ニューカッスル・ユナイテッド・ジェッツ (オーストラリア)のポゼッションに対し、ウェリントン・フェニックスの攻撃を立て直す力がどう機能するか、相手の最初の守備対応の後の展開が勝負の分かれ目となります。アウェイのウェリントンは両サイドからの配球を見せており、こぼれ球に反応できる選手も揃っています。一方、ファジアーノ岡山のホームで行われる一戦では、ホームチームのプレスと、それを剥がしてサイドを変えられるFC東京の展開力との攻防が中心になりそうです。
クラフが復帰したことで、ニューカッスルはストライカーへのパスコースがより明確になりました。ウェリントンもマクギャリーとシェリダンがパイパーやデュランへボールを供給し、こぼれ球には長澤が反応して対抗できます。ニューカッスルはマッカーサー戦でも背後を取られて終盤に追加のピンチを招いており、京都戦のスコアをそのまま当てはめずとも、直近のリーグ戦のデータがこの見立てを裏付けています。
ルーファーは体調不良から復帰してウェリントンの前節に先発し、今節のスカッドにも入っています。日本遠征で休養したクラフとバドラートも戻ってきましたが、バドラートは復帰直後で前節も短い出場にとどまりました。ニューカッスルがボールを握る時間帯が続くものの、ウェリントンが最初のクリアの後もしっかりと二次攻撃につなげ、終盤にはビドワが前線で起点を作ると見ています。そのため、ここはウェリントン・フェニックスが敗戦を免れる展開を予想します。
岡山は高い位置でボールを奪い、ルカオから江坂へとつなぐ形を作れますが、プレスに出ていく分、逆サイドにスペースを空けてしまいます。水戸戦で見せた稲村隼翔から石原へのサイドチェンジや仲川輝人へのクロスは、FC東京がそのスペースをどう突けるかを示しています。川崎戦で岡山がトランジションから2失点していることからも、ボール奪取後の次の一本が極めて重要になります。
FC東京の負傷者5名はいずれも前節を欠場した選手たちで、不在の中でもすでにショルツ、稲村、高、常盤亨太が実質的な主軸として機能しています。仲川は前節先発しましたが、ベンチにもターゲットとなる選択肢が控えています。立ち上がりのプレスも徐々に落ち着き、FC東京がサイドからの進入を増やしながら前線の組み合わせを変えて攻め込む展開になると予想し、ここはFC東京の勝利を支持します。