今度行われるカザフスタン対フェロー諸島の一戦は、一見した印象以上に実力が拮抗した勝負になりそうです。前回の直接対決では、フェロー諸島はポゼッション率こそ低かったものの、決定機の数ではカザフスタンを上回っていました。さらに、アスタナ・アリーナの人工芝ピッチについても、フェロー諸島はホームスタジアムで同じサーフェスを使っているため、アウェイ側の不利にはなりません。連敗を受けてカザフスタンの監督が強いプレッシャーに晒されていることもあり、フェロー諸島にとっては十分に勝機を見出せる状況が整っています。
今年9月の対戦データを振り返ると、その実態は明確です。フェロー諸島はカザフスタンを大きく上回るボックス内シュート数を記録しており、長い時間ボールを保持できなくても相手の守備を崩して質の高いチャンスを作り出せることを証明しました。
カザフスタンは通常、ホームの人工芝という特殊な環境を大きなアドバンテージとして活かして戦います。しかし、フェロー諸島はこのピッチ環境に完全に慣れ親しんでおり、普段なら遠征チームにとって大きな壁となる要素が無効化されています。連敗続きで勝利が至上命題となっているカザフスタン陣営の重圧も相まって、ホームチームにとっては決して一筋縄ではいかない厳しい試合になりそうです。