韓国の2試合はどちらも、戦力のあるチームが自ら戦力を落とした状態で臨む構図です。ソウルでは、ターンオーバーを誘う安養正官庄のガード陣が、外国籍ビッグマンを常時起用するソウルSKナイツと対戦します。一方の安養は控えのビッグマンがおらず、唯一のビッグマンの出場時間も管理しています。カップ戦では現代キャピタルのほうがバレーボールのチーム力で上ですが、主力をローテーションさせており、セットを落とす試合もありました。どちらも、戦績から受ける印象ほど両チームの実力差は大きくなさそうです。
ソウルSKナイツ vs 安養正官庄。安養は6勝1敗で、ポゼッションを生かして勝つチームです。1試合平均で約14個のターンオーバーを奪い、許すのは約8個。層の厚いガード陣を生かして、3ポイントシュートも多く打ちます。弱点は控えのビッグマンがいないときのリバウンドです。KTには49対30、モービスには40対28でリバウンド数を下回りました。トーマスは骨挫傷でまだ離脱中。ムーニーは前の試合に膝へテーピングをして出場し、監督も出場時間を抑えると公言していました。対するSKは、ウォーニーかヒックスが常にコートにいます。開幕戦では2ポイントシュートを49本打ち、リバウンドで上回り、ターンオーバーはわずか2個でした。相手は、安養から14個のターンオーバーを奪ったのと同じソノでした。SKが敗れたのは、ソノに3ポイントシュートを16本決められたためです。
勝負の鍵は第2、第3クォーターです。ムーニーがベンチに下がり、SKの外国籍ビッグマンがウイングやガード中心の布陣と対峙する時間帯です。安養のプレッシャーは本物ですが、SKのボールハンドラーはターンオーバーを誘うチームを相手にすでに対応できています。ポゼッションの差は数回分にとどまり、大差にはならないでしょう。過去2シーズンの対戦も、ほとんどが6点差以内で決着しています。接戦になると見ているので、ホームのSKがハンデをもらう側に賭けます。
サムスン・ブルーファングス vs 現代キャピタル。現代にはレオ、ホ・スボン、ジャン・チュアンの3人の決定力ある選手がおり、サーブで流れを作ってセットを取り切る力もあります。サムスンは昨季、レセプションがリーグ最下位で、今もコート上で最大の弱点です。ただ、新加入のホキとキム・ウジンによる2枚看板は、王者KALから1セットを奪い、もう1セットもデュースまでもつれ込ませました。また現代はOKとの開幕戦で、劣勢になったセットではブラン監督が主力3人を下げ、OKのサーブにレセプションを崩されました。
カップ戦は連戦で、現代はグループリーグですでに1勝しています。ストレート勝ちには、現代が先発6人を全セット起用し続け、サムスンのレセプションが3セットすべてで崩れる必要があります。両チームとも初戦は4セット、5セットの試合でした。現代が勝つ一方で、サムスンもセットを取ると見ているので、この試合は高得点の展開になるほうに賭けます。