カルチョ・コモとASローマは、それぞれ異なる形でペナルティーエリアに迫ります。一方はプレッシャーの中でもパスをつなぎ、もう一方はボールを奪うと素早く攻めます。サウサンプトンには連動した攻撃ルートがいくつもあり、ポーツマスは長くボールを保持しなくても脅威となるサイドの選手を擁しています。この2試合は、攻撃の連係が、攻め上がった後に空くスペースの管理よりも整っているように見えます。
カルチョ・コモはパスでプレッシャーをかわし、パスを受けたパスとバトゥリーナをローマの守備ラインの背後へ送り、ドゥヴィカスとディアオにつなげられます。バトゥリーナはナポリ戦とライプツィヒ戦で、すでにドゥヴィカスへのアシストを記録しています。そのため、ケアンの不在で変わるのは前線の控えであり、いつものターゲットがいなくなるわけではありません。ローマはディバラからマレンへの早いパス、ウイングバックのクロス、コネの攻め上がりで応戦します。そうした動きが、両サイドバックの裏を突かれた際のカルチョ・コモの対応を試します。
ローマはスビラルに代わり、監督が先発起用を明言したゴッリーニがゴールを守ります。また、クリスタンテが担っていた中盤の役割を再配分する必要があります。デ・ローンは短い出場時間の中で効果的な守備を見せてきました。攻撃面では、両チームにすでにある供給ルートがポイントになります。序盤はプレッシャーをどうかわすかが焦点となり、その後はカウンターやクリア後の二次攻撃が試合を形作りそうです。こうした展開を踏まえ、カルチョ・コモ対ASローマはオーバーを予想します。
サウサンプトンは、ライン間で受けるアザズ、左サイドのマニングとシエンサ、右からクロスを送るブリーが脅威です。ダウンズからアザズ、ブリーからラリンへのアシストがあり、こぼれ球や試合後半の攻撃的な交代選手も、ボックス内へ進入するルートになります。ポーツマスはカマラとカヴマ・マックイーンが両サイドから応戦し、ビショップも最近、パスを受けてゴールを決めています。こうした攻撃の形は、クロスやセカンドボールへの対応に課題を示してきたサウサンプトンに向けられます。
ラリンの出場準備が整ったとの報道により、サウサンプトンは中央のターゲットを起用できそうです。ポーツマスは直近のサイド攻撃をマーフィーとオギルヴィー抜きで成功させており、ショーネシーの出場可否は直前の判断に委ねられています。ミロヴァノヴィッチの状態は、前線の代替案にも影響します。ムシーニョはハーフタイム後にプレスを調整する姿勢を示しており、サウサンプトンも攻撃の受け手を入れ替えられます。ホームチームが押し込む時間帯と、アウェーチームがサイドから攻める時間帯が交互に訪れ、同点を狙う展開が次の攻撃にスペースを生みそうです。こちらもサウサンプトン対ポーツマスはオーバーを予想します。