【26-27 プレミアリーグ (イングランド)】ノッティンガム vs マンチェスター・シティ 分析プレビュー キックオフ: 11月8日 02:30 (日本時間)
ノッティンガムのウイングバックは攻撃の起点となりつつ、マンチェスター・シティのサイド攻撃を防がなければなりません。直近のホーム公式戦5試合で無得点が続くなか、ボール保持率で下回ると予想される本日は、数少ない前進のチャンスを確実に決めきる決定力がより重要になります。
1. 試合概要および両チームの現状
オリヴァー・グラスナー監督率いるノッティンガムは、3-4-2-1の布陣からダニエル・ムニョスとネコ・ウィリアムズのクロスを活用する見通しです。イプスウィッチ・タウン戦の先制ゴールは、右サイドからのムニョスのクロスを逆サイドから走り込んだウィリアムズが仕留めました。ブレントフォード戦でもモーガン・ギブス=ホワイトのクロスをライアン・イェーツが至近距離からヘディングで合わせています。形自体は作れているものの、ホーム公式戦ここ5試合では無得点に終わっており、リアム・デラップも直近の先発5試合でゴールを奪えていません(データセンター・スポーツモール、11月6日)。
ノッティンガムがホームでアーセナルを迎え撃った試合は、本日の守備を占う上で参考になります。アーセナルに74%のポゼッションを許したものの、枠内シュートは決勝ゴールの1本のみに抑え、前半は0-0で折り返しました。失点は80分、サイドの1対1でムニョスが競り負けた後にディフレクションしたシュートによるものでした。ブレントフォード戦でも、サイドを崩されてゴール前に送られた低いクロスをニコラ・ミレンコヴィッチがクリアしようとしてオウンゴールを献上しています。守備組織を保てた時間帯とは裏腹に、サイドでの競り合いに敗れ、ゴール前で適切にボールを処理しきれずに失点してしまいました。
ニコラス・ドミンゲスは練習復帰直後に再び負傷し、最大8週間の離脱となる見込みです(BBCの記事を転載したAOL、11月5日)。アーセナル戦では中盤からボールを運んでムニョスのクロスへとつなげる攻撃の起点となっていました。中盤で先発が見込まれるクサーヴァー・シュラーガーとジェームズ・マカティーのうち、マカティーは前進やシュートに関与できるものの、ドミンゲスが担っていた守備面でのポジショニングをどう分担するかは試合展開に大きく影響します。なお、ムニョスは足の問題を抱えながらも出場可能と見られています(フットボール365、11月6日)。
マンチェスター・シティは直近のリーグ戦で2連敗を喫したものの、チャンスメイクが途絶えたわけではありません。ブライトン&ホーヴ・アルビオン戦では21本のシュートを放ち、アストン・ヴィラ戦でもゴール期待値で1.79対0.61と上回りました。2試合の敗戦はいずれも後方でのミスや相手GKの好セーブが響いた結果です。エンツォ・マレスカ監督は試合ごとにターンオーバーを行うと明言しており、ジェレミー・ドク、ルベン・ディアス、ヨシュコ・グヴァルディオルはRBライプツィヒ戦でベンチスタートでした(シティ・エクストラ、ロトワイヤー、11月6日)。ライプツィヒへの遠征から中2日の過密日程とはいえ、これらの選手は休養を取って臨むことができます。
2. マッチアップ分析
第1の注目はドクとムニョスのマッチアップです。ドクが左サイドを突破すれば、ムニョスはイプスウィッチ・タウン戦で先制点を生み出したような右サイドからのクロス参加が難しくなります。ムニョスが攻撃のために前線へ上がれば、ドクはその背後で1対1の好機を得ることになるでしょう。アーセナル戦の決勝ゴールも、ムニョスがサイドで相手を止めきれなかった場面から生まれました。グラスナー監督は変更を示唆したものの、具体的な対応策は明かしていません(スポーツモール、11月6日)。したがって、ムニョスの周囲に守備のサポートを手厚く配置するかどうかは予想できても確定はできません。
第2のポイントは、ゴール前へのグラウンダーのボールと、そこからの逆方向へのカウンターです。マンチェスター・シティはライプツィヒ戦において、低いクロスから相手のオウンゴールを誘発し、アーリング・ハーランドの決勝ゴールを奪いました。ノッティンガムがブレントフォード戦で犯したオウンゴールも、まったく同じエリアからのボールをクリアしようとして生まれたものです。反対に、ノッティンガムがボールを奪い返してデラップやギブス=ホワイトへ展開する際には、エリオット・アンダーソンのポジショニングが極めて重要になります。マレスカ監督はアンダーソンを守備的MFに近い位置で起用すると言及しています(シティ・エクストラ、11月6日)。アンダーソンが最初の縦パスを遮断できれば、ノッティンガムの前進は阻まれます。逆にそのパスが通れば、押し上げたマンチェスター・シティのディフェンスラインの裏へデラップが抜け出す展開が生まれます。
3. 最終判断および結論
マンチェスター・シティがドクのサイド突破と低いクロスから先制し、追うノッティンガムがラインを上げた隙に2点目を奪われる展開になると予想します。ノッティンガムはアーセナル戦のように長い時間帯で守備ブロックを維持できる力がありますが、本日の相手の主要な得点パターンは、まさにノッティンガムが直近で失点しているサイド攻略とゴール前の処理の乱れを突く形です。ドミンゲスを欠く状況下では、ボール奪取から前線へ運ぶプロセスもこれまでとは勝手が異なります。
市場のアウェイ優勢という見立てには、マンチェスター・シティが連敗中もチャンス自体は作り続けていたという裏付けがあります。一方でトータルスコアに対する見立ては異なります。市場はマンチェスター・シティの直近の連続失点も考慮していますが、ノッティンガムはホーム公式戦5試合連続で無得点に終わっており、デラップのゴールも止まっています。したがって、マンチェスター・シティが2得点を挙げてノッティンガムは無得点に終わる試合展開になると私たちは見ています。ただし、マテウス・ヌネスやジャンルイジ・ドンナルンマが直近の試合のように後方でミスを犯し、ノッティンガムがそのチャンスをゴールへ結びつけた場合は展開が変わってきます。ノッティンガムは前半をリードして終えた直近5試合で3勝2分けと好成績を残しています。
【最終結論・マーケット別・ベットマン発売基準】 勝敗(1X2): 敗(アウェイ勝利) — 休養十分なドクがムニョスのサイドを突き、ドミンゲス不在のノッティンガムはボール奪取後に押し上げる手段が限られます。 ハンデ +1: 敗(アウェイ勝利) — マンチェスター・シティが先行した場合、ホームで得点が止まっているノッティンガムがラインを押し上げざるを得ず、その背後のスペースから2点目が生まれる見込みです。 ハンデ +2: 引き分け — 2点差をつけた後は、中2日で戦うマンチェスター・シティが選手を交代させながら試合をコントロールに入ると見ます。 アンダー/オーバー 2.5: アンダー — ドミンゲスの離脱とムニョスの守備負担によってノッティンガムの得点ルートが狭まり、トータルスコアはマンチェスター・シティの2点止まりになると予想します。