NBCスポーツ、10月28日)。シカゴ・ブルズ戦ではミカル・ブリッジズに代えてタイラー・コレック、ジョーダン・クラークソン、ランドリー・シャメットを起用し、第4クォーターを終えました(クラッチポインツ、現地10月29日)。左足首を負傷したホセ・アルバラードは出場が不透明ですが、コレックはアルバラードが欠場した4試合で25アシスト、ターンオーバー2回を記録しています(SNY)。
ブルックリン・ネッツはジュリアス・ランドルに守備が集まった際、ノラン・トラオレとデイロン・シャープのピック&ロールを使います。トラオレも、相手がランドルをダブルチームすることを攻撃に生かしていると話しました(クラッチポインツ、現地11月2日)。ただし、ターンオーバーは1試合平均18.8回。デトロイト・ピストンズ戦では24回のターンオーバーを犯し、相手に速攻から27得点を許しました(CBSニュース、10月31日)。インディアナ・ペイサーズ戦で今季初勝利を挙げましたが、ジュリアス・ランドルを37分、マイケル・ポーター・ジュニアを36分起用した後、移動を挟んで再び試合に臨みます(APプレビュー、現地11月2日)。エゴール・デミンの欠場は決定。出場時間に制限のあるマイケル・ブラウン・ジュニアは、最終発表を待つ状況です。
2. マッチアップ分析
最初の焦点は、ランドルの攻撃に対してニックスがどれだけ守備を集中させるかです。ニックスにはOG・アヌノビー、ブリッジズ、ジョシュ・ハートがいて、ランドルを1対1で守らせる選択ができます。それが機能すれば、ランドルへのダブルチームから外へパスを出すネッツの攻め筋を減らせます。ネッツはトラオレとシャープのピック&ロールで攻撃を続けられますが、その場合はタウンズがゴール下でどう対応するかが重要になります。反対に、ニックスがランドルにヘルプを出せば、ポーター・ジュニアに外からシュートを打つ機会が生まれます。トラオレのコメントとブラウン監督の守備修正の実績を踏まえると、ニックスがどの守り方を選ぶかが、ネッツの第1クォーターの攻め筋を左右します(クラッチポインツ、現地11月2日・NBCスポーツ、10月28日)。
2つ目の焦点は、ターンオーバーが実際に得点差につながるかです。ニックスも1試合平均15.0回のターンオーバーを犯すため、ボールを失う回数だけでは優位を判断できません(データセンター)。差が出るのは、その後の対応です。ニックスはデトロイト・ピストンズ戦で守備を整えてから走り、第3クォーターに11対0のランを作りました。同じ相手に対し、ネッツは第3クォーターのターンオーバーから0対12とされました。ネッツが序盤にランドルの攻撃でリードしても、中盤の2クォーターでボールを守れなければ、ニックスが最も得意とする形で追い上げを許すことになります。
ネッツには、点差を縮められるベンチの得点力があります。モリツ・バグナーは出場110分で71得点を挙げ、ブラウン・ジュニアが出場すれば、限られた時間でも終盤の外角シュートを任せられます。ニックスがリードしても、ネッツのベンチとランドルのフリースローを抑え続けなければ、大差にはなりにくいでしょう。この時間帯を見通すうえでは、ブラウン・ジュニアの出場可否が残る変数です。
3. 最終判断と結論
ニックスがランドルを1対1で守り、第2・第3クォーターにネッツのターンオーバーを速攻得点に変えて勝つ可能性が高いと見ます。2桁点差もありえますが、ニックスはリバウンドの優位を毎回効率のよい得点に結びつけられておらず、ネッツにはベンチの得点力とランドルのフリースローがあります。両チームともハーフコートの攻撃を仕上げきれない場面があるため、合計得点も伸びにくい試合と見ます(データセンター)。
市場は、対戦相手に14連勝中で、移動を伴う連戦に臨むネッツの状況から、ニックスの大差勝ちを重く見ています。勝敗の方向は同じですが、点差は市場の見立てより小さいと見ます。ネッツは中盤のクォーターで押されても、ベンチから得点を補う手段があるためです。ブラウン・ジュニアが欠場すれば、その時間帯の得点や第4クォーターの外角シュートの選択肢が減り、点差がさらに開く可能性があります。出場可否は最終発表を待つ状況です(クラッチポインツ、現地11月1日・APプレビュー、現地11月2日)。
【最終結論・マーケット別・ベットマン発売ライン】 勝敗:勝ち — ランドルをダブルチームなしで1対1で守れるフォワードが3人おり、試合中の守備修正によってネッツのターンオーバーを速攻得点に変える第2・第3クォーターの展開が、このマッチアップでは起こりうると見ます。 ハンデ -14.5:負け — ネッツはベンチの出場時間が約46%を占め(バグナーは110分で71得点)、ランドルのフリースローもあり、ベンチ出場中と第4クォーターの得点を保てます。一方、ニックスはリング周辺での決定力に課題があり(相手のブロックは1試合平均7.0本、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦ではフィールドゴール86本中35本成功)、セカンドチャンスを得点に変えられず、点差は2桁にとどまります。 アンダー 222.5:アンダー — ニックスがランドルをダブルチームなしで守ってネッツの外へのパスを断ち、自身もハーフコートでの決定力が低いため、得点は速攻とセカンドチャンスに偏ります。国内のラインは海外市場の中心値より1点高く設定されています。