【2026年アメリカMLS】ニューイングランド・レボリューション vs ニューヨーク・レッドブルズ 分析プレビュー キックオフ:10月29日 08:30(日本時間)
ニューイングランド・レボリューションとニューヨーク・レッドブルズが、日本時間10月29日午前8時30分、MLSレギュラーシーズンで対戦します。プレーオフ進出を決めたホームチームは東地区4位以内を守りたいところです。一方、最後のワイルドカード枠にいるアウェーチームは、追いかけるチームとの勝ち点差を広げる必要があります。両チームとも、この試合を終えるとレギュラーシーズンは残り2試合です。
1. 試合概要と両チームの現状
試合会場はマサチューセッツ州フォックスボロのジレット・スタジアムです。ニューイングランド・レボリューションは東地区2位で、4位シカゴ・ファイアに勝ち点4差をつけています。ニューヨーク・レッドブルズは東地区9位で、10位コロンバス・クルーとの差は勝ち点1です。ニューイングランドも順位争いを続ける必要がありますが、プレーオフ進出を今すぐ確定させたいのはニューヨーク・レッドブルズです。
レギュラーシーズン31試合 東地区順位・勝ち点:ニューイングランド・レボリューション 2位・55点/ニューヨーク・レッドブルズ 9位・39点 勝敗:ニューイングランド・レボリューション 17勝4分10敗/ニューヨーク・レッドブルズ 11勝6分14敗 得点・失点:ニューイングランド・レボリューション 51得点・42失点/ニューヨーク・レッドブルズ 41得点・56失点
ニューイングランドはFCシンシナティ、シカゴ・ファイア、フィラデルフィア・ユニオンを相次いで破り、3連勝中です。ただし、3試合とも相手の期待得点のほうが上回っていました。シカゴ戦では先制後に19本のシュートを浴び、フィラデルフィア戦では後半アディショナルタイムまでリードを守る必要がありました。この2試合でマット・ターナーはそれぞれ6セーブを記録しています。カルレス・ヒルのキックとペイトン・ミラー、ドール・トゥルゲマンの連係で得点を生み、ターナーが相手の反撃を止めたのが、連勝の実際の姿です。
ホームでの成績も、期間を分けて見る必要があります。ニューイングランドは今季のホームゲームで勝ち点32を獲得していますが、データセンターが集計した5月以降のホーム9試合は4勝2分3敗です。ナッシュビルSC、ヒューストン・ダイナモ、シアトル・サウンダーズに敗れたホームゲームでは、いずれも無得点でした。特にシアトル戦では自陣でボールを失って先制され、その後は長くボールを保持しながらも同点ゴールを奪えませんでした。順位と3連勝だけで、今回も一方的に優位とは言い切れない理由です。
ニューヨーク・レッドブルズは直近でインテル・マイアミを2-0で下しました。モハメド・ソフォのパスとケイド・コーウェルのクロスが先制点につながり、ロナルド・ドンコールが相手陣内でボールを奪ったことが追加点の起点になりました。ただし、リオネル・メッシはこの試合に先発せず、56分に途中出場しています。勝利を評価する際には、この点も考慮したいところです。
直近の結果以上に注目したいのは、ニューヨーク・レッドブルズのチャンスと得点の差です。試合ごとの期待得点が記録されている直近9試合では、期待得点16.79に対して実際の得点は10でした。クラブ集計の今季期待得点も56.93ですが、実得点は41にとどまっています。一方、9月のアウェー4試合はすべて両チーム合計2得点以下でした。アウェーでは失点を抑えましたが、攻撃も限られていました。期待得点との差が今回必ず埋まると見るには、直近のサンプルは十分ではありません。
出場可否に関する違いは、センターバックと左サイドに集中しています。
選手 ウィリアム・サンズ:所属・役割 ニューイングランド・レボリューション・左サイドバック/試合前の状態 脚の負傷で出場は不透明 アルハッサン・ユスフ、ジャック・ハリソン:所属・役割 ニューイングランド・レボリューション・ミッドフィールダー、サイドアタッカー/試合前の状態 長期離脱で欠場 フリアン・バサン:所属・役割 ニューヨーク・レッドブルズ・センターバック/試合前の状態 警告累積による出場停止 ジャスティン・チェ:所属・役割 ニューヨーク・レッドブルズ・センターバック/試合前の状態 膝の負傷で欠場
