【2026 UEFAネーションズリーグ】アルバニア vs サンマリノ 試合分析・プレビュー 試合開始:10月7日 03:45(韓国時間)
アルバニアとサンマリノが韓国時間10月7日03時45分、ティラナのエア・アルバニア・スタジアムでUEFAネーションズリーグ、リーグC・グループ1の第4節を戦います。フィンランドを勝ち点1差で追うアルバニアにとって、首位争いを続けるためにも勝ち点3が必要な一戦です。サンマリノはグループリーグ初得点を目指します。
1. 試合概要と両チームの状況
アルバニアはベラルーシに2-0、サンマリノに3-0で勝ったあと、フィンランドに1-2で敗れました。勝ち点は6で、フィンランドを1ポイント差で追っています。11月12日にはホームで再びフィンランドと対戦します。サンマリノはフィンランド、アルバニア、ベラルーシにすべて敗れ、3試合で無得点、14失点です。アルバニアがフィンランドとの直接対決に1点差で勝てば、グループ全体の得失点差が順位を左右する可能性があるため、今回どれだけ得点できるかにも意味があります。
アルバニアの直近の敗戦を、攻撃力の低下と見るのは難しいでしょう。フィンランドとのアウェー戦では、レイ・マナイが4分にコーナーキックからヘディングを決めて先制しましたが、22分にGKエトリト・ベリシャが退場。フィンランドのレオ・ヴァルタは、その反則で得たフリーキックと後半の別のフリーキックを直接決めました。アルバニアは数的不利になってからも、コーナーキックやペナルティーエリア内への攻撃を続けました。ロランド・マラン監督のもと、今大会のアルバニアは3試合すべてで得点しています。
9月のアルバニア攻撃陣には、6月の親善試合に出場していなかったレイ・マナイとエルネスト・ムチが加わりました。マナイは今大会3試合で2ゴール1アシスト。サンマリノ戦では流れの中から、フィンランド戦ではコーナーキックから得点しました。ベラルーシ戦ではクリスティアン・アスラニがPKを決め、速攻からはムチが仕留めています。ただし、ホーム開催だからといって大量得点が確実とはいえません。データセンターの集計によると、アルバニアは直近のホーム公式戦3試合で合計3得点でした。今回どこまで攻められるかは、ホームでの数字よりも、サンマリノの守備を早い時間帯に崩せるか、先制後も攻撃を続けるかにかかっています。
サンマリノはベラルーシ戦で前半を0-0で終えました。ロレンツォ・カピッキオーニのフリーキックとコーナーキックは直接ゴールを狙い、ニコラ・ナンニのヘディングはGKに触れたあとポストに当たりました。今大会のグループリーグでサンマリノが最も多くシュートを放った試合でしたが、46分に先制を許すと、65分、68分にも立て続けに失点し、0-4で敗れました。9月のアルバニア戦でも21分と27分にゴールを奪われています。失点直後に守備の形を保てるかどうかが、点差を左右するかもしれません。
過去の両チームの対戦は5試合で、アルバニアが全勝。サンマリノは一度も得点していません。ただし、その記録だけで今回の点差まで決まるわけではありません。2021年3月の試合はアルバニアの先制点が63分に生まれ、2-0で終了。同年9月にティラナで行われた試合では、後半に4ゴールを加えて5-0となりました。9月30日のアウェー戦で3-0と勝ったあと、マラン監督は3日後のフィンランド戦を控え、疲労を管理するために選手を交代したと説明しています。交代後、アルバニアは試合のペースを落としました。今回は次の公式戦までおよそ5週間あります。
今回予想される主なメンバー変更は以下の通りです。先発は試合直前の発表で変わる可能性があります。
チーム アルバニア:主な離脱者は出場停止のベリシャ、筋肉の問題を抱えるアレン・シェリ/マラン監督はGKにマリオ・ダイシナニを起用する見込み サンマリノ:主な離脱者は出場停止のナンニ、状態が不透明なガブリエレ・カピッキオーニ/ニコラス・ジャコペッティを軸に攻撃陣を編成する見込み
