コロラド・ラピッズとバンクーバー・ホワイトキャップスはいずれもワイドエリアから仕掛ける力を持っていますが、直近で作り出している決定機の質には差が見られます。コロラドは相手のハイプレスをかいくぐって背後への素早い配球を生かしつつ、決定的なピンチをきっちり抑え込んでいます。一方のバンクーバーも高い位置でボールを奪ってゴールドとホワイトをつなぐ形は健在です。また、シドニーFCのサイドからのクロス供給は、アデレード・ユナイテッドの守備陣にとって厄介なテストとなりますが、アデレードにはシドニーの中盤を突破・迂回できるグッドウィンとムニスの存在があります。
コロラドは最初のプレスを外せば、バンクーバーの両サイドバックの裏のスペースへヤピやフィリップを走らせることができます。バンクーバーは前節にゴールド、ホワイト、サビが出場したものの、最近のアウェイゲームではチャンスの数自体が控えめな傾向にあります。コロラドの素早いサイドアタッカー陣がホームチームの前進を後押しし続けるはずです。最新のMLSのレポートでは、サディクが短時間の出場を経て再び離脱となったことが伝えられている一方、バンクーバーのミュラーも前節を欠場しました。試合終盤の攻防にかけても、コロラドの粘り強い守備とサイドからの出口作りが接戦を維持してくれると見ています。そのため、ここではコロラドが最低でも引き分け以上で終えると予想します。
アデレードはパトゥム戦でグッドウィンがサイドから好配球を見せ、ムニスが中央でチャンスを作り、終盤にはアラギッチがきっちり決め切りました。シドニーもキンタルや関根を通じてサンデーにボールを届けることは可能ですが、直近のダービーでは枠を捉えたフィニッシュが乏しく、その試合の大半に出場したホルマンも今回は欠場となります。アデレードのアウェイ遠征メンバーには現在の攻撃の起点となる選手たちが揃っており、パトゥム戦を欠場したフレンズは引き続き不在です。シドニーがホームで圧力をかけてきたとしても、グッドウィンの配球とムニスによる第二の攻め手があれば、アデレードはチャンスを生み出し続けられるはずです。そのため、ここではアデレードが負けを回避すると予想します。