サンズが欠場すれば、ミラーが左サイドバックに下がり、ダニエル・ガズダグがサイドアタッカーに入る可能性が高そうです。ミラーはフィラデルフィア戦でその位置を務め、得点をお膳立てしましたが、今回はニューヨークの右サイドからの攻撃に対応し、プレスを受けた状況で最初のパスも処理しなければなりません。ニューヨークでは、直近15試合連続で先発していたバサンに加え、センターバックを組んでいたチェも欠場します。ティム・パーカーはチェに代わってインテル・マイアミ戦でフル出場しましたが、そのときは隣にバサンがいました。バサンの代役候補にはジャヒーリ・マーシャル=ラティが挙がっています。
今季2月の対戦では、ニューヨーク・レッドブルズがホームで1-0と勝利しました。マシュー・ドス・サントスのクロスをアドリ・メヘメティが頭でつなぎ、ジュリアン・ホールがヘディングで決めました。ただ、当時は両監督にとってシーズン2試合目で、現在のニューイングランドでは当時先発していなかったミラーが重要な攻撃の選択肢になっています。前回の結果よりも、サイドから中央へボールをつないで得点した形が、今回の試合を考えるうえで参考になります。両チームは前の試合、今回の試合、次の試合を同じ間隔で戦います。試合当日の夜はおおむね晴れで風も弱い予報のため、天候や休養期間から一方の優位を見込むのは難しそうです。
2. マッチアップ分析
序盤は、ニューヨーク・レッドブルズのプレスとニューイングランドの最初のパスが焦点になります。ニューヨークは相手が後方から組み立てる際、高い位置でボールを奪って攻撃につなげられます。インテル・マイアミ戦の追加点も、そうした形から生まれました。ニューイングランドにも危険はあります。シアトル戦では自陣でボールを失って早い時間に失点し、レアル・ソルトレイク戦では低いクロスをうまくクリアできずに先制を許しました。
ホームチームにはプレスをかわす手段もあります。FCシンシナティ戦の同点ゴールにはジョシュア・ワインダーのロングパスが関わり、フィラデルフィア戦の追加点はターナーの素早いスローとミラーの前方へのパスから始まりました。ニューヨークの前線がボールを奪えずに通り過ぎれば、ミラーとトゥルゲマンが守備の背後を狙えます。逆にニューイングランドが後方でパスを遅らせたり、ボールを失ったりすれば、ホールとコーウェルが近い距離からシュートに持ち込む機会を得ます。プレスがどちらのチャンスにつながるかは、ボールを奪う位置とホームチームの最初のパス次第です。
セットプレーでは、ホームチームがアウェーチームの新しいセンターバックの組み合わせを試すことになります。ヒルは今季リーグ戦で挙げた13得点のうち7得点をPKで決めています。FCシンシナティ戦ではヒルのCKをワインダーがヘディングで仕留め、フィラデルフィア戦の先制点はヒルが素早く始めたFKから生まれました。ニューヨークはバサンとチェが揃っていた時期にも、DCユナイテッド戦でPKとCKから失点しています。新しい組み合わせによって初めて生じた弱点とは言えません。すでに失点した形を、連係経験の少ない選手たちが防がなければならない点が今回の変化です。
ニューヨークも空中戦で対抗できます。2月の対戦ではメヘメティのヘディングでの折り返しをホールが得点に変え、サンディエゴFC戦ではデビン・パデルフォードがCKからヘディングで決めました。ニューイングランドのセンターバックでは、ママドゥ・フォファナが負傷後にベンチメンバーへ戻りましたが、イーサン・コーラーが引き続き先発すると見られています。誰がホールの動きを担当するかで、アウェーチームのクロス攻撃への対応も変わります。
ミラーの先発位置は、2つのマッチアップに関わります。サンズが出場すれば、ミラーはサイドアタッカーとして、ニューヨークの守備が前に出た後のスペースに走り込めます。サンズが欠場すれば、ミラーは左サイドバックから攻撃に加われるものの、ルバルカバやキャメロン・ハーパーの動きにも対応しなければなりません。フィラデルフィア戦でのアシストは、その位置からでも攻撃に貢献できる根拠です。ただし、1試合の実績だけで、サイドアタッカーとしてプレーするときと同じように攻撃参加できると断言はできません。
