カルチョ・コモは中盤の流動的な動きによって、RCランスのファーストプレッシャーを回避してパスを引き出すルートを複数確保できています。ランスとしては、相手のファーストシュートだけでなく、後方から飛び出してくる選手への対応も迫られることになります。一方、FCポルト対SSCナポリの一戦も、ワイドのコンビネーションと中央のカバーリングの攻防が見どころとなり、アウェイのナポリはサイドの選手が攻守両面で重いタスクを背負うことになりそうです。
コモは中央でバトゥリーナ、パス、ドゥヴィカスがうまく連係しているほか、コウトのクロスや遅れてのペナルティエリア侵入も大きな攻撃ルートとなっています。ランスのプレスはパリFC戦では機能したものの、リール戦では効果が薄く、直近のクラブ・ブルッヘ戦やリール戦で喫した失点はいずれも相手のファーストシュートをセーブしたこぼれ球からでした。
コモは前線に離脱者がいるためフレッシュな攻撃の選択肢こそ限られますが、中央の軸となる連係はしっかりと維持されています。ファブレガス監督はフィールドプレーヤーの台頭できる層の薄さに言及しており、対するランスも前線の離脱が続いている上、トディボは出場可能ながら90分間フルで戦えるコンディションかは不透明です。コモがトリノ戦の終盤に見せたチャンスメイクからも、現有戦力で攻撃の圧力を維持できることがうかがえます。コモが中盤の出口と多彩な受け手を活かし、ランスのカバーやセカンドボールへの守備にプレッシャーを与え続けると予想します。こうした理由から、コモの勝利を支持します。
ポルトはペペ、フローホルト、ヴェイガ、サインスが直近の試合で様々な崩しのパターンからチャンスメイクとフィニッシュに絡んでいます。これによってセンターフォワード以外の選択肢が増え、ナポリのウイングバックとアウトサイドのセンターバックの間に生じるスペースを突く術を手に入れています。
ナポリは新たな負傷離脱の報道が出る前のユヴェントス戦でディ・ロレンツォとオリベラが共に出場していました。ロボツカも欠場となっており、計算できるパスの出し手をまた一人欠くことになります。ナポリの予想布陣ではポリターノとラングがワイドに配置され、ホイルンドのグループ練習復帰で前線の選択肢が戻り、デ・ブライネの起用可能性も残っています。ポルトはピエトゥシェフスキの出場可否に左右されることなく、直近で機能しているチャンスメーカーたちを揃えられています。ポルトのサイドでのコンビネーションと中盤からの飛び出しにより、ナポリはボックス内の警戒とプレッシャー回避のサポートの間で何度も判断を迷わされることになるはずです。この安定したチャンス供給力を評価し、ポルトの勝利を支持します。