サンマリノにとってナンニの不在は大きな痛手です。9月のアルバニア戦ではチームのシュート6本のうち3本を放ち、唯一の枠内シュートも記録。ベラルーシ戦でもポストを叩くヘディングを放ちました。ボールを奪って前線に送ったときに収める選手、そしてペナルティーエリア内で仕留める選手が減ります。アルバニアのダイシナニは今大会初出場を迎える見込みです。GK変更の影響が出るとすれば、ロレンツォ・カピッキオーニの直接フリーキックやコーナーキックへの対応でしょう。
回復に使える時間も先発選考に関わります。アルバニアは韓国時間10月3日のフィンランド戦で、22分から10人でプレーしました。サンマリノは10月4日にブダペストでベラルーシと対戦したあと、ティラナへ移動しています。両チームにとって、約10日間で4試合をこなす日程の最終戦です。キックオフごろのティラナは晴れで、風も弱い予報です。天候よりも、フィンランド戦に先発した選手の回復具合と、両監督がいつ交代カードを切るかが後半の展開を左右しそうです。
2. マッチアップ分析
マラン監督率いるアルバニアは今大会の3試合すべてで、4-3-3をベースにスタートしました。中央でマナイがフィニッシュを狙い、ムチはペナルティーエリアの外からもシュートを放ちます。クリスティアン・アスラニは中盤でボールを配り、セットプレーも担当。サイドではエルセイド・ヒサイに加え、スタブロ・フィリオスまたはマリオ・ミタイが前に出ます。サンマリノ陣内で長くボールを持てれば、サイド攻撃やコーナーキック、ペナルティーエリア手前からのシュートを重ねられる布陣です。
ロベルト・チェヴォリ監督のサンマリノは相手に応じて布陣を変えてきましたが、今回は4-4-2が予想されます。中央を2列で固め、ボールを奪ったら素早く前線につなぐ形です。サイドのMFが守備に加わればアルバニアの攻め上がりを遅らせられますが、ヒサイと逆サイドのSBまで攻撃参加すると、サイドで複数の相手を受けることになります。アルバニアがそこでクロスやコーナーキックを獲得すれば、マナイやCB陣がペナルティーエリア内で空中戦を挑みます。サンマリノはフィンランド戦でも、序盤にクロスから始まった攻撃で2失点しています。
セットプレーも両チームが直接ぶつかるポイントです。フィンランド戦ではアスラニの最初のコーナーキックから、マナイのヘディングゴールが生まれました。サンマリノはベラルーシ戦のコーナーキック守備で、エドアルド・コロンボがゴールライン際でヘディングシュートを防ぐ必要がありました。コロンボは9月のアルバニア戦でも5セーブを記録しています。GKの好守でアルバニアの先制を遅らせる可能性はありますが、サンマリノがボールを奪って前線でキープできなければ、アルバニアに次の攻撃機会が回ってきます。
ムチのミドルシュートを見れば、サンマリノが中央とサイドを同時にケアしなければならない理由が分かります。9月の対戦では、ムチは18分までに距離や位置を変えながら3本のシュートを放ちました。サンマリノがペナルティーエリア内を優先して守れば、ムチにエリア外から狙われる可能性があります。シュートを防ごうとDFが前に出れば、その背後の攻撃選手にも注意が必要です。ただし、9月の試合の最初の2ゴールがどの攻撃経路から生まれたかについては、記録が一致していません。サイド攻撃が今回も早いゴールにつながると決めつけず、アルバニアが使える攻め筋の一つとして見るべきです。
サンマリノが無失点の時間を延ばすには、守備だけでなく、ボールを奪ったあとの選択も重要です。9月の対戦ではアルバニアのボール支配率が72%、サンマリノの枠内シュートは1本でした。今回は当時シュートの半分を担ったナンニも欠場します。ジャコペッティと並ぶFWが前線でボールを収められなければ、サンマリノ守備陣は短い間隔でアルバニアの攻撃を繰り返し受けることになります。反対に、サンマリノが前へ出る機会を作り、アルバニア陣内でファウルやコーナーキックを得られれば、ロレンツォ・カピッキオーニがダイシナニを試す場面もありそうです。
