【26-27 AFCチャンピオンズリーグ2】イースト・ベンガル vs アル・ショルタ 分析プレビュー キックオフ:10月13日 22:45(韓国時間)
イースト・ベンガルとアル・ショルタが10月13日、韓国時間22時45分からコルカタで2026-27 AFCチャンピオンズリーグ2・グループD第2節を戦います。初戦で勝ち点1を得たホームチームは、首位のアル・ショルタを破って順位を入れ替えるチャンスを迎えました。アル・ショルタはイースト・ベンガルの速攻を封じ、アウェーでも勝ち点を積み上げたいところです。
1. 試合概要と両チームの状況
試合会場はイースト・ベンガルのホーム、ビベカナンダ・ユバ・バラティ・クリランガンです。イースト・ベンガルにとって、2015年以来となるアジアのクラブ2部大会でのコルカタ開催試合です。アル・ショルタはホームでアル・シーブを1-0で下してグループD首位に立ち、イースト・ベンガルはアル・フセインとのアウェー戦を2-2で引き分けました。両チームは12月8日にバグダッドで再び対戦します。今回のホームゲームで勝ち点3を取れなければ、イースト・ベンガルはアウェーでの直接対決を残したまま首位を追うことになります。
チーム イースト・ベンガル:直近の公式戦は8月以降の9試合/5勝2分2敗、21得点9失点 アル・ショルタ:今季の公式戦10試合/5勝4分1敗、10得点4失点
両チームの得点数を、同じレベルの相手との対戦成績として受け取ることはできません。イースト・ベンガルの大量得点は、その大半がコルカタで行われた国内カップ戦でのものです。アル・ショルタはイラク・スターズリーグ9試合で9得点にとどまり、昨季38試合で70得点を挙げたチームとは攻撃成績が変わりました。監督も7月にサミ・トラベルシへ交代しています。一方、アル・ショルタは直近の公式戦8試合でわずか1失点と、負けていません。得点が減るなか、守備でしのいできたチームです。
イースト・ベンガルの最近の試合では、前半の得点力と後半の試合運びに大きな差が出ています。アル・フセインとのアウェー戦では前半に2得点しましたが、後半はシュート2本にとどまる一方、相手に19本を許して追いつかれました。デュランドカップ決勝ではモフン・バガン・スーパー・ジャイアントを相手に前半だけで4得点して勝利。しかし10月8日のIFAシールド決勝では、同じ相手に前半終了間際に失点し、後半は攻撃の人数を増やしたものの0-1で敗れました。イースト・ベンガルの得点力は、ボールを奪って素早く前進できる展開と、守備を整えた相手を崩す展開に分けて評価する必要があります。
ハバス監督は守備の形を整えたうえで相手の攻撃を受け止め、カウンターを狙う戦い方を続けてきました。攻撃の起点となるのは、ダニ・ラミレスのパスやコーナーキック、モハメド・ラシドの縦パスです。アル・フセイン戦の前半、ラシドが右サイドを駆け上がるエドモンド・ラリンディカへパスを通し、ラリンディカのシュートがこぼれたところをラミレスが決めました。もう1点はラミレスのコーナーキックをアンワル・アリが仕留めています。ボールを長く保持しなくても得点できる形を持っています。
イースト・ベンガルは前線の選手の出場時間を管理する必要があります。エピオン・ヌスングシはまだチームに合流しておらず、アケ・ロバとウカシュ・ズヴォリンスキは合流後の練習が9回にとどまり、90分間の出場は難しそうです。エドモンド・ラリンディカとデイビッド・ラランサンガが先発し、外国籍の2トップが後半から出場する可能性があります。IFAシールド決勝を欠場したGKプラブスカン・ギルとセンターバックのアンワル・アリも復帰が見込まれますが、先発はまだ確定していません。アンワル・アリが出場すれば、イースト・ベンガルはアル・フセイン戦で得点につながったセットプレーを再び狙えます。
