このダービーは、最初から最後まで撃ち合う展開というより、中盤のスペースを争う試合になりそうです。ロサンゼルスFCはソンとブアンガを中心に危険な連係を見せますが、最近はボールを保持しても、相手のボックスまでうまく攻め込めない試合が続いています。ロサンゼルス・ギャラクシーはコンパクトな陣形を保ち、前線にボールをつなぐ出口も確保しています。ボールを持てない時間帯があっても、試合に食らいつける形です。
ロサンゼルスFCはオースティン戦で、ソンへの縦パスや、サイドから中央へ送るクロスを起点に好機を作りました。対するギャラクシーは、ポートランド戦で機能した、中盤とロイス、クラウスの距離の近さを生かせます。ソンがルイスやロベルトの周りでどう動くか、そしてその背後で守備陣がどう受け渡すかが、試合の鍵になりそうです。
ギャラクシーには、相手の圧力をかわす手段もあります。ルイスの対角線のパスからテイラーがポートランド戦でロイスにボールを供給し、サンディエゴ戦ではミラーとトミーが右サイドで連係しました。ハークに合わせたロイスのボールは、セットプレーからの別の攻め筋になります。ロサンゼルスFCは最近、ボックス内の守備を改善しているだけに、こうした攻め口は、ギャラクシーの最近の得点数だけを見るより重要です。
確認できる負傷者情報では、ロサンゼルスFCはティルマンとタイロンが欠場、ギャラクシーはパレンテが欠場です。代役の選手たちは、最近の試合ですでに起用されています。ロサノとキョウゴは出場が不確かです。ギャラクシーの見立ては、復帰を前提にするのではなく、前の試合に出場したロイス、クラウス、ルイス、ロベルトを軸にしています。先発メンバーはまだ発表されていません。
両チームとも回復に丸1週間を確保でき、ギャラクシーは地元での短距離移動だけです。慎重な立ち上がりになると見ています。中央で最初にうまくボールを受けるか、セットプレーを生かすかが、その後の流れを左右しそうです。ギャラクシーがセントルイスで大敗した試合は先発の形が異なり、ロサンゼルスFCもオースティン戦で見せた攻撃のピークの一方で、バンクーバー戦やニューヨーク・シティFC戦では得点につながる場面が少なくなりました。こうした点から、ロサンゼルス・ギャラクシーを選び、接戦になると予想します。