【2026 UEFAネーションズリーグ】ベラルーシ対フィンランド 予想・プレビュー キックオフ:10月7日 03:45(韓国時間)
ベラルーシとフィンランドは10月7日午前3時45分(韓国時間)、ハンガリーのブダペストにあるイルロフスキ・ルドルフ・スタディオンで、UEFAネーションズリーグ・リーグCグループ1の第4節を戦います。1週間前にヘルシンキで行われた試合は0-0の引き分けでした。首位フィンランドは引き分けて勝ち点8としても首位を確保できるとは限らず、勝ち点4のベラルーシは勝たなければ1位争いに残れません。
1. 試合概要と両チームの状況
チーム フィンランド:勝ち点7/今大会3試合で2勝1分け、9得点1失点 アルバニア:勝ち点6/今大会3試合で2勝1敗 ベラルーシ:勝ち点4/今大会3試合で1勝1分け1敗、4得点2失点
アルバニアは同時刻にサンマリノと対戦します。アルバニアが勝ち、フィンランドが引き分けると、フィンランドは勝ち点8で2位になります。ベラルーシがフィンランドを破れば、両チームは勝ち点7で並びます。グループ1位がリーグBへ自動昇格するため、どちらも引き分け狙いでは臨みにくい一戦です。
フィンランドの9得点のうち7点はサンマリノ戦で挙げたものです。ベラルーシ戦とアルバニア戦で記録した残りの2点は、どちらもレオ・ヴァルタの直接フリーキックでした。ベラルーシも4得点すべてをサンマリノ戦の後半に記録し、アルバニアとフィンランドからは得点できていません。両チームとも今大会、実力の近い相手にオープンプレーから得点できていない状況です。順位や得失点差だけで、今回の対戦でフィンランドが攻撃を主導すると考えるのは難しいでしょう。
直近の試合内容も、スコアほど一方的ではありませんでした。フィンランドはアルバニア戦で開始4分に失点しましたが、相手GKが22分に退場した後、ヴァルタの直接フリーキック2発で2-1の逆転勝利を収めました。約70分間を数的優位で戦いながら、ペナルティーエリア内で十分な攻撃を作れませんでした。ベラルーシはサンマリノに4-0で勝ったものの、前半は守備を崩すのに苦労しました。46分にアルテム・コンツェヴォイが先制してから攻撃が機能し始め、サンマリノも直後に何度かシュートを放っています。直近の勝利をそのまま現在の攻撃力として評価するべきではありません。
ベラルーシの変化は、2026年3月にヴィクトル・ゴンチャレンコ監督が就任してからの守備に表れています。就任後の7試合は4勝2分け1敗、13得点6失点で、1試合に3点以上を許したことはありません。ただし、そのうち4試合は親善試合で、前体制のワールドカップ予選より対戦相手のレベルも低めでした。今回の試合を考えるうえで直接参考になるのは、フィンランドとのアウェー戦で記録した0-0です。ベラルーシは守備ライン間の距離を詰め、フィンランドの中央からの前進を封じました。ボール保持率で劣りながらも、シュート数は9対8で上回っています。2度ネットを揺らしたもののオフサイドで取り消され、後半にはポストにも当てました。
フィンランドのヤコブ・フリース監督は試合後、DFとMFのポジショニングが合わず、前方のエリアに進めなかったと説明しました(YLE、10月2日)。今回は当時の中盤で先発した3人のうち、カーン・カイリネンとグレン・カマラが欠場します。カイリネンは累積警告、カマラは所属クラブからの呼び戻しが理由です。CBのヴィッレ・コスキも負傷で出場できません。ヘルシンキでコーナーキックからシュートを放ち、守備ではペナルティーエリア内の空中戦を担った選手です。オニ・ヴァラカリやサンテリ・ヴェーナネンらが中盤の代役候補で、サムリ・ミエッティネンとトニ・ミエッティネンが再びセンターバックを組む可能性があります。ただし、先発の組み合わせはまだ決まっていません。
チーム フィンランド:欠場 カーン・カイリネン、グレン・カマラ、ヴィッレ・コスキ/予想される対応 中盤の新たな組み合わせ、センターバックの再編 ベラルーシ:欠場 ロマン・ベグノフ/予想される対応 ヴラディスラフ・カリニンが右SBに復帰する可能性