アル・ショルタは、直近で確認できた先発メンバーでも4-2-3-1を維持していました。アル・シーブ戦の前半はボールを長く保持してサイドからクロスを繰り返しましたが、枠内シュートを作れませんでした。後半はパス回しのテンポを上げ、攻撃の幅を広げると、クリスティアン・バルコのパスを受けたフセイン・アリが決勝点を挙げました。その後は相手にボールを渡し、守備に集中しました。ただし試合全体を通して、アル・ショルタの枠内シュートは得点につながった1本だけでした。リーグ戦のアル・タラバとのアウェー戦でも、密集した守備を崩せず0-0で引き分けています。
フセイン・アリが先発するかどうかは、アル・ショルタの決定力に影響します。コンディションを考慮して段階的に復帰させるとの報道がある一方、予想先発には名前が入っています。レオネル・アテバとキングスリー・フィデリス・ククは今季のリーグ戦でそれぞれ1得点。負傷から復帰し、遠征メンバーに加わったモハナド・アリは後半の交代要員と見られています。バルコが前線にパスを供給できても、それを誰が得点に結びつけるかは先発や交代の起用次第です。
両チームが対戦するのは今回が初めてです。アル・ショルタの選手たちには、過去2シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリートに出場した経験がありますが、いずれもトラベルシ監督の就任前のことです。両チームとも直前の試合は10月8日でした。ただしイースト・ベンガルは15日間で4試合をこなした末にモフン・バガン・スーパー・ジャイアントとの決勝を戦い、アル・ショルタは9月19日から10月8日まで公式戦がありませんでした。キックオフ時のコルカタは気温31度、湿度64%の予報です。運動量の多いイースト・ベンガルのサイド攻撃や後半の守備には、疲労の影響が出る可能性があります。
2. マッチアップ分析
最大のポイントは、アル・ショルタのボール保持とイースト・ベンガルのトランジション攻撃です。アル・ショルタが普段どおり中盤でパスを回し、サイドバックを押し上げるなら、イースト・ベンガルはボールを奪った直後、相手守備が戻り切る前に攻めたいところです。ラシドの縦パスをラリンディカやサイドの攻撃陣が受けられるかが鍵になります。アル・フセイン戦の前半は、こうした縦パスやコーナーキックが得点につながりました。ただしアル・ショルタがアウェーではサイドバックの攻め上がりを抑え、守備の間隔を保つなら、イースト・ベンガルが同じようなチャンスを得るのは難しくなります。
アル・ショルタの最近の無失点記録は、この対戦を考えるうえでの一つの材料にすぎません。アル・シーブは守備の間隔を狭め、アル・ショルタの攻撃を封じることに集中し、アル・タラバは5-3-2で対抗しました。アル・ショルタが勝ったアル・シーブ戦では、先制後にボールを渡しても相手のシュートを少なく抑えました。イースト・ベンガルはボールを奪って速く攻められるうえ、セットプレーから得点する形も持っています。アル・ショルタの守備が今日も強さを見せる可能性は高いものの、最近の失点数だけでイースト・ベンガルの攻撃も抑えられると断定するのは難しいです。
逆に、イースト・ベンガルがホームの観客の前でボールを長く持とうとすれば、アル・ショルタが狙えるスペースは変わります。イースト・ベンガルはIFAシールド決勝でリードを許した後、攻撃の選手を投入しましたが、守備の間隔を狭めたモフン・バガン・スーパー・ジャイアントを崩せませんでした。その試合では、ラルチュングンガとディエゴ・ジブリチのカウンターへの対応の遅さも指摘されました。アンワル・アリが先発に戻れば守備の組み合わせは変わりますが、サイドバックが攻め上がった際に誰が後方をカバーするのかは引き続き重要です。アル・ショルタはバルコのパスやサイドの選手の攻め上がりで、そのスペースを狙えます。
