大敗を喫したことで市場の富山グラウジーズへの評価は急落していますが、その直前の試合で見せた本来の実力を考えれば、この1試合の結果だけで過小評価するのは早計です。京都ハンナリーズは開幕節を連勝で飾ったものの、対戦相手はまだチーム作りの途上にある格下でした。ゲームプランを遂行できれば強豪相手でも組織的に崩せることをすでに証明しているだけに、戦術的な相性で見ればホームの富山グラウジーズに分があります。直近の大差のスコアに過剰反応している市場の裏を狙うには、絶好の狙い目と言えます。
現在の評価を大きく下げている要因は、第2戦で強豪・宇都宮に77-99で敗れたことです。しかし、その前日の第1戦では、まさにその強豪を相手に77-67でしっかりとコントロールして勝利を収めていた事実が見落とされています。その勝利した開幕戦で、富山グラウジーズはハイレベルなスコアラー陣を苦しめ、相手にタフショットを強いるまとまりのあるディフェンス構造を見せていました。
一方の京都ハンナリーズは、長崎を圧倒して無敗でこの試合を迎えます。ただ、長崎は深刻なチーム構造の問題を抱えており、抵抗らしい抵抗を見せられなかったため、京都ハンナリーズの開幕直後の数字は実力以上に良く見えている側面があります。富山グラウジーズのような規律あるハーフコートディフェンスと対峙した際、早い展開のトランジション頼みな京都ハンナリーズのオフェンスは厳しい試練に直面するはずです。