前半に得点が入るかどうかは、後半の選手起用にも影響します。ニューイングランドは直近10試合で、前半をリードして終えた7試合すべてに勝ち、前半をビハインドで終えた3試合はすべて敗れました。これは先制点を記録したかどうかを示すものではありません。FCシンシナティ戦では先に失点しながら、前半のうちに逆転して勝利しています。ニューヨークは直近10試合のうち、前半終了時に同点だった3試合を2勝1分で終えており、いずれも9月のアウェー戦でした。一方、前半にリードを許した5試合はすべて敗れています。最近の両チームの例を見ると、前半終了までに劣勢を挽回できたかが重要でした。
ニューヨークは後半にエミル・フォルスベリとエリック・マキシム・チュポ=モティングを投入し、攻撃を変えられます。ブラッドリー監督はトロントFC戦でビハインドのまま後半を迎えた際、2人を同時に投入し、インテル・マイアミ戦では途中出場のフォルスベリがアディショナルタイムに得点しました。ニューイングランドがリード後に守備を重視すれば、2人が同点ゴールを狙う可能性があります。ただし、ニューヨークが攻撃の人数を増やせば、ホームチームもターナーの素早い配球とミラーの前方へのパスで相手守備の背後を突けます。逆にアウェーチームが先制して守備の人数を保てば、ニューイングランドは最近のホーム敗戦のように、長くボールを持ちながら得点できないリスクが高まります。
3. 最終見通しと結論
ニューイングランドが先制し、僅差で勝つ展開がより有力と見ています。ヒルのセットプレーとワインダーのロングパスは、ニューヨークのプレスに対して後方からのビルドアップだけに頼らずに済む攻撃手段です。ボールが向かう中央には、バサンとチェが欠場し、新たに組む可能性のある守備陣がいます。ホームチームはリードを奪った後、ターナーのセーブで守り切ろうとし、アウェーチームは後半にフォルスベリとチュポ=モティングを投入して同点を狙う可能性が高そうです。ホームチームが追加点よりリード維持を重視し、アウェーチームの決定力不足が続けば、1点差で両チーム合計得点も少ない結末が予想されます。
市場は順位差、ホーム開催、ニューイングランドの3連勝を根拠にホームチームを優位と見ています。勝敗の方向性は同じと見ますが、直近のホーム成績と3連勝の内容を考えると、大差までは予想しにくいです。ニューヨークのセンターバックの主力2人が欠場する位置は、ヒルのキックが向かう先でもあり、ホームチームの得点可能性を支えています。ただし、ホームチームがリード後に守りを固め、アウェーチームが後半の交代選手で追いつこうとする展開なら、市場がより有力と見る大差よりも僅差の勝負に近いでしょう。
この見通しは、ニューヨークが早い時間にホームチームの後方でボールを奪い、先制した場合には変わります。アウェーチームが守備の人数を保てば、ニューイングランドは最近のホーム敗戦で経験したような追いかける展開を再び強いられます。
【最終結論・マーケット別・ベットマン発売基準】 試合結果:勝ち — アウェーチームはセンターバックの主力2人が揃って欠場し、その穴をヒルのセットプレーとトゥルゲマン、ミラーの飛び出しが直接突きます。アウェーチームのプレスはアウェーではホームチームの後方深くまで届かず、先制点の根拠はホームチームのほうが明確です。 ハンデ -1:引き分け — 勝敗予想と合わせ、ホームチームがちょうど1点差で勝つと見ます。ホームチームはリード後に下がり、ターナーのセーブで耐える展開となり、リードを広げるための攻撃的な交代も限られます。アウェーチームは60分以降にフォルスベリとチュポ=モティングを投入し、終盤の1点を狙います。 アンダー/オーバー 3.5:アンダー — ホームチームは密集した守備を前に、アウェーチームはフィニッシュの部分で苦しみ、両チームともビハインドから2点以上を追いかける展開になりにくいでしょう。リードした側も守りを固めるため、4得点以上に必要な双方の得点が揃う可能性は低いです。