この試合の鍵を握るのは、パトゥムの最初のプレッシャーと、その後ろをカバーする守備陣の間にできるスペースです。アデレード・ユナイテッドは、裏へのランニングやサイドバックのオーバーラップ、ボックス付近での短いパス交換など、そこを突く形をいくつも見せてきました。パトゥムは最近、ポジショニングに問題が出ているだけに、こうした動きのタイミングが大きなポイントになります。
タイポー戦では、ユルのパスからバーネットが折り返し、アラギッチが決めました。その後、キキアニスが守備の裏へムニスを走らせ、グッドウィンもタッラディーラとの連係からゴールを挙げています。こうした攻めの多彩さは、アユタヤ戦で選手が持ち場を離れて追い回していたと監督が苦言を呈し、アデレードのライン裏へのパスにも具体的に警戒を示しているホームチームに対して重要です。
パトゥムにはフィニッシュ役としてグスタフソンが残り、アンデルセンもフル出場デビューを果たして、新たなパスの選択肢になっています。タイメディアはチャナティップの欠場を報じており、攻撃の組み立て方にも注目が集まります。アデレードの攻撃力を評価するのは、確認されていないホームの先発メンバーや特定の代役DFを想定してのことではなく、すでに見せている連係があるからです。
アデレードはボールを動かしてから、サイドバックや前線の選手を走らせて攻撃のテンポを上げてくると見ています。中盤から選手が飛び出してくれば、パトゥムはさらに対応する相手が増えます。そうした動きと、ホームチームに最近見られる陣形の乱れがぶつかる点が、私たちの見立てではこの試合の最も大きなポイントです。アデレード・ユナイテッドの勝利に賭けます。