【26-27 UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズ】RCランス vs カルチョ・コモ 分析・プレビュー キックオフ:11月5日 05:00(日本時間)
RCランスはホームでプレッシャーをかけ、カルチョ・コモのビルドアップを妨げることができそうです。一方のカルチョ・コモは、その圧力をかわした先で、RCランスが最近対応しきれていないゴール前のこぼれ球を狙います。
1. 試合概要と両チームの状況
RCランスは9月19日からヤニック・カユザック監督が指揮し、以降の公式戦7試合で3勝4敗です。監督交代前の成績よりも、この期間の試合内容が今日の一戦を占う材料になります。パリFC戦では高い位置でボールを奪って攻めましたが、前半は得点できませんでした。後半にアザールが入ると、トヴァンとの連係から同点ゴールが生まれ、さらにトヴァンのクロスから決勝点を奪いました。カユザック監督は、アザールは最前線でもプレーできると評価しています(オン・ドゥ・マッチ、10月30日)。
チャンピオンズリーグでは、カユザック体制での2試合はいずれも無得点で敗れました。スポルティングCP戦ではシュート21本、期待得点1.72を記録し、クラブ・ブルッヘ戦でもシュート19本を放ちました(データセンター)。プレッシングをかけて攻撃の機会を作ったものの、決定力が結果につながっていません。エドゥアールは内転筋の手術を受け、数週間離脱します。シマも11月末まで出場できません(オン・ドゥ・マッチ、10月30日)。カユザック監督がイバノビッチとアザールの起用法を検討する必要があるのはそのためです。
カルチョ・コモは公式戦5連勝中です。ただ、ベネチア戦はPKによる1点で勝ち、トリノ戦では81分までリードを許していました。ファブレガス監督はサイドからの連係と後半の交代で攻撃を強め、試合の流れを変えてきました。USサッスオーロ戦ではハーフタイムに3人を投入し、トリノ戦では途中出場のバトゥリーナがアディショナルタイムに得点しています。今日はそのやり方に制約があります。ファブレガス監督はフィールドプレーヤーが15人しかおらず、コンディション管理が難しいと話しました(トゥットスポルト、11月3日)。アッダイの出場もかなり不透明です(ディレッタ、11月3日)。バトゥリーナは交代要員ではなく先発が予想されています。最近のように後半から攻撃の選手を加えて強度を上げられるかは、別に考える必要があります。
2. マッチアップ分析
最初のポイントは、RCランスの前線からのプレッシングとカルチョ・コモの後方からのビルドアップです。カルチョ・コモはトリノ戦で、自陣にいたラモンがボールを奪われて先制点を許しました。RCランスがパリFC戦のように高い位置から圧力をかければ、トヴァンとアザールはゴールに近い位置でボールを受けられます。反対に、カルチョ・コモがそのプレスをかわしてペローネやリッチにつなげれば、前に出たRCランスの中盤の背後でパスがボールを受ける余地が生まれます。ファブレガス監督がトヴァンを特に警戒していると話しているだけに(トゥットスポルト、11月3日)、カルチョ・コモの2人の守備的MFが彼をどうマークするかも重要です。2人ともトヴァンに寄せれば、アザールがその背後のスペースを使えます。
2つ目のポイントは、RCランスのペナルティーエリア内での守備です。カルチョ・コモはサイドからドゥビカスやパスにボールを送り、得点を重ねてきました。RCランスは直近3試合で5失点していますが、そのうち3点はGKリセールが最初のシュートを止めた後のこぼれ球からでした。リセールがセーブしても、守備陣が先にクリアできなければ、カルチョ・コモのゴール前の選手に再びシュートの機会を与えてしまいます。
RCランスにも、この攻撃を抑える方法はあります。高い位置からプレスをかけてカルチョ・コモがサイドまでボールを運ぶ回数を減らし、リセールのセーブ直後に、守備陣がドゥビカスやパスより先にボールへ触れる必要があります。カルチョ・コモが前半から落ち着いてボールを保持できれば、RCランスはプレッシングに使った体力を後半まで保つのが難しくなります。一方、RCランスが序盤にラモンのパスミスを誘って得点すれば、カルチョ・コモは限られた交代要員で試合をひっくり返さなければなりません。
3. 最終判断と結論
カルチョ・コモがサイドからの連係とゴール前での2本目のシュート機会で優位に立ち、RCランスも後半にトヴァンを中心に1点を返すと見ています。勝敗はカルチョ・コモの1点差勝利と予想します。RCランスはホームでプレッシングからチャンスを作れても、チャンピオンズリーグの2試合では得点に結びつけられず、エドゥアールとシマも欠場します。カルチョ・コモも後半に攻撃の選手を投入する余地が限られるため、リードを奪った後は大差を狙うより、ボールを保持して試合を運ぶ可能性が高そうです。
市場は公式戦5連勝中のカルチョ・コモをわずかに優勢と見ており、大差での勝利は低く評価しています。勝敗と点差については市場と同じ見方です。連勝という結果より、RCランスのゴール前の守備とカルチョ・コモのサイド攻撃がぶつかる展開が判断の鍵になります。ファブレガス監督がトヴァンを警戒していると話したことも、RCランスの得点の可能性を消すものではありません(トゥットスポルト、11月3日)。見通しが変わる条件は、RCランスが序盤からプレッシングをかけることです。カルチョ・コモの後方でのミスを得点につなげれば、アウェー側は限られた交代要員で追いかけることになります。
【最終結論・マーケット別・ベットマン発売基準】 勝敗:負け — カルチョ・コモはサイドからの連係とゴール前での決定力でRCランスのセカンドボール対応の弱さを突きます。RCランスはエドゥアールとシマを欠く最前線では、プレッシングから得た好機を決めきるのが難しいでしょう。 ハンデ +1:引き分け — カルチョ・コモはリード後に攻撃を強化できる交代要員が限られ、1点差を広げられません。RCランスは後半に交代選手とトヴァンの活躍で1点を挙げます。 ハンデ +2:勝ち — カルチョ・コモが勝っても1点差にとどまり、RCランスが2点差以上で敗れる展開にはなりません。 アンダー 3.5 — カルチョ・コモは2点を奪った後、ボールを保持してペースを落とします。RCランスは最前線の選手を欠き、1点を超える得点は難しいでしょう。