この試合はスター選手同士のマッチアップというよりも、サイズとローテーションが勝敗を分けるプレシーズンゲームです。一方はスモールラインナップでテンポよく走り、アウトサイドから積極的に狙うスタイル。もう一方はトランジションで失点を許しがちですが、確かな高さを誇っています。第4クォーターは控え同士の戦いになる可能性が高いため最終的な点差は読みにくいですが、最初の3クォーターの展開を見る限り、インサイドでの攻防が軸になると考えられます。
シカゴ・ブルズはセンター陣が深刻な駒不足に陥っています。先発センターはハムストリングの負傷で欠場、別のビッグマンも足の指のトラブルで出場できず、さらに3人目のフォワードも前日の練習に参加しておらず出場が不透明な状態です。デンバー戦でブルズは第1クォーターにペイントエリアで大きな点差をつけられ、ヘッドコーチもサイズ不足への懸念を公に口にしていました。その試合では前半を15点リードで終えたものの、ベンチメンバーの起用とインサイドの主導権争いで流れが相手に傾いて逆転負けを喫しています。
対するミルウォーキー・バックスは、ゴール下の戦力において正反対の陣容を揃えています。ターナーとウェアを筆頭にローテーションできる本物のビッグマンを3枚揃えており、ウェアがターナーと並んで先発した際には強豪相手に敵地で白星を挙げ、ウェア自身もダブルダブルを記録しました。この試合の登録情報を見る限りバックス側に怪我人は見当たらず、主力をしっかり起用できる見通しです。
ブルズの狙いどころは明確です。シャーロットがトランジションでバックスを苦しめたように、ペースを上げてバックスからターンオーバーを誘い、3ポイントを沈めることです。バックスは直近3試合中2試合でトランジションやスクリーンへの対応に脆さを見せており、サイズのアドバンテージを生かすにはガード陣の丁寧なボールハンドリングが欠かせません。
序盤はペースを握るシカゴが優勢に進める場面もあると見ていますが、ブルズのスモールラインナップが長時間ペイントエリアを守らされるにつれて、ミルウォーキーのリバウンドとインサイドの得点力が試合を支配していくはずです。ゴール下に明確な強みを持つホームのミルウォーキーを支持したいと思います。