順位表以上にチームの台所事情が勝敗を左右しそうな、チャンピオンズリーグの2試合です。片方は、ホームチームを崩すのに欠かせないストライカーを欠いたハイプレス志向のチームの試合。もう片方は、アウェイチームの最大の武器が素早いトランジションであるにもかかわらず、ホームチームの最終ラインが手薄になっている試合です。
フェネルバフチェSK対SKスラヴィア・プラハ。フェネルバフチェはポゼッションとサイドの幅を活かすチームです。前々節ホームで8-0の圧勝を飾ったのに続き、前節ホームのアランヤスポル戦でもポゼッション率59%、シュート24本、ゴール期待値(xG)は4点近くに達しました。弱点はプレスを受けた際の中盤2枚で、0-6で敗れたアストン・ヴィラ戦でもまさにそこを突かれて早い時間帯に失点しました。スラヴィアはマンツーマンでプレスをかけてくるため、そこは本当に危険なポイントです。ただスラヴィアはウアンダが負傷欠場、フラデツ戦でレッドカードを受けたホリーもベンチ外とストライカー陣を欠いており、前線はヒティルが1人で張る形になります。監督自らも3試合で1得点と得点力不足に深刻な問題を抱えていると話しているうえ、センターバックのバックアップも不在です。対するフェネルバフチェの離脱者はサイドバックと前線のクリエイティブなポジションが1枚ですが、両サイドバックは前節の3-0で勝った試合でもすでに不在でした。フェネルバフチェが最初の20分のプレッシャーを耐え抜ければ、マンマークのプレスの裏にできるスペースは彼らの足の速いウイング陣にとって格好の餌食になります。そのため、ここはフェネルバフチェの勝利を支持します。
シュトゥットガルト対アトレティコ・マドリード。シュトゥットガルトはボールを保持してハイプレスをかけてきますが、彼らのスタッツの大半は格下相手に記録したもので、直近10試合の戦績のうち2試合は親善試合です。またハンブルガーSV戦では24本のシュートを放ちながら敗れました。対するアトレティコは格上相手でも手堅く、チャンスの質でも上回っており、最近はボール保持も安定しています。シュトゥットガルトは4人のセンターバックのうち2人を欠いており、ザガドゥは欠場確実、アル・ダキルも出場が不透明で、代役のイェルチュもすでに2度負傷交代しています。アトレティコもロメロとコケを欠き、シメオネ監督もターンオーバーを示唆しているため、決して楽な試合にはならないでしょう。それでも、やり繰りに苦しむ急造センターバックを並べたハイラインの裏へ素早くボールを供給する形は、試合終盤のカウンターからゴールを奪うアトレティコの戦い方にうってつけです。ここはアトレティコが負けない展開を予想し、引き分けの場合はベット額が返金される買い目で勝負します。