【2026 UEFAネーションズリーグ】ハンガリー対ジョージア 分析プレビュー キックオフ:10月3日 03:45(韓国時間)
ハンガリーとジョージアは、韓国時間10月3日03時45分からブダペストのプシュカシュ・アレーナで、2026-27 UEFAネーションズリーグ リーグB・グループ2の第3節を戦う。両チームとも勝ち点1、得点0で並んでいる。ホームのハンガリーが主導権を握る展開が予想されるが、その優位をゴールに結び付けられるかが勝負の鍵となる。
1. 試合概要と両チームの現状
ハンガリーはホームでウクライナに0-1で敗れ、北アイルランドとのアウェー戦は0-0で引き分けた。ジョージアはホームで北アイルランドに0-1で敗れた後、同じ会場でウクライナと0-0で引き分けている。ウクライナと北アイルランドが勝ち点4で先行しているため、この試合で敗れたチームはグループ最下位に後退する。両チームは10月5日に、それぞれウクライナ、北アイルランドとのアウェー戦を控えており、今回の直接対決で得る勝ち点は重要だ。ジョージアのラマズ・スヴァナゼ監督は勝ち点3を目標に掲げ、ハンガリーのDFアッティラ・オシュヴァトも必勝を誓った。
両チームの直近の成績は、親善試合と公式戦を分けて見る必要がある。2026年の親善試合では、ハンガリーが3勝1分け、ジョージアが2勝2分けを記録した一方、今大会のネーションズリーグでは両チームともまだ得点がない。より長い公式戦の成績ではハンガリーが上回る。ただし、ジョージアの直近の公式戦にはスペインやトルコとの試合が含まれるため、得失点差だけで現在の攻撃力や守備力を比べるのは難しい。
集計対象 2026年の親善試合4試合:ハンガリー 3勝1分け・6得点2失点/ジョージア 2勝2分け・7得点3失点 直近の公式戦8試合:ハンガリー 2勝3分け3敗・11得点11失点/ジョージア 1勝1分け6敗・7得点16失点 今大会のネーションズリーグ2試合:ハンガリー 勝ち点1・0得点1失点/ジョージア 勝ち点1・0得点1失点
ハンガリーが無得点に終わった2試合は、内容が同じではなかった。ウクライナ戦では前半にダニエル・ルカーチのシュートがクロスバーを叩き、ベンデグズ・ボッレもゴール至近距離でチャンスを逃した。北アイルランド戦では序盤のプレスを受けた後、長くボールを保持しながらもペナルティーエリア内への侵入に苦しみ、初めて枠内シュートを放ったのは90分だった。マルコ・ロッシ監督が、より速く直接的な攻撃と精度の高いクロスを求める背景には、この2試合の違いがある。
問題は、クロスをゴールに結び付けていた選手が不在であることだ。バルナバーシュ・ヴァルガとロランド・サライは負傷のため今回の招集に参加していない。得点者が確認できるハンガリーの2025年ワールドカップ予選4試合での8得点のうち、ヴァルガが4得点、サライが1得点を挙げていた。ソボスライのキックに合わせてペナルティーエリア内で得点していた役割を、ルカーチや途中出場の攻撃陣が担う必要がある。ウクライナ戦で攻撃に加わったダミル・レジッチとボッレも足首の負傷で出場できず、MFカラム・スタイルズもメンバーから外れた。
ボッレに代わって右サイドバックに入る可能性が高いのはオシュヴァトだ。MTIが10月1日に伝えた予想先発では、ハンガリーはミラン・ヴィタリスとアンドラーシュ・シェーファーの2人が中盤を組み、ソボスライ、ガボル・ユレク、アレックス・トートがルカーチの後方に並ぶ。予想どおりなら、北アイルランド戦のようにソボスライが自陣深くまで下がってボールを受ける状況を減らす狙いがある。ただし、先発メンバーや配置は試合前に確定していない。
ジョージアは最初の2試合の間に監督が交代した。ウィリー・サニョル監督の最後の試合となった北アイルランド戦では、ボール支配率60%でペナルティーエリア内のチャンスやPKを得ながら敗れた。スヴァナゼ監督の初陣となったウクライナ戦では、ボール支配率48%ながらシュート数は13本で、相手の6本を上回った。ただし、ジョージアのシュートのうちペナルティーエリア内から放たれたのは4本で、ウクライナは前の試合から先発10人を入れ替えていた。監督交代後の攻撃の変化を評価する材料は、まだ1試合しかない。
両代表は2002年ワールドカップ予選で、2001年に2度対戦し、1勝ずつを挙げた。当時の選手や監督、試合の進め方は現在とはつながらない。今回の試合により近い条件は、両チームが先週、ウクライナと北アイルランドの両方と対戦したことだ。ただし、ハンガリーは北アイルランドとアウェーで戦い、ジョージアは監督交代後に先発を大幅に入れ替えたウクライナと対戦した。同じ相手との結果でも、そのまま優劣に置き換えることはできない。
試合時間帯に雨の予報はなく、風も弱い。直前の試合から今回の試合までの休養日数も両チームで同じだ。日程や天候より、先発メンバーと守備の配置が試合展開を左右する可能性が高い。
2. マッチアップ分析
ハンガリーは直近のネーションズリーグ2試合で、ボール支配率57%と65%を記録した。ジョージアはスヴァナゼ体制初戦で相手にボールを渡し、守備ラインを下げた。今日も同じ戦い方を続けるなら、ハンガリーがボールを持ち、ジョージアが3人のセンターバックと両ウイングバックでペナルティーエリア前を固める時間が長くなりそうだ。ロッシ監督は、サニョル体制の3-4-2-1に比べ、現在のジョージアは3-5-2に近いと評価している。スヴァナゼ監督は、アウェーだからといって戦い方を変えるつもりはないと話した。
