【26-27 NBA】ヒューストン・ロケッツ対ボストン・セルティックスの分析・プレビュー 試合開始:11月3日 10:30(日本時間)
ヒューストン・ロケッツのオフェンスリバウンドと、ボストン・セルティックスのプレッシャーディフェンスがぶつかります。両チームとも、相手のシュートミスやターンオーバーから追加の得点機会を作るチームです。
1. 試合概要と両チームの状況
イメ・ウドカ監督はシーズン開幕前から、オフェンスリバウンドでポゼッション争いを優位に進める方針を示していました(Fadeaway World、10月9日)。ヒューストン・ロケッツはレギュラーシーズン7試合で、1試合平均45.3リバウンドを記録し、相手には39.0本を許しています。フリースロー試投数も27.6本で、相手の21.9本を上回っています。ケビン・デュラントが得点を担い、アルペラン・シェングンが得点とパスで貢献し、ゴール下の攻めとセカンドチャンスで点を重ねています。
ただ、最近の大勝をその形だけで説明することはできません。オクラホマシティ・サンダー戦ではマーカス・スマートが3ポイントシュートを7本、ジャバリ・スミス・ジュニアが6本決めました。一方、ダラス・マーベリックス戦ではオフェンスリバウンドで20対12と上回りながら、3ポイントシュートは29本中7本にとどまり、111-116で敗れました。ウドカ監督が選手たちに、オープンの3ポイントシュートを見送らないよう求めたのもそのためです(Houston Chronicle、現地10月31日の試合前報道)。リバウンドで攻撃回数を増やしても、最後のシュートが決まらなければ点差は広がりません。
フレッド・バンブリートはNBA公式の負傷者リポートに名前がなく、予想先発にも入っています(NBC Sports、11月1日・Celtics Wire、11月2日)。出場すれば、デュラントやシェングンがダブルチームを受けた後にボールをつなぐ司令塔が増えます。ただし、スティーブン・アダムズは欠場し、クリント・カペラは出場が不透明です。2人とも欠場となれば、シェングンが休んでいる時間帯のリバウンドとゴール下の守備を、別の布陣で補う必要があります。
ボストン・セルティックスは5連勝中ですが、勝利した相手はいずれも当時の勝率が5割以下でした。3ポイントシュートが決まらなくても、ジェイソン・テイタムのドライブやフリースロー、相手のターンオーバーから得点して接戦をものにしています。オーランド・マジック戦では相手に18個のターンオーバーを誘発し、そこから21得点を挙げました。テイタムはフリースローを17本中15本成功させています。ジョー・マズーラ監督はその試合の第4クォーターで成果を出したベンチの組み合わせをより多く起用し、主力の復帰を遅らせました(Boston Herald・Boston Globe、11月1日報道)。遠征連戦の2日目も、控え選手を活用する余地があります。
2. マッチアップ分析
リバウンドは、ヒューストン・ロケッツの強みとボストン・セルティックスの弱点がぶつかるポイントです。ボストン・セルティックスは6試合で1試合平均43.2リバウンドを記録し、45.8本を許しています。シカゴ・ブルズ戦ではオフェンスリバウンドを20本許しました。ミッチェル・ロビンソンについては、休養で欠場するとの報道と、復帰の可能性を伝える報道が両方あります(AP・Celtics Wire、11月2日)。ロビンソンが欠場するか短時間の出場にとどまれば、ネーミアス・ケイタとルカ・ガルザが長い時間ゴール下を任されます。一方、シェングンが休み、カペラも出場できない時間帯には、ヒューストン・ロケッツのリバウンド優位が小さくなる可能性があります。
もう一つの勝負どころは、ボストン・セルティックスのプレッシャーとヒューストン・ロケッツのパスの選択です。ボストン・セルティックスは相手のターンオーバーを1試合平均18.0個誘発しています。デュラントやシェングンに守備が集まった後のパスを奪えば、ヒューストン・ロケッツがリバウンドを取る前に速攻で得点できます。ウドカ監督も2人がダブルチームにどう対処するかを課題に挙げていました(Fadeaway World、10月9日)。バンブリートが出場してボールを受ければ、プレッシャーへの対応策が増えます。
テイタムのゴール下への攻めは、ボストン・セルティックスが外角の不調を補う手段です。ただ、ヒューストン・ロケッツは相手のフリースローを1試合平均21.9本に抑え、ブロックも5.9本記録しています。テイタムがシェングンからファウルを引き出せば、ヒューストン・ロケッツのセンター起用にも影響します。シェングンがファウルを管理しながら守れれば、ボストン・セルティックスは3ポイントシュートとターンオーバーからの得点により頼ることになります。テイタムが休む時間帯をボストン・セルティックスのベンチがしのげるかどうかも、ヒューストン・ロケッツが得点を伸ばすことの多い第2クォーターの展開を左右します。
3. 最終判断と結論
ヒューストン・ロケッツがオフェンスリバウンドとフリースローで攻撃機会を増やして勝ち、点差も市場予想より広がると見ています。ボストン・セルティックスのプレッシャーは明確な反撃の糸口ですが、バンブリートが予想どおり出場すれば、ヒューストン・ロケッツはボールをつなぐ選手が増えます。ボストン・セルティックスの連勝は下位チーム相手が中心で、今回はホームで3戦全勝のヒューストン・ロケッツと、遠征連戦の2日目に対戦します。
市場予想と異なるもう一つのポイントは合計得点です。市場はボストン・セルティックスの連戦と前の試合での外角の不調を踏まえ、低得点側へ動いています。しかし、ヒューストン・ロケッツはダラス・マーベリックス戦で3ポイントシュートが29本中7本でも111得点を記録し、ボストン・セルティックスもオーランド・マジック戦で3ポイントシュートが44本中12本ながら108得点を挙げました(データセンター、10月31日・11月2日)。リバウンド、フリースロー、ターンオーバーという別々の得点経路があるため、合計得点はオーバーと見ています。ただし、バンブリートが出場できない場合や、シェングンがファウルトラブルで長くベンチに下がる場合は、ヒューストン・ロケッツのポゼッションとゴール下の優位について見方が変わります。
【最終結論・マーケット別・ベットマン発売基準】 勝敗:勝ち — ヒューストン・ロケッツのリバウンドとフリースローの優位が、ロビンソンが欠場または短時間出場となるボストン・セルティックスの遠征連戦2日目のゴール下とぶつかります。さらに、バンブリートの復帰でプレッシャーをしのぐ司令塔も増えます。 ハンデ -5.5:勝ち — 出場時間の約46%をベンチに託すボストン・セルティックスは、約33%にとどめるヒューストン・ロケッツの主力と対戦する時間が長く、その間のリバウンド差が点差につながります。 アンダー/オーバー 220.5:オーバー — 3ポイントシュートが決まらない日でも、両チームはオフェンスリバウンド、フリースロー、相手のターンオーバーから110点前後を挙げています。ロビンソンの不在は、ヒューストン・ロケッツのセカンドチャンスを増やすでしょう。