この一戦は、互いによく知られた弱点同士が真っ向から衝突する構図となります。マイアミ・ヒート最大の武器は、インサイドとフリースローで攻め立てるヤニスであり、層の薄いロサンゼルス・クリッパーズのフロントコートを脅かします。一方のクリッパーズ最大の武器は、毎試合のように3ポイントを許しているヒートのアウトサイド守備を突く、量産型の3ポイントシューター陣です。どちらの強みも本物であり、両チームの実力差はネームバリューが示すほど大きくないように見えます。
ヒートはヤニスを中心に勝利を掴むチームです。彼は高い決定力でペイント内から得点を重ね、2日前のレイカーズ戦でもフリースロー15本を獲得しました。さらにヒート自身も多くの3ポイントを放ってきます。問題は守備陣です。ヒートは1試合平均124失点を喫しており、開幕からの7試合すべてで相手に14本から21本もの3ポイント成功を許し、被試投数も毎試合40本近くにのぼります。レイカーズ戦の敗戦後、スポールストラHCは守備を責め、アデバヨは疲労による連携の乱れを口にしていました。
クリッパーズはビール、イングラム、ミラー、コーナン・ニーダーホイザーをしばらく欠いており、直近のボックススコアを見れば現在の陣容の力は十分に把握できます。オフェンスはガーランドのゲームメイクとシューター陣を中心に展開されています。サンダース、ディック、そして復帰して2人目の量産型シューター兼パサーとして加わったストゥルースが控えています。このユニットは1試合あたり約35本の3ポイントを放ち、成功率も約38%を誇ります。さらにターンオーバーも、以前の20本台半ばから直近2試合では14〜15本にまで抑えられ、ボールの保持も安定してきました。
注目のマッチアップは、ヤニス対ロペス、そしてサイズのある相手に対してファウルがかさみやすいフロントコート陣の攻防です。クリッパーズはトロントやレイカーズ相手に多くのフリースローを献上しており、これこそがヒートにとって最も明確な攻め筋となります。反対に、クリッパーズのシューター陣は、外からのシュートを許してくれるという、まさに望み通りの守備と対峙することになります。シーズンを通してみれば、これら2つの得点源がもたらす影響力はほぼ互角です。
6連敗という数字は見た目ほど悪くありません。敗戦の多くはオクラホマシティ、ミネソタ、ゴールデンステイト、そしてレイカーズ戦(2試合)によるものであり、トロント戦でも第3クォーター終了時点で13点リードしていました。対するヒートはダラスやシャーロット相手に本命視されながら敗れており、138失点を喫して守備が崩壊した試合直後、長い西海岸遠征の2戦目という過酷なスケジュールで臨みます。
クリッパーズは3ポイントでヤニスの序盤の猛攻に応戦するはずで、ヒートが第3クォーターに見せる失速も好機となるでしょう。終盤までもつれれば、コート上で最高のクローザーはヤニスですが、この試合は大差のアウェイ勝ちではなく、わずか数ポゼッションの差で決着がつく展開が予想されます。そのため、私はホームのクリッパーズが接戦に持ち込む展開を支持します。