【2026年MLS】ニューヨーク・レッドブルズ vs サンディエゴFC 分析・プレビュー 試合開始:10月11日 08:30(韓国時間)
ニューヨーク・レッドブルズとサンディエゴFCが、韓国時間10月11日8時30分、ニュージャージー州ハリソンのスポーツ・イラストレイテッド・スタジアムで対戦します。公式戦での初対決です。レギュラーシーズンを7試合残し、両チームともプレーオフ進出へ勝ち点が必要ですが、ここ最近は勝利よりも試合中に崩れた場面が目立っています。
1. 試合概要と両チームの状況
ニューヨーク・レッドブルズは27試合を終えて9勝6分12敗、勝ち点33で東カンファレンス8位です。7位オーランド・シティSCとの差は1点。サンディエゴFCは8勝8分11敗、勝ち点32で西カンファレンス12位に位置し、ワイルドカード圏とは4点差です(beIN SPORTS、10月9日)。両チームとも順位を上げる必要があり、モチベーションの差で勝敗を説明するのは難しいでしょう。
項目 最近のリーグ戦:ニューヨーク・レッドブルズはアウェーで2連勝後、ホームで0-3の敗戦/サンディエゴFCはリーグ戦5試合連続未勝利 今季のホーム/アウェー成績:ニューヨーク・レッドブルズはホームで4勝3分6敗/サンディエゴFCはアウェーで2勝5分6敗 公式の選手状況報告:ニューヨーク・レッドブルズは欠場者なし/サンディエゴFCはオスバル・ソーが欠場
ニューヨーク・レッドブルズが直近のセントルイス・シティSC戦で0-3と敗れたのは、ホール、メメティ、ドンコルら代表招集で主力を欠いた試合でした。その前のコロンバス・クルー戦とニューヨーク・シティFC戦では、主力がそろってそれぞれ1-0で勝利。コロンバス・クルー戦では、ハーパーが相手のボールロスト直後に右サイドを駆け上がり、ドンコルの決勝ゴールをアシストしました。ニューヨーク・シティFC戦では、ホールが相手守備の連続ミスを見逃さず、プレッシャーをかけて得点につなげました。復帰する選手たちは単なる人数合わせではなく、直近2勝を支えたプレスと切り替えを実行する選手たちです。
とはいえ、ホームでの不振まで代表招集による欠場だけで説明することはできません。ニューヨーク・レッドブルズは今季ホームで6敗を喫し、直近のホーム4試合も1分3敗にとどまっています。このうち8月の3試合は代表招集とは無関係でした。相手が引いて守ると、自らボールを保持してチャンスを作る必要がありますが、そうした試合では得点できないか、ボールを失った後に失点してきました。フィラデルフィア・ユニオン戦の1-3では、ホールが何度も好機を迎えながらGKやポストに阻まれ、相手のサイドクロスやFKから失点しました。主力の復帰はプレスを取り戻す材料ですが、ホームでの攻撃の問題まで解決したとは言えません。
サンディエゴFCはLAギャラクシー戦で勝利した後、リーグ戦5試合で2分3敗。期間中に7得点、14失点を記録しました(データセンター)。フィラデルフィア・ユニオンに0-5で敗れた後、マイキー・バラス監督は従来の4-3-3から3バックに変更しました。その後、インテル・マイアミCF戦とオースティンFC戦のアウェーゲームはいずれも2-2、3-3の引き分け。トヴェスコフが最終ラインの裏へ送ったボールをドレイヤーが受けて決める形は機能しましたが、どちらの試合でもリードを守れませんでした。オースティンFC戦では3-0とリードした後にラインを下げ、相手の保持にプレスをかけず、73分から86分までに3失点しました。
