【26-27 イングランド・チャンピオンシップ】キューピーアール対リンカーン シティ 分析・プレビュー キックオフ:11月8日 00:00(日本時間)
キューピーアールはホームでシュートを多く作る一方、先制点が遅れると決め切れない試合がありました。リンカーンは低い位置で守り、アウェーで勝利した経験があります。ただ今回は、その戦い方から得点機を生み出してきたベン・ハウスを欠きます。
1. 試合概要と両チームの状況
11位のキューピーアールは前節、ホームでバーンリーと対戦し、シュート20本、枠内シュート5本、期待得点1.73を記録しながら1-1で引き分けました。ジュリアン・ステファン監督は、開始から20〜25分以内に得点できなかったことが大きな差になったと話しています(ウェスト・ロンドン・スポーツ、11月3日)。直近10試合で挙げた15得点のうち9得点は、スウォンジーとダービーとの2試合に集中しました。どちらも前半から大きくリードした試合で、残る8試合の得点は6点です。チャンスを作る力と、それを安定して決める力は分けて考える必要があります。
ホームでの守備は比較的安定しています。今季のリーグ戦ホーム7試合で失点は6(スポーツモール、11月5日)。バーンリー戦の期待失点は0.16でした。それでも同試合ではロニー・エドワーズのボール処理ミスから先制点を許し、サウサンプトン戦ではコーナーキックのファーサイドで相手を捕まえられず失点しています。ジョナタン・ヴァランとグレン・カマラが中盤を担い、ニコラス・マドセンの不在を埋めるなか、リシャール・コネはサイドからのクロスを得点につなげる重要な選手です。バーンリー戦では交代しましたが、出場できる見込みです(イブニング・スタンダード、11月4日)。ステファン監督には、バーンリー戦で60分ごろに投入され、同点ゴールに絡んだラヤン・コッリとイリアス・シャイルもいます。
19位のリンカーンは、アウェーで低い守備ブロックを敷き、プレストン・ノースエンドとブリストル・シティにそれぞれ1-0で勝っています。ワトフォード戦はアウェーで0-1と敗れましたが、期待得点は相手の0.61を上回る0.71でした。シュート12本で枠内は1本にとどまり、相手のシュートが当たってコースが変わった失点のあと、チャンスを決められなかった試合です。敗戦だけを見て、アウェー守備が崩れたと判断することはできません。ただし、今回は攻撃の条件が異なります。ハウスは累積警告で出場停止です(クリス・コーエン監督のコメント、ステイシー・ウェスト、11月5日)。ハウスはロングスローから得点し、クロスで味方のヘディングゴールを演出したほか、前線でボールを収める役割も担ってきました。ミケル・ラデフォゲドは脳振とう後の独立評価を通過すれば出場できます(デイブ・スポーツ、11月7日)。最前線にはフレディ・ドレイパーが入る見込みですが、ハウスとラデフォゲドの役割を両方補えるかは、メンバーと配置次第です。
両チームとも火曜日に試合を行い、中3日で臨みます。キューピーアールはホーム2連戦、リンカーンはアウェー2連戦です。ワトフォード戦でベンチ入りできなかったクリス・コーエンとトム・ショーの共同監督は、今日は復帰します(ザ・リンク、11月4日)。リンカーンはワトフォード戦で先発を5人入れ替えており、その試合で途中出場した選手のうち数人が今日の予想先発に入っています。
2. マッチアップ分析
最初の焦点は、キューピーアールのサイド攻撃とリンカーンの低い守備ブロックです。バーンリー戦のように、相手がペナルティーエリア手前に人数をかけると、キューピーアールはシュートを重ねても得点を伸ばせませんでした。リンカーンもアウェーで守備を固めて勝った実績があるため、ホームチームが長くボールを持つだけでは、それを得点につなげられません。スウォンジー戦ではクワメ・ポクのクロスをコネがボックス内でヘディングシュートに結びつけました。今日もシュート数より、サイドからのボールにコネが相手DFより先に合わせられるかが重要です。
次の焦点は、両チームのセットプレーです。リンカーンはアンドレイ・クビスのロングスローからバーンリー戦の同点ゴールを生み出しました。キューピーアールはサウサンプトン戦のコーナーキックで、ファーサイドの相手を捕まえられませんでした。ハウスがいなくても、デジ・エレレウェはワトフォード戦でヘディングをバーに当てており、ソニー・ブラッドリーも守備陣がセットプレーに加わる流れに残っています。一方、キューピーアールはハーヴェイ・ヴェイルのコーナーキックやフリーキックから、ジミー・ダンのヘディングを作ってきました。リンカーンがボックス内の守備に集中するなか、セットプレー1本がホームチームの先制点になる可能性があります。
リンカーンの中盤でのボール扱いも、ホームチームの攻撃に関わってきます。ユヌス・コナクの中盤の相棒は最近の試合ごとに変わっています(ステイシー・ウェスト、11月5日)。コナクのパスミスはバーミンガム・シティ戦の先制点につながりました。キューピーアールはスウォンジー戦の序盤、中盤でボールを奪い、ポール・スミスのパスをコネが決めています。リンカーンがこのリスクを避けてロングボールを選ぶなら、ハウス不在の前線でボールを収める役割が重要になります。
3. 最終予想と結論
キューピーアールが序盤のプレッシング、またはヴェイルのセットプレーで先制し、同点を狙って前に出るリンカーンの守備の背後を突いて追加点を奪い、2点差で勝つ展開を予想します。データセンターの直近20試合を見ると、リンカーンは前半をリードされて折り返した6試合のうち5試合で敗れています。今日は劣勢時に攻撃をつないでいたハウスも不在です。
市場はキューピーアールのホーム攻撃力と、リンカーンの2連敗、ハウスの出場停止を見て、ホーム勝利を高く評価しています。私たちも勝敗の方向は同じですが、キューピーアールの最近の得点が2試合に集中しているため、大差を前提にはしにくいと考えます。先制点が遅れれば、リンカーンは低い守備を保ってセットプレーを待てます。ラデフォゲドが評価を通過して出場すれば、リンカーンには空中戦のターゲットも戻るため、追いつく可能性が高まります。
【最終結論・マーケット別・ベットマン発売基準】 試合結果:勝ち — ハウスの出場停止で、リンカーンはアウェーでの堅守に続く得点手段が減ります。キューピーアールはホームで相手のチャンスを少なく抑えています。 ハンデ -1:勝ち — リードを許したリンカーンはハウス不在のまま前に出る必要があり、その背後のスペースからキューピーアールの2点目が生まれると見ます。 アンダー 2.5 — リンカーンの得点ルートはDFが加わるセットプレーに限られます。キューピーアールも大量得点の2試合を除けば、残る8試合で6得点でした。