ボタフォゴRJ対ヴァスコは、チャンスを作りながら結果に結びついていないチームと、前節のリーグ戦で5-0と大勝したものの、そのスコアほど実力を測る材料にはならないチームによるリオのダービーです。両チームともリーグ戦からおよそ18日空いての一戦で、ヴァスコは5-0の試合で得点をアシストし、自らもゴールを決めた選手を欠きます。注目したいのは、ボタフォゴが序盤に失点しがちな傾向と、攻撃のつなぎ役を欠くヴァスコがどうぶつかるかです。
まずはボタフォゴの試合記録を見てみます。直近のリーグ戦での敗戦となったアウェーのミラソウ戦では、xGは1.35対1.22、シュート数は両チーム12本ずつ。それでも0-2で敗れ、エドゥアルドに16分と前半アディショナルタイムにゴールを決められました。その前のブラガンチーノ戦では、ボール支配率64%、シュート数21対14、xG1.39対0.80と上回りながら1-1の引き分け。ブラガンチーノは30分にボタフォゴのオウンゴールで先制し、その後は試合終了まで10人で戦いました。パルメイラス戦では一転して、ボタフォゴのボール支配率は33%で0-0でした。つまり、チャンスを作れないわけではなく、序盤のゴールや思わぬ形の1点で試合の流れが傾きがちです。
ヴァスコのコリチーバ戦5-0は、どの数字を見ても一方的でした。シュート数32対4、xG4.02対0.22、ボール支配率65%。ただ、次に気になるのは出場できる選手です。ブルーノ・ドゥアルテのゴールをアシストし、チーム4点目も決めたアンドレス・ゴメスは、累積警告で出場停止とされています。ブレネルは膝の負傷で欠場、カルロス・クエスタは出場が不透明です。そもそもコリチーバはダービーの力を測る相手としては物足りません。
共通の対戦相手を見てみると、大まかな比較材料になります。ただし、ホームとアウェーの試合が混在しています。グレミオ戦では、ヴァスコがアウェーで前半を0-1で折り返したあと、76分と80分に得点して2-1で逆転勝利(xG1.52対0.68)。ボタフォゴもホームで、前半1-1から3-2で勝っています。フルミネンセ戦は、ヴァスコがアウェーで0-1の敗戦、ボタフォゴがホームで1-1の引き分け。パルメイラス戦では、ヴァスコがアウェーで1-4の敗戦、ボタフォゴはホームで0-0でした。
最近のダービーはボタフォゴが優勢です。今年4月にはヴァスコのホームで1-2と勝ち、昨年11月はホームで3-0。ヴァスコも2月のカリオカ州選手権では2-0で勝っています。ただ、過去の対戦成績より、試合展開の形を重視したいです。ボタフォゴが先制点を許さなければ、チャンスの数が生きてくるはずです。ゴメスを欠くヴァスコは、前線へボールを運ぶ別の方法を見つける必要があります。
出典:両チームの試合記録とメンバー情報(セリエAの日程、出場可否リスト)。