中盤ではバルコの役割が、両チームの攻撃の方向を左右します。バルコが高い位置でラストパスを担うなら、イースト・ベンガルのジクソン・シンとラシドは、彼にボールが渡るコースを遮断しなければなりません。バルコがダニ・ラミレスをプレスするために下がるなら、イースト・ベンガルのトランジション攻撃を起点から妨げられますが、アル・ショルタはアル・シーブ戦の決勝点を演出した選手をゴールから遠い位置に置くことになります。どちらの役割を担うかは、先発の配置や試合中のポジションから見えてくるでしょう。
イースト・ベンガルには、通常のカウンターに加えてセットプレーもあります。アンワル・アリが先発するなら、ラミレスのコーナーキックに合わせることができます。アル・ショルタのセンターバック、ルベン・ラミレスとマイサム・ジャバルは、直近で確認できた2試合でともに先発し、空中戦に強いと評されるディエゴ・エルナンデスはその2試合でベンチスタートでした。アル・ショルタがリード後に守備に集中しても、コーナーキックを何度も許せば、イースト・ベンガルに追いつくチャンスが生まれます。アル・シーブ戦で機能したリードの守り方が、今日も同じ結果をもたらすとは限りません。
後半はスコアによって、両監督が解決すべき課題が変わります。イースト・ベンガルがリードした場合、ハバス監督はアル・フセイン戦のようにボールを長く相手に渡し、シュートを浴び続ける展開を避けなければなりません。あの試合では何度か交代を行っても、ボールを奪い返せませんでした。今回は後半の状況に応じて違う戦い方をすると示唆していますが、具体策は明かしていません。イースト・ベンガルが引いた後、アル・ショルタはアル・シーブやアル・タラバに対して苦戦した、密集した守備の攻略に再び取り組む必要があります。その場面ではフセイン・アリの出場時間やモハナド・アリの投入が重要になります。
アル・ショルタが先制すれば、イースト・ベンガルはIFAシールド決勝と同じように、守備を整えた相手を崩す展開になります。ロバとズヴォリンスキは短い出場時間で得点した実績があり、後半の攻撃を助ける可能性はありますが、長時間前線を任せられるコンディションではありません。0-0のまま試合が長く続く場合も、交代で入る攻撃陣の役割は大きくなります。それまではアル・ショルタがボール保持を得点機会に変えられるか、イースト・ベンガルがボールを奪ってシュートまで持ち込めるかが勝敗を分けます。
3. 最終予想と結論
予想スコアはイースト・ベンガル1-1アル・ショルタです。アル・ショルタがボールを保持するなか、イースト・ベンガルはラシドの縦パスやラミレスのセットプレーから前半に先制する可能性があります。アル・ショルタの4-2-3-1とボール保持のスタイルは、イースト・ベンガルがトランジション攻撃を狙える状況を生みます。一方で、引いた相手に対するアル・ショルタの得点力は高くありません。イースト・ベンガルが先制後に守備に集中したとしても、アル・ショルタがすぐに複数得点を挙げるとは考えにくいです。
後半はイースト・ベンガルの過密日程と暑さが影響する可能性があります。アル・フセイン戦でもリード後にボールを奪い返せず、今回はその試合より準備期間が短くなっています。アル・ショルタがパス回しを続け、モハナド・アリを投入すれば、後半の同点ゴールに近づく展開を予想します。ただし、この見立てはモハナド・アリが出場し、イースト・ベンガルの後半のプレス強度が落ちることを前提としています。
市場では、アル・ショルタの大陸大会での経験と8試合無敗を根拠に、アウェーチームの勝利が最有力と見られていました。無敗を支えてきた守備力は評価できますが、今季のアル・ショルタはフセイン・アリが先発したアル・シーブ戦とアル・タラバ戦でも、合計1得点にとどまっています。イースト・ベンガルが先制後に引けば、アル・ショルタは自らが苦戦してきた守備の攻略に取り組むことになります。この違いから、アウェー勝利よりも両チームが1点ずつ取る結果を有力と見ています。イースト・ベンガルが前半に得点できなければ、この見立ての出発点が崩れ、アル・ショルタが後半にボールを支配してアウェー勝利を収める可能性が高まります。