公式の第29節選手状況報告によると、ニューヨーク・レッドブルズに欠場者はおらず、サンディエゴFCではオスバル・ソーが下半身の負傷で欠場します(MLS公式サイト MLSsoccer.com)。直近の試合で代表招集により不在だった選手を、今節の負傷者と見なすことはできません。ホール、メメティ、ドンコルは出場可能で、アシュリーとバラカリもサンディエゴFCに復帰しています。ただし、出場可能であることと先発することは別です。マイケル・ブラッドリー監督はハーパーら練習に復帰した選手の先発起用をまだ決めておらず、1週間に3試合を戦う日程も判断材料にすると話しています(Southward Central、10月8日)。
両チームはこの試合を皮切りに、8日間で3試合を戦います。サンディエゴFCは直前の試合から14日間の休みがあり、ニューヨーク・レッドブルズの10日間より長く休養できました。一方で、西部から東部へ移動した後、すぐにまた西部で試合を行います。米国立気象局のハリソン予報では、試合当日の夜に雨の予報はなく、風も弱い見込みです。日程と移動は、特に後半の出場時間や交代の選択に影響する可能性があります。
公式戦での対戦は初めてのため、過去の対戦成績はありません。共通の対戦相手との結果も、先発や戦術が異なる試合をそのまま当てはめて判断することはできません。ただ、サンディエゴFCがオーランド・シティSCとのアウェー戦でプレスを受け、シュート4本に抑えられたこと、ニューヨーク・レッドブルズがコロンバス・クルー戦で相手のボールロスト直後に決勝ゴールを挙げたことは、この試合のポイントを示しています。
2. マッチアップ分析
ニューヨーク・レッドブルズがまず狙いたいのは、サンディエゴFCの後方からのビルドアップです。バラス監督が最近の3バックを継続するなら、ゴドイとトヴェスコフが中央でボールを受け、前進するパスをつなぎます。ホールの前線からのプレスにメメティとドンコルの中盤での対応が加われば、ニューヨーク・レッドブルズは2人のセントラルMFがボールを受ける瞬間を狙えます。オースティンFC戦ではゴドイが試合を通じて105本のパスを出し、100本を成功させました。しかし、サンディエゴFCは前半、シュートも相手ペナルティーエリア内でのタッチもありませんでした。パス成功率が高くても、前半は効果的に攻撃エリアまで前進できていません。
サンディエゴFCにもプレスをかわす手段があります。インテル・マイアミCF戦では、トヴェスコフが最終ラインの裏へパスを送り、ドレイヤーが2度そのボールを受けてゴールを決めました。ニューヨーク・レッドブルズがラインを上げてプレスをかければ、ドレイヤーが走り込めるスペースも生まれます。GKイーサン・ホーヴァスは今季、最終ラインの裏へ出てボールを処理した25回の試みすべてに成功しており、ホームチームにとって心強い材料です(beIN SPORTS、10月9日)。ただし、ドレイヤーがホーヴァスより先にパスへ追いつけば、すぐに得点機となります。ニューヨーク・レッドブルズがプレスを機能させるには、最初のパスを妨げると同時に、その背後へ送られるボールにも対応する必要があります。
サンディエゴFCが先に高い位置からプレスをかける展開も考えられます。ニューヨーク・レッドブルズはロサンゼルスFC戦とセントルイス・シティSC戦で、自陣でボールを失った後に失点しました。一方、コロンバス・クルーとニューヨーク・シティFCに勝った試合では、ボールを相手に持たせ、相手が前進したところで奪って攻撃につなげました。サンディエゴFCのプレスがボール奪取につながらなければ、逆にニューヨーク・レッドブルズが相手守備の裏へ切り替えるチャンスを得ます。どちらが長くボールを持つかよりも、ボールを失った位置とその直後の対応が重要です。
ニューヨーク・レッドブルズがボールを持つ時間帯は、サンディエゴFCの左ウイングバック、キーラン・サージェントの位置にも注目です。サージェントはLAギャラクシー戦で攻撃参加からゴールを決めました。彼が前に出た状態でサンディエゴFCがボールを失えば、ニューヨーク・レッドブルズは右サイドへ展開し、ハーパーらサイドの選手にボールを送れます。コロンバス・クルー戦でも、ハーパーとドンコルが相手のボールロスト直後に右サイドから決勝ゴールを生みました。ハーパーが先発しない場合は、同じエリアを担う選手も攻撃の形も変わります。
