今回の再戦は、ガード陣のクリエーション力とセカンドチャンスの奪い合いが大きな焦点となります。パースが複数のウィング陣を起点にボールを散らすのに対し、ニュージーランド・ブレイカーズはパーカー・ジャクソン=カートライトと、彼のパスを受ける選手たちを中心に攻撃を組み立てています。前回の対戦では、パースがオフェンスリバウンドで圧倒的な優位に立ちながらも、試合は接戦となりました。
その前回対戦でジャクソン=カートライトは30得点8アシストを記録しました。パースは彼のボールタッチを遅らせ、攻め込む時間を削るプランを立てていますが、彼はすでにこの相手に対してもチャンスを作れることを証明しています。さらにフロントコートではサム・メネンガがパスの出し口として機能しており、ケアンズ戦で6アシスト、アデレード戦でも4アシストをマークしました。キングとバシルジェビッチがいることで、ペイント外でもそのパスの確実な供給先が確保されています。
バシルジェビッチは、前回のパース戦で3ポイントシュートを8本打って無得点に終わったものの、アデレード戦では15得点を挙げました。相手守備にとっては警戒し続けなければならないスコアラーがもう一人増えることになるため、彼の直近の活躍は大きな意味を持ちます。一方のパースもペッパー、ウィンドラー、ドゥーリトル、デル・オルソを中心とした組織的なオフェンスを展開しており、直近の勝利でドゥーリトルが記録した8アシストは、チーム内でいかにクリエーションが分担されているかを示しています。
パースはアクイルが引き続き欠場しており、ブラントやサイズの小さいベテランユニットでセンターの役割をカバーせざるを得ません。ナイトはデビュー戦を迎えるものの出場時間が制限されているため、攻撃の中心は依然として実績のあるウィング陣となります。ニュージーランド側もバックアップの選択肢を欠いているため、ジャクソン=カートライトがゲームメイクの中心であり続け、メネンガがパスをアシストし、ウィング陣がフィニッシュを決める形が続きます。
試合序盤は、パースによるジャクソン=カートライトへのプレッシャーと、それに対するニュージーランドのスペースへの動き出しを巡る攻防が中心になりそうです。中盤のクォーターにかけては、ガード同士の対決とともにリバウンド争いも重要になってくるでしょう。ブレイカーズはアデレードの追い上げに対しても第4クォーターに力強い対応を見せており、試合がもつれた場面でもしっかりと応戦できることを直近の試合で証明しました。エースクリエイターがこのマッチアップですでに実績を残しており、周りのサポート陣の貢献によって得点パターンも増えていることから、私はニュージーランド・ブレイカーズの勝利を支持します。