【26-27年 日本プロサッカーリーグ】ジェフユナイテッド千葉 vs アビスパ福岡 分析プレビュー キックオフ:11月1日 14:00(日本時間)
勝ち点で並ぶ2チームの直接対決です。ジェフユナイテッド千葉は最近、敗戦こそ減ったものの勝利をつかめていません。アビスパ福岡は守備を変更すると予告したうえで、敵地に乗り込みます。
1. 試合概要と両チームの状況
最下位のジェフユナイテッド千葉は、リーグ戦12試合で1勝4分け7敗です。最初の6試合は1勝5敗でしたが、直近6試合は4分け2敗。簡単には負けなくなった一方で、勝利もありません。リーグ戦の直近4試合では、いずれも13~16本のシュートを記録しました。データセンターが期待得点を集計したリーグ戦3試合の合計は、期待得点5.52に対して実際の得点は4点です。V・ファーレン長崎戦では期待得点2.79対0.62と上回りながら、1-1で引き分けました。サンプルは3試合ですが、チャンスを作ることとゴールにつなげることの間には差がありました。
リードした後の守備も課題です。セレッソ大阪戦では姫野誠とエリソンのゴールで2-0としましたが、相手が後半に攻撃の形を変えると、自陣で守る時間が長くなりました。結局、アディショナルタイムに2失点しました。タルマは、低い位置で守った後にそこから攻撃へ切り替える力が不足していたと評価しています(10月26日)。浦和レッズ戦では、クロスとコーナーキックからのヘディングで2失点しました。ジェフユナイテッド千葉にも、安井武也のコーナーキックをボニフェス・ンドゥカが頭で合わせる得点パターンがあります。飯田高寛と木田日向の負傷離脱は9月上旬から続いており、DFの日高優は直近の試合でも先発出場しました。
アビスパ福岡はリーグ戦3連敗中です。塚原真也監督は5-2-3で中盤からプレッシャーをかけると説明していましたが、直近3試合はいずれも先制点を許しています(タルマ、10月25日)。東京ヴェルディ戦では同点に追いついた後、背後のスペースとクロスから再び失点。ガンバ大阪戦でも、同点ゴールの直後に追加点を許しました。リーグ戦12試合で21失点を喫し、無失点はわずか1試合です(西スポ、10月29日)。監督は、プレスをかける位置とGKを含めた後方の配置を見直すと明かしました。今日の守備の形が変わる可能性はありますが、その変更で試合を通じて失点を減らせるかは、まだ実戦で確認できていません。
三國ケネディエブスは全体練習を終えたものの、コンディションは約70%だと話しました(西スポ、10月28日)。臼井昭誠も出場に向けて準備を進めていますが、プレー時間に制限がかかる可能性があると語っています(タルマ、10月30日)。2人の出場はまだ決まっていません。ジェフユナイテッド千葉とアビスパ福岡はそれぞれ7日間、8日間の休養を取っているため、今節は週中の試合での出場時間が両チームの差になる条件ではありません。
2. マッチアップ分析
アビスパ福岡のクロスとセットプレーは、ジェフユナイテッド千葉が最近失点した形と重なります。東京ヴェルディ戦では北島祐二の右クロスをウェリック・ポポがヘディングで決め、ガンバ大阪戦では途中出場の橋本悠が直接FKで得点しました。ジェフユナイテッド千葉は浦和レッズ戦で、クロスとコーナーキックからのヘディングで失点しています。アビスパ福岡がリードを許して後半に攻撃的な選手を投入すれば、ジェフユナイテッド千葉はセレッソ大阪戦のように、自陣で空中戦を何度も処理する展開になるかもしれません。一方、ジェフユナイテッド千葉もコーナーキックから得点した実績があり、同じ状況を攻撃に生かせます。
もう一つのポイントは、アビスパ福岡がどの位置からプレスを始めるかです。従来通り5-2-3で中盤からプレッシャーをかけるなら、ジェフユナイテッド千葉が最初のプレスをかわした後、エリソンと筑井巧美にボールを届けられるかが重要になります。アビスパ福岡が守備の配置を変えて後方の守りを優先すれば、ジェフユナイテッド千葉のシュート数は増える可能性があります。ただし、V・ファーレン長崎戦のように、チャンスがゴールにつながらない展開もあり得ます。どの配置になっても、ジェフユナイテッド千葉にとってはシュート数より、ペナルティーエリア内で決め切れるかが鍵です。
先制したチームも安心できません。ジェフユナイテッド千葉は2-0のリードを守れず、アビスパ福岡も同点に追いついた直後に再び失点する試合が続いています。ジェフユナイテッド千葉が先行した場合は、アビスパ福岡の途中出場の攻撃陣やセットプレーに対応しながら、ボールを再び前線へ運ぶ必要があります。アビスパ福岡が先制すれば、ジェフユナイテッド千葉は攻撃の回数を増やせそうですが、最近の決定力不足が残ります。
3. 最終判断と結論
市場は今季1勝のジェフユナイテッド千葉より、アビスパ福岡を上位に見ています。アビスパ福岡の選手層と、これまでの対戦で1勝1分けという成績もこの評価に反映されています。しかし、市場が期待する守備の安定感は、現在の記録とは異なります。アビスパ福岡はリーグ戦直近3試合ですべて先制点を許し、塚原監督も守備の配置を変えると話しました(タルマ、10月25日)。変更が効果を発揮する可能性はありますが、まだ試合で証明されていません。
だからといって、ジェフユナイテッド千葉の勝利と見るのも難しいです。ホームでのリーグ戦直近3試合は1失点に抑えていますが、作ったチャンスを得点に結びつけられず、セレッソ大阪戦ではリードした後に押し込まれて同点に追いつかれました。アビスパ福岡には、その守備をクロスやセットプレーで攻略できる選手がいます。ジェフユナイテッド千葉が序盤のチャンスを2ゴールに変えるか、アビスパ福岡の新しい守備配置がすぐに機能すれば、見通しは変わります。現状では、ジェフユナイテッド千葉がホームで先行してもアビスパ福岡が追いつく引き分けが有力で、両チームの合計得点は2点以下と見ます。
【最終結論・マーケット別・ベットマン発売基準】 試合結果:引き分け — ジェフユナイテッド千葉にはホームでシュートを重ねて先制する根拠がありますが、決定力の低さとリード後の空中戦への対応が勝利を遠ざけます。アビスパ福岡もリーグ戦3試合連続で先制点を許し、実戦で初めて使う守備配置で勝てる根拠は十分ではありません。 ハンデ +1:勝ち — アビスパ福岡は公式戦のアウェー5試合で勝利がなく、直近の公式戦10試合で前半をリードして終えたのは1試合だけです。ジェフユナイテッド千葉が敗れる展開より、負けない展開のほうが根拠があります。 2.5:アンダー — ジェフユナイテッド千葉の得点数は、作ったチャンスを決め切れない最近の決定力に左右されます。アビスパ福岡の得点パターンもセットプレーと空中戦に偏っているため、引き分けの展開なら合計得点は2点以下です。