【26-27 オーストラリアAリーグ】メルボルン・ビクトリー vs セントラルコースト・マリナーズ 分析プレビュー キックオフ:11月1日 13:00(日本時間)
メルボルン・ビクトリーはホームで今季リーグ初勝利を狙います。勝負の鍵は、セントラルコースト・マリナーズの後半の失点記録よりも、メルボルン・ビクトリーがどれだけ多彩な形で攻撃機会を作れるかにあります。
1. 試合概要と両チームの状況
ジョヴァンニ・サヴァレーセ監督が就任したメルボルン・ビクトリーは、今季リーグ戦2試合で1分1敗です。オーストラリア・カップでは5試合無失点でしたが、そのうち3試合は0-0でした。守備組織に比べて得点パターンが限られているという見方は、リーグ戦でも当てはまります。Aリーグ公式サイトは10月28日、両サイドバックが外側で十分な幅を作れておらず、攻撃がチャールズ・ンドカに集中していると分析しました。リーグ戦の2得点はいずれもンドカが得点またはアシストに絡んでいます。メルボルン・シティ戦では、ジョルディ・バラドンのロングパスを受けたンドカがキーガン・ジェラチッチにつなぎ、先制点を演出しました。
直近の公式戦3試合(リーグ戦2試合、AFCチャンピオンズリーグ2・1試合)では、前半に2得点1失点、後半は無得点で4失点でした。ギジェルモ・マイは、後半の守備の形と最後の攻撃判断を改善する必要があると話しています(メルボルン・ビクトリー、10月30日)。ただ、その直前のFCソウル戦では後半だけで3得点を挙げました。最近の後半の記録を固定的な弱点と見ることはできません。主力級のサイドバック、ジョシュア・インセッラは数週間離脱しますが、もともとサイドで幅を作る役割は限られていました。代役が外側から攻撃を支えられるかは、先発の顔ぶれ次第です。主将のジェイソン・デイヴィッドソンとマイはバンドン遠征に帯同せず、この試合に備えました。ルイス・ダリーゴも復帰します(メルボルン・ビクトリー、10月30日)。
ジョン・ハッチンソン監督率いるセントラルコースト・マリナーズは、リーグ戦2試合で1分1敗です。ウェリントン・フェニックス戦では4-1-4-1で臨み、ボール支配率57.6%を記録しましたが、シュートは6本、期待得点は0.64にとどまりました(データセンター)。クラブもラストパスとフィニッシュを課題に挙げています(セントラルコースト・マリナーズ、10月27日)。リーグ戦の2得点はいずれもニューカッスル・ジェッツ戦のPKで、4失点はすべて後半でした。負傷離脱中のトレント・セインズベリーは今季出場記録がなく、直近の先発メンバーへの影響は小さいです(Aリーグ公式サイト、10月29日)。マリナーズは7日間休養しましたが、メルボルン・ビクトリーもバンドン遠征で主力の一部の出場時間を調整しました。昨季の直接対決でメルボルン・ビクトリーが4-1で勝った試合は、両チームとも監督交代前の結果です。
2. マッチアップ分析
最初の注目点は、ンドカがボールを受ける中央のエリアと、クリス・ドネルが率いる守備陣の前です。バラドンが前線へパスを送り、ジェラチッチが内側に入れば、マリナーズの4-1-4-1で2列目が前に出た後、メルボルン・ビクトリーはドネルの両脇を突けます。マリナーズが2列目を下げてその間隔を狭めれば、メルボルン・ビクトリーはよりサイド攻撃に頼ることになります。メルボルン・シティ戦の終盤にはクロスとコーナーキックを繰り返しましたが、追加点は奪えませんでした。マリナーズがボールを保持した後に失った際、2列目がどれだけ早く守備位置に戻るかが重要です。
サイドのクラリスマリオをいつ投入するかも、この勝負を左右する可能性があります。Aリーグ公式サイトは10月28日、彼をメルボルン・ビクトリーのサイドの幅不足を改善する選手として挙げました。彼はバンドン遠征で先発し、75分間プレーしてポストに当たるシュートも放ちました(AP通信、10月29日)。彼が外側に張れば、マリナーズのサイドバックは中央の守備を助けにくくなります。反対に後半からの投入なら、メルボルン・ビクトリーはしばらくンドカとジェラチッチの中央での連係に頼ることになります。
もう一つのポイントは、後半に生まれる守備陣の背後のスペースと、ペナルティーエリア内で続く攻撃です。マリナーズはウェリントン戦で、ディーゼル・ヘリントンのロングパスを受けたオリ・ラヴェイルがゴールライン際まで攻め込みました。メルボルン・ビクトリーがリードを許して守備陣を押し上げれば、こうしたパスの影響は大きくなりそうです。一方、マリナーズはウェリントン戦の55分と57分に、GKアンドリュー・レッドメインが最初のシュートを止めた後の攻撃から失点しました。メルボルン・ビクトリーがクロスやコーナーキックの後にセカンドボールを回収できれば、マリナーズの守備を続けて試せます。ハッチンソン監督は直近のリーグ戦2試合とも後半序盤に選手交代を行いました。両チームの後半の対応がぶつかる時間帯です。
3. 最終判断と結論
勝利はメルボルン・ビクトリーと予想します。マリナーズはボールを長く保持しても、リーグ戦ではまだ流れの中から得点できておらず、ニューカッスル・ジェッツ戦では2度リードしながら勝ち切れませんでした。メルボルン・ビクトリーはバンドン遠征で選手を分けて起用し、デイヴィッドソンとマイをこのホームゲームに向けて準備させました(メルボルン・ビクトリー、10月30日)。
市場はホームゲームであること、昨季の直接対決の結果、マリナーズの後半の失点を踏まえ、メルボルン・ビクトリーが明確に優位と評価しています。勝敗の方向性には同意しますが、大差にはならないと見ています。ンドカに集中した攻撃は、マリナーズが中央の間隔を狭めれば抑えられる可能性があり、メルボルン・ビクトリーは直近の公式戦3試合で後半に得点できていません。メルボルン・ビクトリーが勝つとしても1点差で、両チームの合計得点も伸びない試合になると見ます。クラリスマリオが先発してサイド攻撃を増やせば、点差が広がる可能性は高まります。
【最終結論・マーケット別・ベットマン発売基準】 勝敗:勝 — セントラルコースト・マリナーズのリーグ戦での得点はPKによる2点だけで、流れの中から得点できていないため、引き分けや逆転に持ち込む道筋は限られます。メルボルン・ビクトリーはバンドン遠征に帯同しなかったデイヴィッドソンとマイを起用してホームゲームに臨みます。 ハンデ -1:引き分け — 攻撃がンドカに集中し、直近の公式戦3試合では後半無得点でした。さらに次のアジア大会のホームゲームも控えており、後半の交代が遅れる可能性もあります。マリナーズの後半の弱さを2点差の勝利につなげるのは難しそうです。 オーバー/アンダー 3.5:アンダー — ベットマンのラインは海外市場の中心値より1点高く、3得点までならアンダーです。マリナーズの得点手段はPKやロングパスに限られ、メルボルン・ビクトリーもリーグ戦では各試合1得点にとどまっています。