オリンピック・マルセイユは長い時間帯にわたって両サイドを起点にボールを動かす展開が予想され、一方でシュトゥルム・グラーツはボール奪取からのファーストパスを素早く最前線へ届ける形を狙ってくるはずです。ただし、単にどちらが陣地を押し込むかだけで勝敗が決まるとは限りません。ロングボールやリスタート後のセカンドボールへのコンタクトこそが、シュトゥルムの攻撃の軸となっています。また、両チームともに試合終盤にクロスや配給の質を変えられる交代カードを持っています。マルセイユがサイドからの手数でより決定的な形でゴール前に合わせられるか、それともシュトゥルムのより手数をかけない攻めのほうが上回るか、ここが勝負の分かれ目となります。
シュトゥルムの最初の配給からディアキテへとつなぐリンク役を務めるのがザイドルで、リスタート時にはゴレンツ・スタンコヴィッチもターゲットになります。前線と中盤に長引く離脱者を抱えながらも、ダービーではこの連係がしっかり機能していました。マルセイユもウェアやエメルソンを通じてサイドから仕掛けることはできますが、オリンピアコス戦でのポゼッションを見る限り、それが決定的なチャンスへと安定して結びついていたわけではありませんでした。
シュトゥルムはフジャコフの負傷により、ダービーで途中出場したヘラツがゴールマウスを守ることになります。マルセイユはアンジェ戦を欠場したホイビュアが遠征に帯同しました。それでもシュトゥルムにはザイドルからディアキテへと通すホットラインがあり、マルセイユが前進してきた際にも次のルーズボールを争う術を持っています。ホームのサポーターの後押しを受けるシュトゥルムが、マルセイユのサイド攻撃に十分対応し続けてくれると期待しています。そのため、ここはシュトゥルム・グラーツを支持したいと思います。