今回のインターナショナルマッチウィークにおいて、アメリカ代表とバンクーバー・ホワイトキャップスはいずれも、戦力低下に苦しむ相手から確実に勝利をもぎ取れる絶好の状況にあります。マウリシオ・ポチェッティーノ監督のもとで勢いに乗るアメリカの若き攻撃陣と、主力の攻撃力を維持しているバンクーバーの組み合わせは、両者にとって素晴らしい結果をもたらすはずです。
国際親善試合において、カナダはアメリカとの直近4度の対戦で無敗を誇るなど、歴史的に優位に立ってきました。しかし、過密日程の代表活動期間により、両チームともに大幅なターンオーバーを余儀なくされています。特に痛手なのはカナダの守備陣で、主力DFのアリスター・ジョンストンとモイズ・ボンビトが負傷を抱えており、最終ラインは非常に脆い状態です。一方、ポチェッティーノ体制のアメリカ攻撃陣は絶好調で、直近3試合で11ゴールを量産しています。この圧倒的な攻撃リズムと決定力に対し、急造のカナダ守備陣が90分間耐え凌ぐのは極めて困難でしょう。
同様に、ソルジャー・フィールドで行われるMLSの一戦も、代表活動の影響を色濃く受けています。シカゴ・ファイアーは正GKのクリス・ブレイディや中盤の要であるロビン・ロドをはじめ、最大8名もの選手を欠いており、チームのセンターラインが崩壊しています。対するバンクーバー・ホワイトキャップスも守備的MFアンドレス・クバスなどの欠場者はいるものの、ライアン・ゴールドとブライアン・ホワイトという屈指の強力攻撃デュオが健在です。控えGKを相手にするウェスタン・カンファレンス屈指のゴール期待値(xG)を誇るチームにとって、満身創痍のホームチームが対抗するのは厳しいと言わざるを得ません。