ベラルーシはサンマリノ戦で負傷した右SBロマン・ベグノフを欠きます。代役候補のヴラディスラフ・カリニンは、アルバニア戦とフィンランド戦ですでに先発しています。守備的MFのアレクサンドル・セリャヴァはサンマリノ戦に出場しませんでしたが、ゴンチャレンコ監督はベグノフ以外の選手は準備できていると話しました(スポルト5、10月5日)。セリャヴァが先発するかどうかで、ベラルーシの中盤の構成やセットプレーでの空中戦要員が変わります。
ベラルーシは名目上のホームチームですが、自国の外で試合をします。中立地でのホームゲーム28試合でわずか3勝という成績からも、ホームアドバンテージは期待しにくいでしょう。一方、ベラルーシは3日前に同じスタジアムでサンマリノ戦を行い、フィンランドはヘルシンキでアルバニア戦を終えてからブダペストへ移動しました。両チームの休養期間は3日です。違いは出場時間にあります。ベラルーシはサンマリノ戦で先発7人を入れ替え、とくに前線の出場時間を分散しました。一方、フィンランドの主力DF数人はアルバニア戦にフル出場しています。
ベラルーシがフィンランド相手に6試合勝てていないという記録も、今回の展開を予想する材料としては限界があります。6試合のうち5試合はフィンランドのホームで行われ、1週間前の試合より前の対戦は、現在の監督同士の試合ではありません。参考にすべきなのはヘルシンキで、フィンランドがボール保持率60%を記録しながら中央から前進できなかった場面です。ゴンチャレンコ監督は相手に応じてプレス、守備、裏への抜け出しに適した選手を起用すると話し、フリース監督は相手のチャンスを減らす戦い方を続ける方針を示しています。再戦でも両チームの基本的な戦い方は大きく変わらない可能性があります。
2. マッチアップ分析
序盤はフィンランドがボールを持ち、ベラルーシが守備の間隔を詰める展開が基本になりそうです。ヘルシンキでは、ベラルーシがフィンランドの最前線にいるヨエル・ポーヤンパロへのパスコースを塞ぎました。フィンランドはパスを長くつないでも、最後のパスをFWに届けられませんでした。アルバニア戦では相手が1人少なくなった後も、フィンランドのシュート11本のうち8本がペナルティーエリア外からでした。ベラルーシの守備だけでなく、フィンランド自身のポジショニングも攻撃停滞の原因になったというフリース監督の説明に合致する内容です。
新しい中盤がその問題を解決できるかが、今回の試合の焦点です。カイリネンは今回の代表招集で行われた3試合すべてに先発し、アルバニア戦で彼に代わって入った選手は、今回は欠場するカマラでした。ヴァラカリは所属クラブで継続的に出場していますが、今回の招集では2試合とも後半からの途中出場にとどまっています。フィンランドがセンターバックから新しい中盤へつなぐ最初のパスをベラルーシのプレス越しに通せれば、ヴァルタのクロスやポーヤンパロのペナルティーエリア内での動きを生かせるでしょう。そのパスを奪われれば、ベラルーシにすぐさま前進するチャンスを与えます。新しい組み合わせの実力を試合前から断定はできませんが、ヘルシンキで露呈した問題を短い準備期間で別の選手たちと解決しなければならない負担は明らかです。
ベラルーシがボールを奪い返した後に注目したいのは左サイドです。ヘルシンキでのベラルーシの攻撃は43%が左サイドからで、サンマリノ戦では左SBのキリル・ペチェニンが3アシストを記録しました。アルテム・シュマンスキーが先発に戻れば、2人はフィンランドの右SBアダム・シュタールと対峙します。シュタールが攻撃参加した後にフィンランドがボールを失えば、彼が守備位置に戻る間にベラルーシが左から前進する余地が生まれます。ただし、ヘルシンキでこの形から得点したわけではありません。当時のベラルーシが決定的な脅威を作ったのは、セットプレーと61~62分の前線の交代後でした。
セットプレーは両チームにとって現実的な得点パターンです。ヘルシンキではフィンランドがコーナーキックからシュタールとコスキのシュートを作りましたが、今回はコスキが出場できません。アルバニア戦ではコスキを欠いたセンターバックの組み合わせが、試合開始4分の最初のコーナーキックからヘディングで失点し、その後もコーナーキックでピンチを招きました。ベラルーシもヘルシンキで、グロミコのフリーキックからカリニンのシュートを作り、コーナーキックからセリャヴァのゴールが取り消されています。コスキ不在のフィンランド守備陣が、こうした空中戦をどう防ぐかは重要です。
