パリFCとモナコはともに鋭いプレッシングを持ち味としながらも、直近の試合ではポゼッションを決定的なファーストシュートへ結びつけるまでに時間を要しています。勝負の分かれ目となるのは、先制点が生まれた後にどちらかが自力で2点目を奪えるかどうかです。一方、フランクフルトとハンブルガーSVの一戦は様相が異なります。両チームはカップ戦での対戦時にも揃ってボックス内まで攻め込み、スコアの差がついた要因はフィニッシュの精度とリスタート(セットプレー)でした。このリーグ戦での再戦も、相手のプレッシャーを掻い潜る最初のパスと、その後のシュートの質が再び鍵を握るはずです。
パリFCはモナコのプレス網の裏へシナヨコを走らせることができ、モナコはゴロビンが高い位置でボールを奪ってブルナーやアブラインへ配給する形を作れます。ランス戦でのパリFCの枠内シュートは1本にとどまり、モナコもリール戦では後半に盛り返したものの前半は枠内シュートゼロに終わりました。ランス戦でパリFCのカウンターを仕留めたコレオショは離脱しており、モナコもリール戦に出場したファティが今回の試合終盤の攻撃オプションから外れています。加えて、モナコのリーグ戦における守備は流れの中からの失点をしっかりと抑え込んでいます。立ち上がりは手堅い展開となり、最初の修正を経て攻撃が鋭さを増すものの、決定的なフィニッシュを連続して繰り出すのは容易ではないと見ています。そのため、パリでのこの試合はロースコアな展開を予想します。
フランクフルトはハンブルガーSVのファーストパスに圧力をかけ、シャイビやウズンを経由してブルカルトやエブヌタリブへ供給できます。対するハンブルガーSVも、前回のカップ戦ではサンビ・ロコンガ、ムハイム、そして両ウイングバックを通じて反撃に出ており、手薄な中盤ながらボックス内から10本のシュートを放ち、失点後には同点に迫る決定機も作り出しました。当時欠場していた6選手は今回も不在ですが、その試合を欠場したトルナリガがメンバーに復帰しています。さらにボルナウはカップ戦で先発したものの前半のみで退いており、今回の対戦ではセンターバックの新たな選択肢となります。ホームのフランクフルトが陣地を押し込む展開が予想されるものの、相手のプレスによってスペースが生まれれば、ハンブルガーSVのサイドアタック陣はチャンスを作り続けられるはずです。そのため、ハンブルガーSVが僅差の勝負に持ち込むと予想します。