インテルは普段と異なるサイドの組み合わせでも、すでにしっかりと攻撃を完結させてゴールを奪えています。一方のACFフィオレンティーナは、中盤の構成力とクロスを武器に、ウイングバックの背後のスペースを突いて反撃の糸口を見出しています。そしてサン・マメスでは、アスレティック・ビルバオが何度も仕掛けるワイドな攻めに対し、マークの再編とクリアを徹底するヘタフェCFがどう耐え凌ぐかが最大の焦点となります。
バレッラからの供給に加え、ディオフ、ジエリンスキ、カルロス・アウグストの連係を見れば、インテルが多彩な選手をペナルティエリア内へ送り込めることは明白です。フィオレンティーナはコモ戦でクロスからのヘディングとカウンターにより失点した一方で、ブレッシャニーニの配給からアリエウ・ニーのヘッドがポストを叩く場面もありました。これらは両チームの具体的な攻撃の形と言えます。
ラウタロの不在や伝えられるターンオーバーによりインテルの受け手は変わるものの、別の連係パターンも近年の試合で十分に機能しています。フィオレンティーナは守備陣の離脱者によりサイドバックやセンターバックの選択肢が限られていますが、ファジョーリやブレッシャニーニが依然として供給役として機能します。インテルが敵陣へ押し込み、フィオレンティーナは機を見て前線への出口を探る展開が予想され、先制点が入ればより多くの選手が前線へ飛び出すはずです。そのため、インテル対フィオレンティーナの一戦はゴールが多く生まれる展開を支持します。
ビルバオがピッチの幅を広く使って攻め立てれば、ヘタフェのディフェンダー陣はマークの受け渡しを何度も強いられることになり、これはラージョ戦やルガーノ戦で綻びを見せた守備の課題でもあります。イニャキとナバーロは手数の少ない素早いアタックですでに効果的な連係を見せており、ナバーロの前線周りでの存在感は新たなターゲットとしても機能しています。
グルセタとサンセトは引き続き欠場し、ラポルテの出場停止でビルバオの中央守備にも変化が生じます。ヘタフェも欧州カップ戦には出場したものの国内戦では出場停止となるジェネを欠き、ロメロも負傷離脱中です。しかし、ニコが実戦に復帰したことでビルバオのサイドの攻撃力はさらに厚みを増しました。ビルバオが執拗に敵陣へ進入し、後半の攻撃カードを切ることで、ヘタフェをピッチ全域で守備に追われさせる展開になると見ています。そのため、アスレティック・ビルバオの勝利を支持します。