反対に警戒したいのは、ベラルーシのファウルです。アルバニア戦でベラルーシは22回のファウルを記録し、ペナルティーエリア内の反則からPKを与えて先制点を許しました。ゴンチャレンコ監督もセットプレーの守備に問題があると認めています(スポルト5、10月5日)。ヴァルタはアルバニア戦で約23メートルと29メートルの位置から、直接フリーキックを2本とも決めました。ベラルーシが中央からの前進を阻む過程でペナルティーエリア付近のファウルを犯せば、オープンプレーが封じられていてもフィンランドには得点のチャンスがあります。フィンランドにとっては、その位置までボールを運ぶところから新しい中盤でこなさなければなりません。
後半は、ベラルーシの交代策とフィンランド守備陣の出場時間がかみ合います。ゴンチャレンコ監督はヘルシンキで61~62分に前線の3人を交代させ、その直後にフリーキックからのシュート、ポスト直撃、取り消されたゴールが続きました。サンマリノ戦でも55分に投入されたシュマンスキーが1ゴール1アシストを記録しています。今回はサンマリノ戦で出場時間が短かった、あるいは休んだ攻撃陣を後半に投入できるでしょう。フィンランドのシュタール、サムリ・ミエッティネン、ユホ・ラッテーンマキはアルバニア戦にフル出場したうえで移動しています。疲労の差が表れるなら、ベラルーシの攻撃陣とフィンランドの守備陣がぶつかるエリアになりそうです。ベラルーシの守備の中心選手もサンマリノ戦で長くプレーしているため、チーム全体の体力で一方が有利とは言えません。
先制点が入ると、追う側の課題は大きくなります。ベラルーシが先制すれば、フィンランドは新しい中盤からボールを前進させ、コンパクトな守備を崩さなければなりません。フィンランドが先に得点すれば、ベラルーシはアルバニア戦で成果が出なかった、ボールを持って追いかける展開を強いられます。勝利が必要なベラルーシは、0-0の時間が長くなるほど攻撃の選手を増やす可能性があります。その采配で得点機会は増えますが、フィンランドがボールを奪い返した際に狙える守備の裏のスペースも広がります。
3. 最終予想と結論
前半はフィンランドのボール保持とベラルーシの密集守備がぶつかり、得点が動かない展開になりそうです。ベラルーシはヘルシンキでフィンランドの中央からの前進を止めた戦い方を再現できますが、フィンランドはカイリネンとカマラを欠いてその問題を解決しなければなりません。勝利が必要なベラルーシには、後半に前線の選手を交代して攻撃を強化する理由があります。投入される選手たちは、3日前に長くプレーし、移動もしたフィンランドの守備陣と対峙します。コスキの欠場を考えると、ベラルーシのセットプレーが後半の勝負を分ける可能性もあります。
オッズ市場は、グループ首位のフィンランド勝利をやや高く評価しています。フィンランドが3試合無敗で失点も少ない点は根拠になりますが、9得点のうち7点はサンマリノ戦で、ベラルーシとアルバニアから奪った2点はいずれも直接フリーキックでした。ベラルーシがフィンランド相手に勝てていない記録や、前監督時代の大量失点も、今回の中盤の顔ぶれや後半の出場時間の差を説明するものではありません。この条件では、フィンランドが長くボールを持っても、より多くの勝機を作るとは考えにくいでしょう。ただし、ベラルーシも実力の近い相手からまだ得点できていないため、大差を予想する根拠は乏しいです。
予想スコアはベラルーシ1-0フィンランド、またはベラルーシ2-0フィンランドで、1-0をより有力と見ます。前半は均衡が続き、55~62分ごろの交代、セットプレー、またはフィンランドのボールロストから始まる左サイドの攻撃で、ベラルーシが先制する展開です。フィンランドが追いつこうとSBを高く上げれば、ベラルーシがその裏を突いて追加点を挙げる可能性があります。この見立ては、フィンランドの新しい中盤がベラルーシのプレスをかわし、安定してボールを前進させれば弱まります。また、ベラルーシがペナルティーエリア付近でファウルを犯し、ヴァルタに直接フリーキックの機会を与えれば、先制点と試合の流れがフィンランドに傾く可能性もあります。