反対に、サンディエゴFCが早い段階からラインを下げれば、ニューヨーク・レッドブルズは今季ホームで苦しんできたポゼッション攻撃を長く続けることになります。シュート数に比べて得点が少ないチームなので、ボールを多く持つだけで優位に立つとは言えません。サンディエゴFCが3バックの前で短くつなぐなら、ニューヨーク・レッドブルズがプレスをかける機会は増えますが、最初からロングパスと低い守備ラインを選べば、その機会は減ります。バラス監督がバラカリを起用して4-3-3に戻す場合は中央の配置も変わり、ニューヨーク・レッドブルズが想定する中盤のプレスの形がそのまま通用するとは限りません。
後半は両監督の交代策が重要になります。バラス監督はオースティンFC戦のハーフタイムにセドリック・バカンブを投入し、イングヴァルトセンの位置を変更しました。バカンブが相手のセンターバックと競り合った後、サンディエゴFCは50分から64分までに3ゴールを挙げました。ニューヨーク・レッドブルズは時間帯別の最近の記録で、46~75分の失点が多くなっています。ドレイヤーの裏への走り込みとバカンブのボックス内での競り合いは、この時間帯にホームチームを脅かす可能性があります。
ただ、サンディエゴFCがリードした後には別の課題が見えています。インテル・マイアミCF戦とオースティンFC戦ではどちらもリードを失い、オースティンFC戦ではラインを下げた後、クロスや空中戦への対応もできませんでした。サンディエゴFCは今季、75分以降に勝ち点12を失っています(SDFC Nation、現地時間9月30日)。ブラッドリー監督はコロンバス・クルー戦で66分と80分に選手交代を行い、決勝ゴールは89分に生まれました。今回は代表から戻った選手たちの出場時間も管理する必要があるため、交代後もプレスをどれだけ維持できるかが重要です。
3. 最終判断と結論
ニューヨーク・レッドブルズの勝利をわずかに上と見ます。予想スコアはホームチームの2-1、または3-1です。前半からのプレスでサンディエゴFCの後方のパスを妨げ、先制する展開を想定しています。ホール、メメティ、ドンコルの復帰で、再びそのプレスを組み立てられます。サンディエゴFCにも、トヴェスコフのパスを受けたドレイヤーの裏抜けや、後半の攻撃的な交代から1点を取る道はあります。それでも、ニューヨーク・レッドブルズが75分以降に相手のボールロストを得点につなげる2-1の展開がより有力です。サンディエゴFCが同点を狙ってウイングバックを前に出した後、再びボールを失えば3-1まで広がる可能性があります。
市場はシーズンの得失点差、ニューヨーク・レッドブルズのホーム不振、直近の0-3の敗戦を踏まえ、サンディエゴFCをわずかに優位と見ています。ホームでの不振は今回も懸念材料です。ただし、直近の敗戦は代表招集でプレスを担う選手たちを欠いた試合であり、サンディエゴFCも最近はリードを守れない試合が続いています。市場と私たちの見方が異なるのは、復帰したニューヨーク・レッドブルズのプレスがサンディエゴFCの後方の組み立てを直接狙えること、そしてアウェーチームが先制してもその後の試合運びを楽観できない点です。
この見通しは、ホール、メメティ、ドンコルが先発し、前半からプレスをかけることに大きく左右されます。ブラッドリー監督が日程や代表復帰後の出場時間を考慮して彼らをベンチスタートにするなら、先制点を奪う根拠は弱まります。その場合はサンディエゴFCが先にリードし、ニューヨーク・レッドブルズが追いつく引き分けの可能性が高まります。