この2試合には、守備ブロックの内側でボールを受けるプレーに共通点があります。鹿島は最近、そうした受け方から多彩なフィニッシュにつなげています。一方、ブリーラム・ユナイテッドは相手にゴール近くで決定機を許してきました。アルカダグとゴル・ゴハール・シールジャーンの前回対戦でも、ボール支配と攻撃を完結させる力に大きな差が見られました。
鹿島の攻撃の中心となるのは、鈴木優磨の受け方とボールを離すタイミングです。松村優太とエウベルが突破力をもたらし、ブエノの飛び出し、小池龍太のオーバーラップ、チャヴリッチのセカンドアクションも、それぞれ異なるフィニッシュの形を加えています。ブリーラム・ユナイテッドのドゥーガル、チャウシッチ、モヤは、ボールを受ける選手と次に走り込む選手の両方を見なければなりません。直近の大陸大会の試合では、相手にゴール近くから何度もシュートを打たれています。
鹿島は植田直通、関川郁万、津久井佳祐、小川諒也をフル出場させており、金と安西幸輝を欠く想定で準備してきました。広瀬陸斗の状況はまだはっきりしていません。ブリーラム・ユナイテッドはカネダ監督のもとで臨みますが、準備段階では守備の形が変わったことを示す試合での材料はまだありません。
まずは鹿島が中盤の守備ブロックを探り、受け手との連係や攻撃的な選手交代が徐々に効いてくると見ています。最近のゴールは、走り込みや落とし、セットプレー、セカンドアクションから生まれました。そうした点を踏まえ、私たちは鹿島アントラーズの勝利を予想します。
アルカダグは前回のゴル・ゴハール・シールジャーン戦で、ボール支配率では下回りながらも、ボックス内から8本のシュートを放ちました。サパルグリイェフは左サイドやセットプレーからチャンスを供給し、ムラトベルディエフもゴール近くでフィニッシュの形を作りました。ガルーシアンはセーブを見せましたが、ゴル・ゴハール・シールジャーンはボールを持ちながらボックス内からのシュートが2本にとどまり、枠内シュートはありませんでした。
ザヘディとハッサニが離脱したとの報道は、守備のポジションに加え、前回その役割を実際に担った交代選手にも影響します。復帰が報じられているコルは代役の選択肢となります。アルカダグのアナドゥルディエフは出場できるかまだ不透明ですが、彼が交代した後も、ディニエフのヘディングやムラトベルディエフの至近距離からのシュートなど、チャンスを作っています。
アルカダグはボールを支配し続けなくても、幅を使った攻撃やセットプレーから有効なチャンスを作れます。サパロフとビャシモフの空中戦の強さも、浮き球への対応として実績があります。そうした点を踏まえ、私たちはアルカダグの勝利を予想します。この相手に対してすでに狙いどころへボールを届けており、対戦内容に即した攻撃面の根拠ではアルカダグが上回っています。