カナダが近年アメリカ代表に対して好成績を残しているのは、中盤のプレスをかわし、切り替えの局面から一気に攻める力があるからです。ボールを保持して試合を支配しようとすることの多いアメリカとは、対照的な戦い方です。アメリカは勢いに乗り、若手有望株を中心に世代交代も進んでいますが、速攻への対応で守備の形を崩さないことが課題です。両サイドバックを高い位置まで押し上げれば、その背後のスペースをカナダの素早い攻めに突かれるでしょう。
アメリカの中盤は、背後のスペースを消すためにラインを下げるのか、それとも前に出てカナダのビルドアップを封じるのか、判断を迫られます。近年の対戦ではカナダがこの駆け引きを制しているだけに、アメリカは試合中に守備の形を修正できるかが問われます。
立ち上がりの30分を左右する戦術的な修正は何になるでしょうか。アメリカはラインを下げてカウンターを受け止めるのか、それとも高い位置からのプレスを強めるのでしょうか?