格上の相手と対戦するたびに守備の脆さを露呈してきたチームが登場する、チャンピオンズリーグの2試合を取り上げます。急造の3バックを採用するRCランスは、強豪相手には例外なく失点を重ねており、カルチョ・コモはまさにその守備陣をテストするようなポゼッションサッカーを展開します。RBライプツィヒもトップクラスの攻撃陣との直近4戦すべてで決定機を量産されており、マンチェスター・シティはまさにそのレベルの攻撃力を誇ります。どちらの試合も、直近の結果以上に相性(マッチアップ)が重要になってきます。
まずはRCランス対カルチョ・コモの一戦です。ランスの3バックはレギュラーのセンターバック2人を欠いており、トディボも万全の状態ではありません。スポルティング戦、クラブ・ブルッヘ戦、リール戦でも、この守備陣は毎回決定機を作られていました。対するコモは、ここでも先発予定の同じ前線トリオで直近5試合コンスタントにチャンスを演出しており、ニコ・パスがライン間で起点となり、ドゥヴィカスが仕留めています。ランスはホームのスポルティング戦こそ多くのシュートを放ちましたが、それでも格上相手の3試合で無得点に終わっており、ポゼッション率の高いリール相手には枠内へほとんど打てていません。
ホームのランスにとっての活路は、トヴァンのセットプレーと、コモの急造センターバックコンビの隙を突くカウンターです。コモはトリノ戦ですでに、選手層が薄くても終盤に勝ち切れる粘り強さを証明しています。コモがボールを保持し、相手の3バックを揺さぶり続ける展開になると見ています。そのため、ここではランスのホームでコモ勝利を予想します。
続いてRBライプツィヒ対マンチェスター・シティです。ライプツィヒのホームでの無失点はフランクフルト戦、PSV戦、エルフェアスベルク戦、ハンブルガーSV戦で記録したものにすぎません。バイエルン戦、レアル・マドリード戦、コモ戦、レヴァークーゼン戦では2〜6失点を喫しています。シティの最近の黒星も、チャンスを作れなかったわけではありません。アストン・ヴィラ戦やブライトン戦でも決定機は数多く作っていたものの、決定力を欠いただけです。また、相手のチャンスの質以上に失点を許しているGKのパフォーマンスも気がかりです。
勝負の鍵を握るのは、カウンターからシティの両サイドバックに仕掛けるヌサとグルダ、そしてライプツィヒのセンターバック陣に立ち向かうフォーデン、シェルキ、ハーランドのマッチアップです。両チームともに勝ち点3が必要な状況です。もしシティが先制すればライプツィヒは前がかりにならざるを得ず、それこそが彼らが強豪相手に大崩れしてきたパターンでもあります。したがってライプツィヒでの一戦は両チームが得点する打ち合いを予想し、オーバーを選択します。