【26-27 スペイン プリメーラ】マラガ vs ラシン・サンタンデール 分析プレビュー 試合開始:11月7日 22:00(日本時間)
最下位に沈むマラガはホーム初勝利が欲しいところです。アウェイ4試合で全敗を喫しているラシン・サンタンデールもまた、敵地での初勝ち点を狙っています。
1. 試合概要および両チームの現状
マラガは直近のリーグ戦9試合中8試合で、相手を下回るゴール期待値にとどまっています。シュートを放っても良い位置で仕留めきる場面は少なかったものの、相手守備の裏へ抜け出したアドリアン・ニーニョや、左サイドからゴール前へ送ったボールが得点に結びつきました。フアン・フネス監督は従来の4-3-3からの変更を示唆しており、3バックとウイングバックを維持する形が有力視されています(Futbol Fantasy、11-05・11-06)。守備の人員を確保したうえで、相手が前に出てきた隙を突いてニーニョの飛び出しを生かす狙いが予想されます。
マラガにとって守備だけで耐え抜くには、前半の失点が大きな負担となっています。直近のリーグ戦9試合における前半の得失点は2得点11失点でした。レアル・ベティス戦では、フリーキックのヘディングと、フリーキックのこぼれ球をクリアした流れから2失点を喫したあと、後半にチュペとラファ・ロドリゲスを投入して1点を返しました。フアン・クルスは筋肉の張りでチーム練習から外れており(Comuniate、11-06)、アイタム・アバイダも個人的な事情で欠場します(Merchan en Directo)。リードを許した際に戦況を変えられる攻撃の選択肢は、チュペ中心に絞られています。DFのカルロス・プガは練習に復帰したものの、メンバー入りの可否は決まっていません(Futbol Fantasy、11-06)。
ラシン・サンタンデールは、ホセ・アルベルト・ロペス監督がアウェイでもホームで見せる攻撃的な姿勢を貫くと予告しています(ラシン・サンタンデール公式、11-05)。しかし、直近のホーム5試合で3勝を挙げている一方で、アウェイでは4試合で4得点17失点と全敗中です。オサスナへの遠征ではシュート9本、ゴール期待値わずか0.28に抑え込まれ、相手には期待値3.38を許しました。アウェイでの守備が相手に決定機を献上しているのは確かですが、今節のマラガがそのチャンスを十分に作り出せるかは別の問題です。マンティージャが膝の負傷で今季絶望となり、右サイドバックも変更を余儀なくされます(Infobae、11-04)。両チームはそれぞれ現地日程で7日ぶり、6日ぶりの試合となり、ラシン・サンタンデールは前日に飛行機で移動しています(ラシン・サンタンデール公式、11-05)。
2. マッチアップ分析
マラガの左サイドの攻撃は、マンティージャが不在のラシン・サンタンデールの右サイド守備とぶつかります。レアル・ベティス戦での追撃弾は、アダム・アズヌが左から入れたボールをニーニョがゴール前で仕留めた形でした。ロペス監督はマンティージャの代役を明かしていません(Futbol Fantasy、11-06)。マラガがウイングバックを押し上げれば、ここからゴール前へボールを供給する好機を得られるはずです。ただし、ウイングバックが上がった背後のスペースは、ラシン・サンタンデールの右サイドアタッカーに狙われるリスクがあります。マラガにとっては、チャンスと守備の負担が同じサイドで同時に生じることになります。
ラシン・サンタンデールが長くボールを保持したとしても、シュート数だけで優位に立てるとは限りません。アウェイではシュート数が減っており、マラガも守備の人員を増やす見込みです。むしろ重要になるのはセットプレー後のセカンドボールの処理です。マラガはレアル・ベティス戦でフリーキックをクリアしたあとのボールを再び打たれて失点しており、ラシン・サンタンデールはRCDエスパニョール戦でコーナーキックのルーズボールから決勝点を奪いました(データセンター)。マラガがファーストボールを跳ね返したとしても、ペナルティエリア手前やゴール前での二次対応が求められます。逆にラシン・サンタンデールが攻撃人数をかけたところでボールを失えば、アラベス戦で裏への抜け出しからネットを揺らしたニーニョに決定機が巡ってきます。ロペス監督が予告する積極的なアウェイ戦術が、この一戦で両チームのチャンスをともに広げる要因となりそうです。
3. 最終判断および結論
ラシン・サンタンデールがボールを握り、セットプレーから先行する展開を予想します。マラガが後半に前線の枚数を増やせば、マンティージャ不在の右サイドを攻略して追いつくチャンスも生まれるでしょう。しかし追い上げに使える交代カードは減っており、前に出たマラガの背後ではイケル・ルケやヤシル・ザビリが追加点を狙えます。ラシン・サンタンデールのアウェイ初勝利と、後半にゴールが増える流れを見込みます。
オッズ市場ではホームチームがわずかに優勢と見られています。ラシン・サンタンデールのアウェイ4戦全敗・17失点という数字がその見方を裏付けているものの、マラガも直近のリーグ戦9試合中8試合で相手よりゴール期待値が下回っています(データセンター)。アウェイで多くの隙をさらしてきたラシン・サンタンデールと、そのチャンスを得点へと結びつけられずにいるマラガの攻撃陣を照らし合わせると、ホームのアドバンテージだけでマラガの勝利を選ぶのは難しいと判断します。フネス監督の3バック構想やクルスの練習不参加もこの判断に織り込んでいます(Futbol Fantasy、11-05・11-06、Comuniate、11-06)。ただし、マラガが前半にセットプレーやニーニョの抜け出しから先制した場合は、ラシン・サンタンデールが前がかりになる隙を突いてホームチームの逆襲の決定機も広がります。
【最終結論・ベット項目別】 試合結果:アウェイ勝利(マラガ敗戦) — 待ち構えるマラガはラシン・サンタンデールに敵地ながらボール保持を許し、セットプレーのセカンドボールへの守備も甘く、追撃の手札も限られるため、先制を許したあとに追いつけないと見ます ハンデ -1:アウェイ勝利(マラガ敗戦) — マラガが勝ちきれないと予想するため、-1のハンデでも届かず敗戦と判断します。マラガは今季のリーグ戦でリードを守り抜いて勝利した試合がありません オーバー/アンダー 2.5:オーバー — ラシン・サンタンデールが先制すればマラガが前がかりになり、その過程で反撃の得点とさらなる追加失点がともに出ると予想します