【26-27 プレミアリーグ(イングランド)】エヴァートン vs コベントリー 試合分析・プレビュー キックオフ:11月7日 05:00(日本時間)
エヴァートンはニューカッスル・ユナイテッド相手の2連勝をホームでも続けたいところです。ただ、相手が低い守備ブロックで待ち構えるコベントリーにも、最近うまくいった速攻が通用するかが今回の焦点です。
1. 試合概要と両チームの状況
7位エヴァートンは、ニューカッスル・ユナイテッドとのリーグカップ戦とリーグ戦に連勝しました。リーグカップでは相手にプレッシャーをかけてボールを奪い、あるいは攻撃を防いだ直後に前進して得点しました。リーグのアウェー戦では、キーナン・デューズベリー=ホールが素早くフリーキックを再開し、タイリク・ジョージが裏へ抜けたあと、ティエルノ・バリが決勝ゴールを決めました。どちらの試合も、ニューカッスル・ユナイテッドが前に出てスペースを与えた展開でした。一方、エヴァートンがボールを長く保持したイプスウィッチ・タウンとのホーム戦では、シュート21本のうち枠内はわずか2本でした。コベントリーが守備ラインを下げるなら、連勝中とは違う攻め方が必要になります。
ジャック・グリーリッシュはクラブの規律上の問題で出場できません(エヴァートン公式サイト、11月5日)。ニューカッスル・ユナイテッドとの2試合にも出ていないため、今回新たに生じた穴ではありません。その布陣ではデューズベリー=ホールが攻撃に関わり、デイヴィッド・モイーズ監督は彼のパフォーマンスが昨季の水準に戻りつつあると話しました(エヴァートン公式サイト、11月5日)。守備面で新たな不安材料となるのはジャラッド・ブランスウェイトです。前の試合では筋肉のけいれんで82分に交代し、モイーズ監督は状態を見極める必要があると述べました。出場できない、または早い時間に交代する場合、前の試合で空中戦を10回制したDFの役割を別の選手が担わなければなりません。
16位コベントリーは前節、サンダーランドに3-1で勝ちました。ただ、先制点は相手のクリアボールが味方に当たってこぼれたところから生まれ、2点目はタイウォ・アウォニイが相手からボールを奪って決めたものでした。今季の9得点のうち7得点が2試合に集中し、残る7試合では2得点にとどまっています(データセンター)。トッテナム・ホットスパーとのアウェー戦では低い守備ブロックで失点を抑え、後半に同点ゴールも挙げましたが、その直後に再び失点しました。フラム戦でも自力で作り出した決定機は少なめでした。今回はサンダーランド戦と同じ先発メンバーになると予想されています(ロトワイヤー、11月5日)が、DFボビー・トーマスはふくらはぎの状態を確認するフィットネステストを受けます。サンダーランド戦ではスティーブン・ムフニがその穴を埋めました。
日程も後半の戦い方に影響する可能性があります。エヴァートンは8日間で3試合を戦う一方、コベントリーは前節から6日間の休養を取っています(リード・エヴァートン、ロトワイヤー、11月5日)。休養日数だけで結果は決まりませんが、ブランスウェイトの出場時間と、両チームが後半に投入する攻撃陣の動きも合わせて見ておきたいところです。
2. マッチアップ分析
最初のポイントはコベントリーのペナルティーエリア前です。エヴァートンのプレッシングや速攻は、相手が前に出て初めてスペースを活用できます。コベントリーがトッテナム・ホットスパー戦のように低い守備ブロックで待つなら、エヴァートンはデューズベリー=ホールのクロスやセットプレー、ジョージのサイドからの突破で相手守備を動かす必要があります。ジョージが仕掛けるサイドでは、ミラン・ファン・エワイカーがコベントリーの右を担当します。トッテナム・ホットスパー戦では、ファン・エワイカーを背負って反転した攻撃選手に失点した場面があり、このエリアで個人技を封じる必要性を示しています。ただ、エヴァートンもイプスウィッチ・タウン戦のようにシュート数の割にゴールを脅かせなければ、長くボールを持っても先制点が遠のく可能性があります。
次のポイントはセットプレーと空中戦です。コベントリーは低い守備ブロックから攻撃する回数が少ない中で、ジャック・ルドーニとヴィクター・トルプのキックからチャンスを作ってきました。ルドーニのフリーキックはフラム戦でトーマスのヘディングにつながり、トルプのフリーキックはサンダーランド戦でGKのセーブを引き出しました。ブランスウェイトが通常どおり出場すれば、エヴァートンは前の試合で見せた空中戦の守備を維持できます。反対に出場時間が限られるなら、コベントリーのセットプレーがより重要になります。コベントリーがビハインドで守備ラインを上げれば、エヴァートンはニューカッスル・ユナイテッド戦で使った速攻を仕掛けられます。それが後半に訪れる場合、8日間で3試合をこなす負担の中でもエヴァートンが攻め続けられるかが、点差を左右するでしょう。
3. 最終判断と結論
エヴァートンがセットプレーかサイドからの突破で先制し、後半は1点リードを守る展開を予想します。コベントリーは守備ラインを下げた試合で得点機会が少なく、エヴァートンは今季リーグ9試合で9失点しかしていません。両チームの最近の戦い方とエヴァートンの日程を考慮すると、得点も少ない展開になりそうです。
市場がエヴァートン優勢と見る判断には同意しますが、ニューカッスル・ユナイテッド相手の2連勝を今回の攻撃優位にそのまま当てはめることはできません。コベントリーが低い守備ブロックを保てば、相手が前に出たときに使った得点パターンは得にくくなります。コベントリーがサンダーランド戦の布陣を維持するとの予想も、この守備の戦い方を判断する材料です(ロトワイヤー、11月5日)。ブランスウェイトが欠場、または早い時間に交代となれば、ルドーニとトルプのセットプレーからコベントリーが同点に追いつく可能性は高まります。
【最終予想・マーケット別・ベットマン発売基準】 試合結果:勝ち — 引き分けなしで3勝6敗のコベントリーは、フラム戦とトッテナム・ホットスパー戦で低い守備ブロックを最後まで維持できませんでした。セットプレー、クロス、サイド突破と、先制するための手段はエヴァートンのほうが多くあります。 ハンデ -1:引き分け — エヴァートンは先制後、守備とGKでリードを守る戦い方をしてきました。8日間で3試合をこなす疲労を考えると、2点目を奪うための速攻を繰り出す運動量は不足しそうです。 ハンデ -2:負け — 低い守備ブロックを相手に決定機をゴールにつなげられていないエヴァートンの攻撃と、後半の疲労を考えると、3点差以上の勝利は見込みにくいです。 2.5 アンダー — コベントリーのアウェーでの得点ルートはセットプレーに限られ、エヴァートンもボールを長く保持したイプスウィッチ・タウン戦で1得点にとどまりました。