この配置に対してハンガリーがルカーチを狙って高いクロスを繰り返せば、ジョージアの3人のセンターバックが数的優位を保てる。ハンガリーは北アイルランドの3バックを相手にした際も長くボールを持ったが、攻撃は主にペナルティーエリア外からのシュートやセットプレーにとどまった。ソボスライがジョージアの中盤と守備ラインの間でボールを受け、ユレクやアレックス・トートが後方からペナルティーエリアに飛び込めば、ルカーチ一人に集中する守備を分散できる。これは予想先発がそのとおりになり、ハンガリーの中盤がソボスライへボールを前進させることが条件となる展開だ。
もう一つの得点ルートは、ソボスライのコーナーキックやフリーキックだ。ハンガリーは2025年の公式戦で、ソボスライのコーナーキックから2得点を挙げており、北アイルランド戦でもウィリ・オルバンとドナート・バラーニがコーナーキックからヘディングのチャンスを得た。ジョージアはトルコとのアウェー戦で、コーナーキックからのヘディングで2失点し、北アイルランド戦の決勝点も、ペナルティーエリア内へのロングスローを処理できなかった後に生まれた。ヴァルガが不在でも、オルバンやルカーチ、後半から出場する可能性のあるバラーニが、こうした場面で得点を狙える。ジョージアがサイド攻撃を防ぐ過程でハンガリーにコーナーキックを多く与えれば、守る場面も増える。
反対側の攻防は、フヴィチャ・クヴァラツヘリアの動きから始まる。ロッシ監督は、彼が自由にポジションを変えることを警戒している。クヴァラツヘリアが左に流れれば、ボッレに代わって出場するオシュヴァトが対応する必要があり、中央に移ればハンガリーのMFの対応が重要になる。予想どおりハンガリーが中盤に2人を置き、ボールを失えば、クヴァラツヘリアが中盤でボールを受けて前進できる。ジョルジュ・ミカウタゼは、北アイルランド戦とウクライナ戦のどちらでもペナルティーエリア内からシュートを放った。クヴァラツヘリアがボールを運び、ミカウタゼがペナルティーエリア内で受ける形は、ジョージアがカウンターをシュートにつなげるルートになり得る。
とはいえ、ジョージアのカウンターが成功すると決めつけることはできない。ウクライナ戦のシュート13本のうち9本はペナルティーエリア外からで、クヴァラツヘリアのシュートも角度のない位置や遠距離からのものだった。ハンガリーがジョージア陣内で失ったボールをすぐに奪い返せば、2人の攻撃陣がペナルティーエリアまで進む時間は足りない。ジョージアは相手の守備が整う前にボールを前進させつつ、最後のシュートをウクライナ戦よりゴールに近い位置から放つ必要がある。
後半の交代によって、この攻防の舞台が変わる可能性もある。ロッシ監督は前の2試合で、ハーフタイムと55分に攻撃的な選手を2人同時に投入した。0-0が続けば、バラーニらを投入してペナルティーエリア内の人数を増やす可能性がある。その采配はハンガリーのクロスやセットプレーを生かす助けになる一方、中盤でボールを失った際にジョージアの攻撃陣へ対応する選手が減るおそれもある。スヴァナゼ監督はウクライナ戦の73分に、ギオルギ・チャクヴェタゼとオタル・キテイシュヴィリを同時に交代させた。今日もこの2人が先発するなら、中盤の運動量や交代のタイミングがハンガリーの後半の攻勢に影響する。
先制点が入れば、守備の位置取りも変わってくる。ハンガリーが先制すれば、ジョージアは追いつくために今より前へ出る必要があり、ハンガリーはソボスライや途中出場の攻撃陣を生かして追加点のチャンスを作れる。反対にジョージアが先制すれば、ハンガリーは攻撃の人数を増やし、ジョージアはペナルティーエリア前でクロスやセットプレーを長く守ることになる。どちらが先行しても、相手に追いつくための道が残ると見る理由はここにある。ジョージアが高い位置からプレスをかけたり、4バックを選んだりすれば、この基本的な構図そのものが変わる。
3. 最終予想と結論
最も可能性の高い予想スコアはハンガリーを基準に1-1で、両チーム無得点の0-0も考えられる。ハンガリーがホームで長くボールを保持しても、ルカーチ一人を狙ったクロスだけでは、ジョージアの3人のセンターバックを崩すのは難しい。ソボスライのセットプレーは、ジョージアが繰り返し失点している高いボールへの守備を試せるため、ハンガリーにとって現実的な得点ルートとなる。ジョージアは、ハンガリーが中盤でボールを失った場面や、後半に攻撃の人数を増やした場面で、クヴァラツヘリアとミカウタゼを生かしてペナルティーエリア内のチャンスを狙える。先制したチームが守備位置を下げれば、相手に追いつくための攻撃の余地が生まれると考え、0-0より1-1を上位に見る。
市場では、ハンガリーのホームアドバンテージと知名度を根拠に、ホーム勝利がより有力視されている。試合の主導権を握れる選手はそろっているものの、得点者が確認できる2025年ワールドカップ予選8得点のうち5得点を挙げたヴァルガとサライは不在だ。この2人の欠場が、ジョージアの3バックと対峙するハンガリーの最前線に与える影響を踏まえると、市場よりも引き分けの可能性をやや高く見る根拠がある。ただし、ジョージアが予想に反して守備ラインを上げ、ハンガリーの後方からのビルドアップをプレスするなら、両チームがボールを奪った直後に迎えるチャンスの形も変わるため、この見通しは弱まる。