先制後の対応は、この試合で特に重要です。0-0の間、サンマリノは2列の守備を保ち、アルバニアに速攻の機会を与えずに済みます。失点後に同点を狙って前へ出れば、アルバニアがボールを奪って攻撃に切り替える余地が生まれます。アルバニアはベラルーシ戦で、相手の攻撃中にボールを奪い、ムチのゴールにつなげました。ただし、サンマリノが失点後すぐに前へ出るとも、必ず追加点を許すとも限りません。どのタイミングで攻撃の人数を増やすかによって、アルバニアが使えるスペースも変わります。
後半は、両チームが交代選手をどう使うかで点差が変わる可能性があります。マラン監督は9月のサンマリノ戦で66分にFWを2人同時に交代しました。当時は3-0とリードしたあとにムチとマナイを下げ、体力を温存しましたが、今回はウズニやアニス・メメティら攻撃の交代要員で攻勢を保つ理由があります。2人は9月の対戦でゴールを決めています。チェヴォリ監督も最近の試合で複数選手を一度に交代し、中盤を補強しました。4連戦の最終戦でもサンマリノが守備の間隔を保てるか、アルバニアがフィンランド戦の疲労を交代でどこまで補えるかが、互いに影響しそうです。
先制点が遅れれば、展開は変わる可能性があります。サンマリノはベラルーシ戦の前半を0-0で終え、2021年3月のアルバニア戦でも63分まで失点しませんでした。コロンボが序盤のシュートを防ぎ、サンマリノが引いて守り続ければ、アルバニアは速攻よりもセットプレーやサイド攻撃に頼ることになります。フィンランド戦に出場した選手の回復が遅れていれば、後半の攻撃精度が落ちるかもしれません。こうした条件が重なれば、点差が予想より小さくなる可能性があります。
3. 最終予想と結論
アルバニアが主導権を握って勝つ可能性が高いでしょう。9月のアウェー戦では先発を6人入れ替えながら、27分までに2ゴールを決めました。今回はグループ首位争いのかかったホームゲームで、サンマリノは当時、攻撃を最も多く仕上げていたナンニを欠きます。ロレンツォ・カピッキオーニのキックからサンマリノが得点する可能性は残りますが、流れの中でアルバニアと同じだけの決定機を作れる材料は乏しいです。
市場予想と見解が分かれるのは、勝敗よりもアルバニアがリードしたあとにどう試合を運ぶかです。市場は両チームの実力差とサンマリノの大量失点を織り込みつつも、アルバニアが一定の点差をつけたところで攻撃のペースを落とす可能性を残しています。しかし、9月に3-0としたあとマラン監督がペースを落としたのは、3日後にフィンランドとのアウェー戦を控え、体力を管理するためでした。今回は次の公式戦まで約5週間あり、11月のフィンランド戦の結果次第ではグループ全体の得失点差が順位を決める可能性があります。交代で攻撃陣を入れ替えても攻め続ける可能性は、より高いと見ています。
予想スコアはアルバニアの5-0、または5-1です。序盤にセットプレーやサイド攻撃からアルバニアが先制し、サンマリノが失点後に守備の間隔を保てなければ、前半と後半に追加点が生まれる可能性があります。アスラニのキックとマナイの空中戦が先制点につながり、ナンニを欠くサンマリノはボールを奪ってもアルバニアの次の攻撃を遅らせにくいでしょう。アルバニアが3点差をつけたあとも、交代選手を使って攻め続けるとの見立てが、後半の追加点予想を支えています。サンマリノにもロレンツォ・カピッキオーニの直接フリーキックやコーナーキックでダイシナニを試すチャンスがあり、ボールを奪って速攻を仕掛ける道も残されています。アルバニアの先制点が60分以降にずれ込めば、残り時間で予想した点差をつけるのは難しくなります。