ボールを保持してチャンスを作りながらも結果に結びついていないチームと、FW陣に駒を欠いてロースコアな展開が続くホームチームによる一戦です。ビジャレアルCFのほうが質の高いチャンスを作れており、バレンシア (スペイン)は1試合平均1得点未満にとどまっています。焦点となるのは、アウェイチームがチャンスの多さをしっかりとゴールに結びつけられるかどうかです。
ビジャレアルの直近10試合のゴール期待値(xG)は約1.9対1.1とバレンシアを大きく上回っており、ポゼッション率もおよそ58%を記録しています。シュート20本を放ちながらスコアレスドローに終わったエルチェ戦や、オープンな打ち合いの末に敗れた週半ばのリヴァプール戦のように、作れている好機の割に結果がついてきていません。一方のバレンシアは、ビルバオとのスコアレスドローを欠場したロペス、サディク、コペテが今回も不在となります。したがって、その試合のサンプルはこの攻撃陣の現状を的確に物語っていると言えます。攻撃の牽引役はウーゴ・ドゥロとオトルビが担います。
ビジャレアル側の離脱者はそこまで大きな問題にはなりません。センターバックのロメロは欠場しますが、ナバーロとベイガがカバー可能です。また、バレンシアの右サイドにおけるフルキエの不在も、穴というよりはローテーション上の問題でしょう。試合展開としてはビジャレアルがボールを握り、バレンシアがコンパクトに守ってカウンターを狙う構図が予想されます。ビジャレアルが先制できればバレンシアは前に出ざるを得なくなり、そこでお互いのクオリティの差が如実に現れるはずです。そうした理由から、私はビジャレアルのアウェイ勝利を支持します。